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黒の錬金術師  作者: 秋元智也
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1話 運命の出会い

オスタリア公国は左を海に面した温和な気候の国

だった。


大きく分けて二つの大きな大陸があり、中央には

危険な海域が横たわり、船での運航は禁止されて

いる。


左の大陸の中央に位置するオスタリア公国は貴族

であるアウグスト・マーロ公爵が国を収めている。


公国は一部の高位貴族が国の根幹を動かして対外

国との交渉もになっている。


オスタリア公国の下にはアネスタ王国が広がって

いる。

そこはまだ歴史も浅いが、王国として国王が政務

を取り仕切っており、国王が全ての権利を持って

いたのだった。


上にはナニス王国が広がり、いつでも攻め入る準

備に勤しんでいるとか……。


そして東を収めるのはファルマン公国。

ここは東が海に面しており、海産物が有名だ。


最近ではオスタリア公国の第一王子へ自分の娘を

嫁がせようと考えているらしい。


ファルマン公国の第一女は今年で16歳になるとい

う。

オスタリアの貴族、アウグスト・マーロ公爵は今

年で48歳になる。


第一婦人アンネとの間には二人の息子がおり、

メノウとアンバーという。

17歳と10歳という少し歳の離れた兄弟だったが、

その上にはもう一人、第二婦人との間の子供がいた。


第一婦人よりも早く子を儲けた為、第一継承権は第

二婦人のレーベの子、イーサになると思いがちだが 

実際は第二子のメノウのが有利に思われていた。

イーサは今年で18歳なので、結婚にはいい年だった。


話を戻すと、そのファルマン公国の上には少し小さ

な国が存在する。

ファルマン公国と、ナニス王国と隣接し、その横の

右側の大陸とも陸で繋がっている国。

それがベリドット王国。


ここは高い山脈に囲まれており、そこを通らない限

り、右の大陸へはいけないようになっていた。


そして最後が右側の大陸を平定して今でも左の大陸

を密かに狙っていると噂される国があった。


それがランドブルグ帝国だった。


皇帝が全ての権限を持ち、他国の侵攻を許さないほ

どに軍事力に優れている国だった。


ただし、東の大陸を攻めるには、どうしても陸路を

通らなければならなかった。


海は禁域とされ、ここを無事に渡れる船は一艘もな

かった。


そこで、ペリドット王国を攻めたい所ではあるのだ

が、それを許さないナニス王国、ファルマン公国、

オスタリア公国、アネスタ王国によって頑固な防衛

陣を張り、牽制しているのだった。


いくらランドブルグ帝国が大国であっても、五つの

国を相手取って戦争など起こせるわけもなく、今は

ただ静観しているのだった。


そんな一つの国である、オスタリア公国には錬金術

塔なるものが二つ建っている。


東に赤の錬金術塔、西に青の錬金術塔だ。


そこには、長年研究だけをして来た学者が日々毎日

のように研究に勤しんでいたのだった。


国を継ぐ第一子であるアウグスト・イーサは東の錬

金術塔へと助力を求めた。


赤の錬金術師で知られる、ハミルトンに会いに行っ

たのだった。


そして、それに対抗するように第二子であったメノウ

は西にある青の錬金術塔へと向かったのだった。


どちらが国を継ぐのか?

それは現在国を動かしている父親であるアウグスト・

マーロの気分次第だった。


そこで、マーロは一つの提案をしたのだった。


『今から三年の間に大きな功績を挙げた者を次期後継

 者とする』


これには、第二婦人のレーベが驚きを隠せなかった。


最初に第一子を産んだ方が優位に立てると思っていた

せいだろう。


婦人達の妨害を阻止し、功績を立てる事が出来るのか?





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