重なり合う世界の果てに
死んだら閻魔様が流れ作業でお前は天国、お前は地獄って言ってるのかと思ってたら、そこに居たのは若いメガネの女だった。そして頭上には何も映されてない画面があった。
メガネ女「どうぞボタンを押して下さい」
俺「あのー。天国か地獄のボタンですか?」
メガネ女「・・・・・。」
俺「あのー?ちょっと!」
メガネ女「・・・・・。」
ハァ~。死んでまで異性にこの扱いか。死んだ後くらいは女の人に優しくされたいよ、、、。
【ポチ】っとボタンを押してみた。ドラムロールが鳴り響き何も映ってなかった画面に文字が浮かんだ。【占い師】
メガネ女「あなたは今日から占い師です。」
俺「ホワイ?俺って死んだから天国か地獄に行くんじゃないんですか?」
メガネ女「・・・・・。」
俺「あの、ちょっと!!」
こんなやり取りをしていたら地面が開いて下に落ちていった。
俺「うわぁぁぁぁ!!!痛ててて。いや、痛くない」
俺の目に映る景色はまるで生きていた世界と変わらなかった。
ただ、頭の上に職業が映し出され俺は【占い師】と出ているが、これってもしかして死んで異世界に転生したってことなのーーー?