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第8話『武術大会3回戦!!〜操る者〜』

どうも、十六夜桔梗です。


現在闘技場では、武術大会の3回戦が行われています。


対戦しているのは、正人と見知らぬ人。


見知らぬ人のほうが優勢ですね。


近接戦闘では、正人が圧倒的に優勢ですが、魔法を使えないため不利な状況です。


リニスで魔法を斬り裂いて何とか頑張っていますが、負けるのも時間の問題でしょう。


せっかく、勝ちを譲ってあげたんですから、もう少し頑張ってほしかったですが、


全力で戦ってくれているので、良しとしましょう。


ちなみに、僕と瀬名と美雪と、今日はクレアも一緒です。


しかも、いつの間にか瀬名と美雪もクレアと仲良くなってました。


「ねえねえ桔梗、このミルクティーおいしいよ?」


「桔梗君、こっちのもおいしいよ?」


「桔梗!私のも!!」


「何度言ったら分かるんですか!!僕は甘い物は苦手なんです!!」


飲み物片手にのんびり観戦中です。


「はーい」


「おいしいのになぁ」


「残念」


何を飲んでいるかと言うと、僕はブラックコーヒー。


瀬名と美雪とクレアはミルクティーです。


なんで瀬名と美雪とクレアは同じものなのに、3人とも勧めてくるんでしょうか?


嫌がらせでしょうか?(ほんっとうに鈍感野郎である)まあ、いいですけど。


さて、コーヒーも飲み終わりましたし、勝負もそろそろ付きそうですね。


ですが、ちょっと引っ掛かるんですよねぇ。


あの正人の相手の見知らぬ人の血走った目。


少し探りを入れてみますか。


『ゾワッ』


「っ!?」


これは!?


桔梗が何かを感じると同時に、正人に向かって対戦相手のリニスが繰り出される


「まずい!!」


「「「え?」」」


桔梗が叫び、瀬名、美雪、クレアが桔梗が座っていた方向を見るが、


そこには既に桔梗の姿は無い。


あるのは桔梗が手を離したため、空中で一瞬静止するカップのみ。


そして、コーヒーが入っていた紙コップが、重力にしたがい落下を始めるのと同時に、


『ガギィン!!』


という、甲高い音が闘技場に響き渡った。


それから一拍遅れて、紙コップが地面に落下し、『コツン』と言う音を立てる。


さらに、闘技場中央にはいつの間にか桔梗が立っており、


正人の対戦相手のリニスを、鎌形態の神龍凰で防いでいた。


誰もが状況を理解できず困惑する中、桔梗は安堵していた。


ふぅ、何とか間に合いましたね。


探りを入れたときに感じたあのどす黒い力の波動。


この生徒、何か良からぬ者(?)に操られていますね。


そう、正人の対戦相手の生徒は、何かに操られていたのだ。


もし桔梗が防がなければ、正人は恐らく死んでいただろう。


「さてと」


『ガィン!!』


「っ!?」


桔梗は軽々と正人の対戦相手の生徒を押し返すと、すぐさま拘束する。


「無属性、下級魔法、『バインド』」


「ぐっ!」


生徒は血走った目で、脱出しようとするが、桔梗のバインドはそう簡単には解けない。


その間に、桔梗は新たなる魔法を行使する。


「光属性、上級魔法、『浄化の光』」


桔梗の足元と目の前に金色に輝く魔法陣が展開され、


そこからあふれ出た光が生徒を優しく包み込む。


生徒の目が通常に戻り、体の力も抜けていく。


そして、桔梗がバインドを解くと、その生徒は気を失い倒れそうになった。


それを、いつの間にか近くに来ていた美羽が受け止める。


「この子をお願い」


審判にそう言って気絶している生徒を任せると、美しいながらも良く通る声で言う。


「この試合は特別事例とするわ!!十六夜桔梗君の介入はやむなしとします!!


よって、この試合の勝者は、戦闘継続可能な久遠正人君!!」


しかし、何時ものような歓声は起こらない。


「このまま、武術大会を続けて」


美羽は審判にそう言うと、桔梗たちに背を向けて、どこかへ向かおうとする。


そして、その後から桔梗も続く。


「あ、おい!俺も行く!!」


はっとした正人は、どんどん遠ざかる桔梗の背中を追いかける。


「あ、私も行くわ!!」


「私も行きます!!」


「わたしも!!」


そこに、観客席のフェンスを飛び越えて、瀬名、美雪、クレアも追いかけてくる。


「なあ、桔梗、一体どこにいくんだ?」


「学院長室ですよ」


桔梗は一見何時もどおりだったが、正人たちは気付いていた。


その表情が、何時もより微かに厳しく、滅多に内心を表情に出さない桔梗が、


表情に内心を出すと言うことは、心の中ではどれほど真剣かと言うことを。


さて、どうだったでしょうか?

このごろ文章が思いつきません。

ピンチです。ピンチです。ピンチです。

すいません。

この後書きもあまり思いつきませんねぇー。

ちょっと気分転換しましょう。

最後に、感想ください!!

前の後書きを読んで、感想くださった方がいました。

とても嬉しかったです。

まあ、それでは、また次回、

お会いしましょう。



次回予告!!

学院長室へ向かう桔梗たち6人。

一体何があるのだろうか!?

波乱の予感!!

お楽しみに!!

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