表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/20

第7話『武術大会2回戦!!』

さて、本日は武術大会の2日目です。


天気は快晴。


僕も現在、自分の2回戦のために闘技場中央に立っています。


ちなみに、僕の前に戦った龍族のレジアス君ですが、一撃で勝負を決めていました。


強いですねぇー。


さてと、そろそろ僕の試合に集中しましょうか。


僕の相手は、ご存知、正人君です。


リニスは、普通の剣の形ですね。


構えは中々隙も少なくていいんじゃないでしょうか?


ちなみに、僕は鎌形態の神龍凰を自然体で持っているだけです。


まあ、隙は全く無いはずですが。


「それでは、試合開始!!」


「うおおおおおおおおおおおお!!」


試合開始と同時に雄たけびを上げながら突っ込んでくる。


その心意気はいいんじゃないでしょうかね?


しかし、


「隙が多いですねぇ」


そう言って、桔梗はリニスを無造作に一振りする。


だが、実際は的確に隙を狙った鋭い一撃である。


『ヒュン!!』


「げっ!?」


『ガギン!!』


「ふむ」


げっ!?とか言う余裕もありますし、結構上手く防ぎましたね。


全然本気じゃないようですね。ここは1つ。


「真面目にやらないと一瞬ですよ?」


桔梗はリニスが霞むほどのスピードで、様々な方向から攻撃を仕掛ける。


「っ!?」


『ガガガガガガガガガッ!!』


しかし、正人はそれを全て防ぎきる。


うーん、結構強めにしたんですが、全て見切りましたか。


結構強いんじゃないですか?


「次はこっちから行くぞ!!」


正人はそう言うと、残像を引き連れつつ、桔梗に突進する。


ん、速い。


『ガギィン!!』


「まだまだぁ!!」


『ガガン!!』


「おっと」


僕を飛び退かせるとは、本当に剣技に関しては、かなり強い部類なのでは?


でも、


「雷属性、中級魔法」


「いっ!?」


あの表情、やっぱり魔法は全然ダメなようですね。


剣技があれほど優秀なのに、リニスが喋らないと言うことは、


魔法の才能がほぼゼロと言うことでしょうね。


「くそっ!!」


いくら焦って近付こうとしても、もう遅いです。魔法の発動を阻止することは出来ません。


『ライトニング』


『バチチチッ!!』


桔梗の眼前に展開された魔法陣から、蒼白い雷光が迸り、正人に向かって殺到する。


「くそっ!!」


やはり正人は、魔法の才能が無いのか、最初から障壁は展開せず、


剣を振りかざして雷光に突進する。


「うおおおおおおおおおおお!!」


正人の雄たけびが響き渡り、そして、


『ドガァン!!』


「っ!?」


正人は、桔梗の魔法を斬り裂いた。


まさか、魔法を真っ向から叩き斬られるとは。


「せいやああああああ!!」


そのまま僕に突っ込んできますか。


なるほど息が上がっていますね、もう限界と言うことですか。


今なら楽に勝てますが、まあ、いいでしょう。


「僕の負けです」


次の瞬間、桔梗の喉に、正人のリニスが突きつけられ、勝敗は決した。


「勝者!久遠正人!!」


「「「「「「おおおお!!」」」」」」」


闘技場に喝采の声が満ちる。


しかし、勝者である正人は何か納得していないような表情だった。


「どうしました?」


「桔梗、なんで最後攻撃してこなかったんだ?あそこで攻撃していれば、


間違いなくお前の勝ちだっただろう?」


もっともな正人の問いに、桔梗は微笑しながら答える。


ただ一言。


「めんどくさいからですよ」


と。


「なっ!?」


「くくく、そんなに驚いてどうしましたか?」


「俺が、魔法を打ち破ったから、それに対してのお前の気持ちとして、


勝たせてくれたのかと思ったのによ!」


「僕は、そんな性格ではありませんよ」


「ちぇっ!感謝して損したぜ」


「くくくくくく」


桔梗は笑いながら、正人に背を向けて闘技場を後にする。


しかし、退場ゲートをくぐる寸前に誰にも聞こえない声で一言だけ。


「正人、僕の魔法を真っ向から打ち破ったのはあなただけですよ。


この勝ちは、あなたの強さに対する僕の気持ちです。」


再び微笑しながらそういった。

さて、どうだったでしょうか?

更新遅れて申し訳ありません。

さらに、今回は眠気と戦いながら書いたので、

なんか微妙です。

自分でも納得できない内容です。

まあ、それでもなんとか最後は上手く纏めたつもりですので、楽しんでいただけたのなら幸いです。

最後に、感想をください。

かなり嬉しいですし、励みになります。

それでは、この辺で。

また次回。お会いしましょう。



次回予告!!

武術大会3回戦!!

桔梗はのんびり観戦!!

の、つもりが!?

お楽しみに!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ