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第5話『決着、明かされる桔梗の真の力!!』

「凄い・・・・・・・・」


「凄いです・・・・・・・・」


「信じられねぇ・・・・・・・・」


瀬名、美雪、正人は言葉は僅かに違うが、全員が感嘆の言葉を呟いた。


いま、闘技場の中央では美羽と桔梗が斬り合っている所である。


そして、凄いのはそのスピードであった。


最早リニス本体を捉えることは出来ず見えるのはリニスを振った後の残像のみ。


そして、その残像もありえないほどの数で、最早、桔梗の周りには黒い膜が、


美羽の周りには青い膜が出来ているように見えるほどである。


そんな状態をもう数分も続けているのだ。


恐るべき体力である。


と、そこで両者とも後ろに跳び退り距離をとった。


2人は息すら切らしていない。試合開始前となんら変わらぬ状況だった。


そして、一瞬、両者とも動きを止めたが、次の瞬間には桔梗が動いた。


桔梗の髪の色が蒼味がかった白金から、グラデーションのある蒼へと色を変え、


瞳の色が金色から、炎のような橙色に変わったのだ。


それを見た美羽の表情が変わった。


爆発的な瞬発力で、次の瞬間には桔梗に向かって走り始めている。


あまりの速さに、瀬名たち3人の動体視力では残像しか捉えることが出来なかった。


しかし、美羽が走り出すのと全く同時に桔梗も動いている。


桔梗が手を一振りすると、美羽に向かって無数の炎の槍が打ち出されたのだ。


それは、美羽の行く手を阻み、桔梗に接近するのを阻止する。


それでもなお、進もうとした美羽だったが、無駄だと判断すると、


即座に別の行動を起こす。


美羽は立ち止まると同時に手を霞むほどの速さで目の前に突き出す。


しかしこの時点で勝敗は決した。そう、この時を桔梗は待っていたのだ。


蒼色の髪は、炎のような橙色に、


橙色の瞳は、澄み切った蒼色に。


そして、次の瞬間、


「チェックメイト」


美羽の喉元に、ピタリと神龍凰が当てられていた。


「「「え?」」」


瀬名、美雪、正人の3人は、目の前で起きたことが全く理解できなかった。


桔梗の髪の色が橙色に、瞳が蒼色になったと思ったら、


次の瞬間には勝負がついていたのだ。


まるで、コマ送りの映像を見ているようにしか思えなかった。


「あらー、やっぱり、勝てるわけ無いわね。強すぎるわ」


「本気じゃなかったくせに何を言っているんですか」


桔梗はそう言葉を返すと、瀬名たちの方を向いて、指を鳴らす。


すると、瀬名たちを覆っていた、四神結界は霧散して消えた。


「おい、桔梗!今のは、一体どう言う事だ?」


正人は、桔梗に走り寄ると、真っ先に質問を浴びせた。


「うるさいですねー、ちゃんと説明しますよ」


「分かりやすくね?」


「はい、まずですね、僕の髪と、瞳の色について説明しましょう。


普段の白金の髪と、黄金の瞳は、僕の本当の髪と瞳の色じゃないんですよ、


あの状態のときは、魔力も、身体能力も、全体の数パーセントまで抑えています。


所謂、封印状態と言うことですね」


「え!?たった数パーセントだけで、あそこまで強いの!?」


「まあ、一応世界最強ですからね。それで、髪の色が蒼色、瞳の色が橙色の時は、


魔力を50パーセントまで、開放した状態なんです」


「なるほど、だからあの時、美羽さんの表情が変わったんですね?」


「ええ、美羽が僕に向かって走り出したのも、魔法の発動を阻止するためです」


「その足止めのために、炎の槍を放ったと」


「その通り。そして、美羽は僕に近寄れないと判断すると、


魔法の発動に備えて、防御魔法を発動しようとした」


「その一瞬の隙を狙われたのよねー。全て計算された結果。頭脳も一流ね」


「ありがとう御座います。今の僕の髪の色は橙色、瞳の色は蒼色でしょう?


この状態は、身体能力を50パーセント開放した状態です。


そして、瀬名たちには見えなかったかもしれませんが、僕はあの時、


ただ美羽に走りよって、神龍凰を喉元に突きつけただけです」


「なっ、お前は、瞬間移動に見えるぐらいの速さで走れるのかよ!?」


「まあ、あれでもまだまだ、遅いほうですけど」


その言葉に、美羽は苦笑して、ほかの3人は絶句していた。


「ちなみに、僕の本当の髪の色と瞳の色は、前髪が橙色で、後は蒼色。


瞳は、右目が橙色で、左目が蒼色です」


「地味に、カッコよさそうだな」


「見てみたいわね」


「私も見てみたいです」


「まあ、また今度ですね。それと、今此処で見たことや、聞いたことは、


全て他言無用ですよ?」


「分かってるよ」


「ええ」


「分かってます」


「ふむ、ならいいですけど」


と、そこで、僕の制服のポケットから携帯電話の着信音が聞こえてきた。


ちなみに、この世界では、科学もしっかりと発達しています。


「はい、もしも」


「人の言葉を途中で遮らないでください、分かりました。今すぐ帰ります」


「誰だ?」


「秘密です。さて、僕はもう帰らないといけないので、また明日」


「気になるな、明日、徹底的に聞いてやる」


「また明日ね」


「また明日」


「私も、明日会えるかしらねぇ?」


「そんなこと知りませんよ」


僕は美羽にそう返すと、神龍凰をペンダントに戻して、


「無属性、上級魔法、『転移』」


転移魔法で、家へと帰った。


そして、現在。


「なんなんですか、一体」


「私もたまには桔梗様に甘えてみたいんです!!」


僕は我が家で、メイド服姿の女性と机をはさんで対峙していた。

はい、どうだったでしょうか?

更新が遅れて申し訳ありませんでした。

今回は、集中力が薄い状態で書いた上に、

時間が無いので、チェックもあまりしていません、

文章構成がおかしい所や、

誤字脱字が有るかもしれません。

申し訳ありません。

最後に出てきたキャラは新キャラです。

ヒロインの1人です。

別に怪しい人じゃありません。

まあ、そんな感じで、

また次回、お会いしましょう。



次回予告!!

メイド服の女性の正体は!!

桔梗も結構苦労している!?

お楽しみに!!

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