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第3話『座席表と自己紹介、そして入学式!!』

「ふむ、まずは自己紹介ですかね、僕の名前は十六夜桔梗いざよいききょう、桔梗でいいですよ。


1年1組です。それでこっちが」


《桔梗様のリニス神龍凰しんりゅうおうです。よろしくお願いします》


「私の名前は紫藤瀬名しどうせな、瀬名でいいわよ。私も1年1組、それでこっちが」


《瀬名様のリニス桜華おうかです。よろしくお願いします》


「あ、はい、桔梗君と瀬名ちゃんですね。


えっと、私は『神崎美雪かんざきみゆき』といいます。


美雪って呼んでください。私も1年1組です。それで、こっちが」


美雪は首から提げている白っぽい青色の丸い宝石を見せた。


《美雪様のリニス冬神とうじんです。よろしくお願いします》


「喋るリニスですか、今日会う人のリニスは全部喋りますね」


「そうよねー」


「たしかにそうですね」


《マイロード、お話中申し訳ないのですが》


「なんですか?」


《教室に行かなくてよろしいのですか?》


「忘れてましたね、それにしてもこのごろ忘れっぽいですね、どうしましょうか」


「ちょ!それどころじゃないわよ!!早く行くわよ!!」


「は、はい!!」


「ちょっと待ってくださいよ」


そんな感じで僕達は教室に向かいました。


教室に着くと、まだ席についてない人もいてどうにか間に合ったみたいです。


「僕の席は、あそこですね」


僕の席はなんと、1番窓際の後ろから2番目。いい場所ですねぇー


そして、僕は座ろうとしたのですが、


「やったー!!」


「ぐあ」


またですか。はい、皆さんの予想通り、瀬名から抱き付かれました。


「やったー桔梗!!隣の席だよ!!」


「分かりましたから、離れてください」


「あ、ご、ごめん!」


「まったく、本当に疲れます」


「あはははは」


「美雪はどこになったんですか?」


「私?私は桔梗君の後ろだよ」


「なるほど」


そんな感じで席について、ボーっとしていると、前から、男子生徒が声をかけてきた。


「なあ、俺の名前は『久遠正人くどうまさと』正人でいいぜ、


こっちが俺のリニスの龍牙りゅうがだ。よろしくな。


お前、学院長と幼馴染なんだろう?すげぇな!」


僕もそれに答えて自己紹介したら、リニスが喋ることを知って、


羨ましがられました。


正人は瀬名と、美雪とも自己紹介を交わして、


その後4人で雑談していたのですが、突然扉が勢い良く開かれ、


『ヒュン!!』


こちらに向かって、白い物体が飛んできました。


まあ、チョークなんですけどね、あまりに早すぎるので普通の動体視力なら、


白い物体にしか見えないでしょう。まず捉えられないと思います。


『パシ!』


僕には見えてるんですがね、なので普通に受け止めたのですが。


誰でしょう、人にいきなりチョークを投げるのは、感心しません。なので、


「ていっ」


『ビュン!!』


ふざけた掛け声と共に投げ返してあげました。


「おおっと」


チョークを投げてきた男性はそれを普通に受け止めやがりました。


結構スピードあったはずなんですけどね。


見た感じ先生みたいですね。


「なんですか、先生っぽい人、いきなりチョークを投げるなんて」


「先生っぽいと言うより先生なんだがな。チョークは、学院長が


窓際後方2番目に骨がある奴がいるから投げてみろと。


たしかに骨があるな」


「本当に斬りましょうかね、あの野郎」


「まあまあ、桔梗落ち着け」


「桔梗、落ち着いて!!」


「桔梗君、リニスをしまって?ね?」


「はぁ、まったく」


「はははは、学院長と幼馴染って言うのも本当らしいな。


さて、席に着け!!」


その言葉で皆席に着く、そして、クラスの半分ほどが、こちらを見ながら


「あいつ、学院長と幼馴染!?」


「まじかよ」


などの会話をしている。


先ほどの場所にいなかった生徒だろう。


「静かに!えーとだな、まずは自己紹介してもらおう」


そんな感じで自己紹介が始まった。


名前と、リニスの名前、種族を言えばいいらしい。


そして、しばらく進んで、1人の男子生徒の番になった時にクラスがざわついた。


何となくそちらに目をやると、かなり美形の男子生徒が立っている。


「俺の名前はレジアス・ガルフォート・レイアスだ。


そしてこっちが、リニスの紅牙こうが、種族は龍族だ」


《よろしくお願いします》


ふむ、喋るリニスですか、それに龍族、さらには人型。結構強いんですかね?


クラスの皆も僕と同じことを考えたらしく、


「龍族だってよ!」


「すげー」


「かっこよくない?」


「無理だよ、私たちが龍族と付き合えるはずないじゃない」


と、かなりざわついています。


最後の言葉がわかりませんね、そこまで龍族って凄いんでしょうか?


まあ、考えたって分かりませんね。


そんな感じで、色々思考をめぐらしていると、僕の順番がやってきました。


そして、僕は何故か最後のようです。


どうやって順番回したんですかね?


それと、喋るリニスはレジアスとか言う龍族と、僕と、瀬名と美雪だけのようです。


そのつどざわついてましたから。僕のときは静かにしてもらいたいです。


さて、いい加減自己紹介しないといけませんね。


「僕の名前は十六夜桔梗です。そして、こっちはリニスの神龍凰。


種族は人間です。よろしくお願いします」


《皆さん以後お見知り置きを》


種族は一応偽っておきましょう。


てか、神龍凰の挨拶かっこいいですね。


そして、やっぱり起きるざわめき。


「喋るリニスいいなぁー」


「強いんだろうなぁ」


「かっこよさはあの人だけど、強さはレジアス君かな?」


「だね、あの人なら付き合えるかもだけど、今度はかっこよすぎてつりあわないなぁ」


「うわぁ、あの人物凄くかっこいい」


「やばいよね、あんなかっこいい人見たこと無いよ」


後半リニス関係有りませんね。


過大評価ありがとうございます。(実際は過大評価でもなんでもない)


そして、なぜ、ここまで瀬名と美雪から殺気が迸ってるのでしょうか?(鈍感だな)


「よし、自己紹介は終わったな、俺の名前は加藤信也かとうしんやだ。


そして、これがリニスの紅蓮ぐれん種族は人間だ」


《よろしくお願いします》


さすが、先生だけあってリニスも喋るみたいです。


「さて、連絡事項は1つだけだな。


明日、武術大会がある、1年生のお前らも参加できるが、


2年生と、3年生も参加する。強い奴も大勢いるから、


勝てる見込みは少ないが、参加したい奴は放課後までに俺に言え、いいな?


それじゃあ入学式だから講堂に行ってくれ」


武術大会ですか、おもしろそうですね。


まあ、参加はしませんが。


そして僕達は、信也先生の指示に従って講堂に向かいました。


講堂ではごく普通の入学式が行われました。


そして、そのまま終わるかと思ったんですが、そうも行かないものなんですね。


問題は学院長、つまり美羽が明日の武術大会の説明をしているときに起こりました。


「えー、まあこんな感じね、それと、1年1組の十六夜桔梗君は、


武術大会強制参加ね♪」


美羽は壇上に立っていて、他の生徒と教師は全員座っているのだが、


僕は思わず席を立っていた。


僕に全ての視線が集まるが、そんな事はどうでもいい。


「何故、語尾に♪が付いている、この野郎、斬る、斬ってやる」


僕は神龍凰の双鎌形態、つまり両手に巨大な鎌を持った状態で、


壇上に向かって一気に跳躍しようとする。


「ちょっ!?落ち着けって、桔梗!」


「桔梗、落ち着きなさい、怖いわ!かなり怖いから」


「桔梗君、落ち着いて、リニスしまって!」


そんな感じで3人が宥めて来るが、最早我慢なりません。


「しっかり捕まってて下さい」


「「「へ?」」」


桔梗はそう言うと、疑問の声を上げる3人に構わず、


宥めるために体を掴んでいた3人をぶら下げたまま、壇上まで一気に跳躍した。


「なっ!?」


「え!?」


「ひ!?」


3人がそれぞれ驚きの声を上げるが、桔梗は難なく宙を舞い壇上に着地した。


いくら最前列とはいえ、壇上まではかなり距離がある、


桔梗のあまりの跳躍力に、会場中の者が絶句する。


「あらー、跳躍力が半端じゃないわねー、まあ、丁度手合わせしたかった所だし、


今から闘技場行きましょうか。教頭!!闘技場には誰も入れないでね!!」


「分かりました」


なんか話の方向性があれですが、まあ、いいです。


本当は冗談だったんですけど、僕も美羽と戦ってみたいですし。


それと、いろんな所から聞こえる


「あいつ、学院長にリニスなんて向けるからだぜ」


「だな、誰も入れないようにしてボッコボッコだろうな」


なんて声も無視です。


「それじゃあ、先に行くわね」


「無属性、上級魔法、『転移』」


美羽の足元に魔法陣が展開されたと思ったら、美羽は光包まれ、


その光が消えると、美羽の姿も消えていました。


「すげー、上級魔法詠唱破棄だぜ」


「簡単に出来ることじゃねえよな」


「リニスも使ってなかったしなすげーぜ」


最初はこんな感じの声がいろんな所から聞こえていたのですが、しばらくすると


「それにしてもあいつ、喧嘩売って取り残されたぜ、かっこわりぃー」


「ああ、超かっこわるいぜ」


「容姿がいいからって調子に乗ってるよな」


なんて声が、大半になり始めましたね。


「ふむ、僕ってそんなにかっこ悪いですか?」


「そ、そんなことないぜ」


「そ、そんなことないよ」


「そ、そうだよ」


フォローしようとしてるのがばればれです。


「はぁ、僕は評判なんてどうでもいいんですけど、


正人たちの評判まで落ちたらダメですからね。


仕方ありません」


「なにするの?」


「まあ、見ててください」


瀬名の言葉にそう返すと、大勢の生徒がざわめいているにもかかわらず、


不思議と全員の耳に届く静かな、凛とした美声で言葉を継いだ。


「無属性、上級魔法、『複数転移』」


次の瞬間桔梗、正人、瀬名、美雪の4人の足元に金色に輝く魔法陣が展開される。


「なっ!?」


「嘘!?」


「凄い!!」


3人は驚きの声をあげ、ほかの生徒や教師も自分の目と耳を疑う。


次の瞬間、4人は金色の光に包まれ姿を消した。


そして、講堂には呆然とする生徒や、


「嘘だろ・・・・・」


などとつぶやく生徒、


「上級魔法詠唱破棄、さすが、学院長の幼馴染だな」


と、呑気に笑う信也たちが残り、しばらくは騒ぎが収まらなかった。


はい、どうだったでしょうか?

個人的には、全く満足いきません。

なんか文章の構成だけでなく、

言葉の言い回しもおかしいような気がする今回です。

はぁー。

後、更新遅れて申し訳ありませんでした。

気ままに書いてたらこうなりました。

でも、次の話も出来てるので一緒に投稿します。

そして、同じ時期に書いたので、

当然次回も言葉の言い回しがおかしいと思います。

まあ、覚悟を決めてみてください。大袈裟ですね。

とりあえず、このへんで。

それでは、また次回。お会いしましょう。



次回予告!!

美羽VS桔梗!!

の戦いはまだ始まらず、

ちょっと色々補足説明的な回になります。

分かりにくいかもしれませんが、

もうすぐ番外編で一度纏めるので、

気にしないでください!!

それでは次回、お楽しみに!!

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