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第1話『まずはお約束さ!!』

見渡す限り、木、木、木。


まあつまりは、森の中に一人の青年が立っていた。


190cmはあるだろう、長身で、体型は痩せ型。


漆黒のリボンで結われた、腰の少し下まである、


木漏れ日を反射してキラキラと輝く蒼味がかった白金の髪、


至高の宝のように繊細で美しい顔の作り。


涼しげな金色の瞳。


男にしては、白いきめ細かい肌。


体のどの部分をとっても、芸術品のような青年だった。


彼の名は『十六夜桔梗いざよいききょう』。


この世界に2人しかいない神の両方を両親に持ち、


その2人を軽く凌駕する力を持った、世界最強の男である。


しかし、その彼は今、


「今思いましたけど、この年で迷子ってどうなんでしょう?」


ダメに決まってるじゃないですか。


・・・・・迷子だった。


「迷子で悪かったですね、ダメで悪かったですね」


地の文を読んで落ち込むなよ。


てかなんで、地の文を読めるんだよ。


「僕は仮にも世界最強の龍神帝りゅうじんていです。常識は通用しません」


作者としてそれは困る。


「同じ十六夜を名に持つものとして、頑張りましょう」


ていうか、何で最初からこんなメタ発言ばっかりなんだよ。


「僕が地の文を読んだからです」


意外と冷静だな


「僕は、いつだって冷静です」


ああ。もう分かったよ、俺は消えるから、主人公として頑張って。


「分かりました。最後に僕をちゃんと学院に」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「もういませんね、はぁ」


作者が紹介してくれたと思いますが、一応自己紹介を、


僕の名前は『十六夜桔梗いざよいききょう


これでも一応、この世界に2人いる神の両方を親に持った、


世界最強で間違いないと思われる男です。


今日から、『セレステア魔法学院』に入学するので、


そこに向かっていたはずなのですが、迷ってしまいました。


ちなみに、セレステア魔法学院とは、


魔法や体術などを教えてくれる学院です。


別に、専門学校とかではありません。


皆さんが通っている学校と同じでこちらでスタンダードな学校です。


セレステア魔法学院は結構大きな学院なので、


楽しみにしているのですが、迷子です。


このままでは入学式に遅刻してしまいます。


そして、目の前に更に僕の登校を邪魔する存在が現れました。


普通の狼の倍以上の大きさのある狼です。


名前は確か、そのまんま「ジャイアントウルフ」だったと思います。


ネーミングセンスがありませんね、名前付けたのは誰でしょうか。


ちなみに、モンスターにはランクと言うものがあります。


下位から順に、G、F、E、D、C、B、A、AA、AAA、Sです。


ジャイアントウルフが何だったかは忘れましたが、


感じる力の波動からして、EかDと言った所でしょう。


さて、思いっきり食われそうですね、


逃げましょうか、でも近くに人の気配を感じるんですよね。


多分ジャイアントウルフも気付いてるでしょうから、


僕が逃げたらその人が狙われますね、


まあ、その人の力の波動は結構強いですから、倒せるかもしれませんが。


一応僕が倒しましょう、魔法を使いますかね。


リニスでもいいですけど。


あ、ええと、リニスとは、その人専用の武器みたいなものです。


普段は、アクセサリーなどの形をしています。


僕のは漆黒のダイヤ型の宝石で、ネックレスにして首から提げてます。


ですが、『(リニスの名前)set up』と言えば、起動して武器の形になります。


つまり、僕のリニスの名前は『神龍凰しんりゅうおう』なんですけど、


『神龍凰 set up』と言えば、起動すると言うことです。


でも、この言葉を言えば、誰でも起動できるわけではなく、


持ち主の声でないと、起動することは出来ません。


それと、強力なリニスになると、自分の意思を持って喋ります。


ちなみに、僕のリニスも喋ります。


リニスは、そこら辺の武器屋に売っている訳ではなく、


最初は、リニス石と言う、ただの石です。


ですが、それを持つことによって、持った人の力の波動に反応して、


アクセサリーの形になります。


そして、持ったときに、自然と頭の中に入ってくるリニスの名前を使って、


起動すれば、武器の形になって、自分専用のリニスの完成です。


リニスの、武器の形態は、1つだけではありません。


1つだけの人もいますが、何種類もある人もいます。


ちなみに僕の神龍凰は、「鎌」、「剣」、「刀」、「槍」、「杖」、「銃」など、


何種類にも変化します。


まだ更に「双鎌」、「双剣」、「双刀」、「二丁銃」などなど、物凄くたくさんあります。


ここまで、いろんな形態があるリニスはさすがに無いかもしれません。


最後に、リニスは壊れても、自動再生機能と言うものが付いていて、


勝手に再生してくれます。便利ですね。


さて、説明していたら、いつの間にかジャイアントウルフが目の前です。


そろそろ、倒しましょう。


「神龍凰 set up」


《イエスマイロード、set up》


桔梗が首から提げていたネックレスが、一瞬光ると、


次の瞬間には、桔梗の手に2メートルはあろうかと言う、巨大な鎌が現れた。


そして、桔梗は眼前に迫っていたジャイアントウルフに向け、


巨大な鎌を一閃。


呻き声すら上げられず、ジャイアントウルフは真っ二つになった。


はい、終わりましたね。


弱かったですね、ジャイアントウルフ。


一撃です。


初の戦闘描写5行で終了です。


ちょっと悲しいですねぇー


さて、近くに感じていた人の気配が近づいてきています。


リニスの説明中にジャイアントウルフが吠えていたので、


多分様子を見に来ているのでしょう。


学院の場所を聞きたいので、しばらくここにいましょうかね、


その間に、魔法の説明でもしましょう。


まず、魔法には属性があります。


火、水、氷、雷、土、風、光、闇、無、の9属性です。


次に、ランクと言うものが存在します。


下位から順に、初級魔法、下級魔法、中級魔法、上級魔法、最上級魔法、


究極魔法、古代魔法、神聖魔法です。


9属性全てに下級から神聖まで様々な種類の魔法があります。


初級魔法から上級魔法まではかなりの種類があります。


最上級になると4から5種類、究極は3から4種類。


古代は2から3種類、神聖は2から1種類です。


人間や獣人には、過去に1人のみ全属性の究極魔法を


全種類使えた人間がいたと言う伝説が残っています。


古代、神聖魔法は全属性使うなど論外。


人間や獣人で神聖魔法を使えた人はまだ1人もおらず、


上の、全属性の究極魔法を使えた伝説の人間でさえ、


古代魔法は、火と水の2属性しか使えなかったそうです。


まあ、これは人間と獣人の話で、


龍族や神族には神聖魔法まで使える人もいます。


僕の親の龍帝と神帝は9属性全て、神聖魔法まで使えます。


勿論僕も、9属性全て、神聖魔法まで使えます。


あ、これは別に自慢や、龍族や神族が、


人間や獣人を蔑んでると言う事ではなく、


究極、古代、神聖魔法がどれだけ凄いかと言うことを、


分かってもらえればいいです。


僕も、自慢や人を蔑む人は嫌いなので。


それと、魔法には詠唱と言うものが有ります。


詠唱は、魔法のイメージを言葉にしたものなので、


魔法を発動するときは唱える必要があります。


詠唱をすることで威力を高めることも出来ます。


しかし、魔法のイメージを完全に頭の中に入れることが出来れば、


詠唱をせずに魔法を発動できる詠唱破棄と言うことが出来るようになります。


初級や下級は割と簡単ですが、中級ぐらいになると、


結構難しくなります。


最上級などは、詠唱破棄は、ほぼ不可能と言われています。


ちなみに僕は神聖魔法も、9属性全て詠唱破棄できます。


まあ、魔法はこんな感じです。


さて、丁度、気配を感じていた人も来ましたね。


「そこのあなた!!大丈夫!?」


女性ですね。


身長は165cmといったところでしょうか?


背中の中ほど辺りまである黒髪が綺麗ですね。


顔も整っていますし、ボディーラインも。


はっきり言って物凄い美人ですね。


「すごい、ジャイアントウルフを真っ二つにするなんて、


あなた一体何者?」


「ああ、僕ですか?僕は迷子ですね」


「・・・・・・・・は?」


僕としたことが、墓穴掘りましたね。

はい、いかがでしたでしょうか?

夏バテ気味です。

執筆は頑張ります。

すでに更新遅れ気味ですが、頑張ります!!

書くことありませんので、また次回!!



次回予告!!

ようやく学院に到着!!

学院長登場だよ!!

後何があるかは書いてみないと分からない!!

お楽しみに!!

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