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第11話『事件の真相!!』

「丁度1週間前、私がマスターを務めるギルド、


天空の覇者に、1つの依頼が来たのよ」


「1つの依頼ですか」


「ええ、Aランクモンスター。『トリックスパイダー』の討伐依頼」


「ふむ」


「なるほど」


「そう言うことですかぁ」


桔梗、アリス、エリスは何かを納得したように言う。


「あら、もう事件の真相が分かったの?本当に怖いわねぇ」


それを見て、美羽は言葉とは裏腹に、嬉しそうに微笑しながら言う。


「ええ!?もう真相分かったの!?」


「まったく分からないです」


「全然分からないわね」


「と言うか、トリックスパイダーってなんだ?」


それ以外の4人は何時も通りである。


それを見て、美羽は苦笑しながら話を再開する。


「トリックスパイダー、Aランクモンスターの下級に分類される、


巨大な蜘蛛の様なモンスターよ。


幻術などを使って、相手を混乱させて戦うことから


この名がついたわ。


稀に力がとても強いものがいて、記憶などを操作できるものまでいるの。


それで、記憶保護と幻術無効の魔法を自分にかけてから、


討伐は行うのよ。


今回もしっかりとどちらの魔法も掛けてから討伐に向かったのだけれど。


稀に力が強いものがいるといったけど、


その中でもさらに強力なものが、もっと極稀にいるのよ。


生半可な記憶保護と、幻術無効の魔法なんて、


いとも容易く打ち破るほどの力を持ったものが。


今回は運悪くそれに当たったみたいでね。


討伐部隊の記憶が改竄されていたみたいなの。


討伐は成功していないのに、成功したと言う風に。


今回記憶保護と、幻術無効の魔法を掛けたのは、


私のギルドのSランクのギルド員だったから、


大丈夫だと思っていたんだけれど。


そして、この討伐部隊にさっきの男子生徒も入っていたの。


一応Bランク保持者でね。


経験を積みたいという事で、志願してきたのよ。


そして、この討伐部隊の編成員が全員。


男子生徒みたいに操られていたことがさっき判明して、


あの生徒も止めようとした所で、桔梗が気付いてくれたと言うわけ」


今まで静かに聞いていた桔梗が、口を開く。


「Sランク保持者の魔法を打ち破るほどの強大な力。


記憶改竄能力に加え、人を操る能力まで兼ね備える。


『キングトリックスパイダー』ですか」


「「「「キングトリックスパイダー?」」」」


その4人のはもりに答えたのは、終始ニコニコしながら聞いていたアリス。


「キングトリックスパイダー。100年に1度くらいしか現れない、


トリックスパイダーの上位種だよ。


普通のトリックスパイダーとは比べ物にならない、


強大な力を持っていて、Sランク下位に分類される強さだよ」


そして、最後に何故か真剣な顔つきになったエリスが締めくくる。


「そして今、この場に急接近してきている奴です」


「「「「え?」」」」


その言葉を聞いて、正人たち4人が疑問の声を上げるのと同時に、


『ドォォン!!』


という轟音と同時に、学院長室の一角が砂煙を立てて崩壊した。


そして、砂煙の中から姿を現したのは、


不気味に光る目を持つ、巨大な蜘蛛。


『キングトリックスパイダー』。


「な、なんでここに!?」


焦ったように正人が言うが、それとは対照的な、


静かで落ち着いた声が不思議に響き渡る。


「僕が呼んだんですよ。あの男子生徒の洗脳を解除するときに、


特別な術式をそこの蜘蛛に逆送信しましてね。呼び寄せたんです」


それは、いつの間にか巨大な鎌形態の神龍凰を構えた桔梗の声。


「何でそんなことを?」


桔梗の落ち着き払った声で、ほぼ落ち着いた瀬名が尋ねる。


それに桔梗は、静かに、涼しげに、しかし厳しく目を細めながら、


それでも微笑を浮かべて答える。


「勿論。討伐するためですよ。


僕の友達を傷つけようとした罪は重い」


その言葉を発した瞬間、桔梗の雰囲気が変わる。



『我、龍神帝の名を冠する者。今、その真の力を解き放たん』



『能力封印、完全解除』




髪の色は蒼と橙に。瞳の色も蒼と橙に。




発せられるは、息も詰まるほどの圧倒的力の波動




吹き乱れるは金色に光り輝く強大な魔力




その手に握るは、真の姿を現した神龍凰





今、世界最強の龍神帝が降臨する。




さて、どうだったでしょうか?

このごろ小説家になろうに、不具合が相次いでいるようで、

なんか、こちらのテンションも下がります。

運営の皆さんも、疲れていることでしょう。

そんな僕のテンションの関係で、

小説家になろうが安定するまで、

更新速度が落ちると思います。

まあ、今でも遅いので、変わらないかも知れませんが、

安定したら、前よりも早く更新できるように頑張りますので、

少々モチベーションアップの時間と言うことで。

更新を止めたりはしませんので、ご安心ください。

それでは、また次回、

お会いしましょう。



次回予告!!

いよいよ桔梗の本気が!?

桔梗「一撃で決まりますよ」

お楽しみに!!

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