第10話『生徒会長と副会長登場!!』
さて、突然現れた2人の美少女を見て、正人、瀬名、美雪、クレアは驚いた顔を。
美羽は既に気配に気付いていたため驚きはしなかったが、またか、みたいな感じで溜息を。
桔梗は入ってきた2人の美少女のうち、小さいほうを見ながら言う。
といっても、どちらも140cmあるかないかと言う小柄さ加減なのだが。
「あなたは、入学式の日にゴーレムで僕を襲ってきた人ですね」
皆さん!覚えているだろうか!!
入学式の日に桔梗がゴーレムに襲われたことを。
その時にゴーレムを作って操っていた張本人が今、桔梗の目の前にいる少女なのだ。
ちなみに、作者は読者の感想でどうなったのか?と聞かれるまで忘れてました。
「あれ?何で知ってるの?」
「あのときのゴーレムから感じた魔力の波長と、君の魔力の波長が同じものだからですよ」
桔梗のその言葉を聞いて、少女は驚いた顔をしながらも微笑を浮かべる。
「へぇ、まさかばれるとはね。魔力の波長は出来るだけ変えてたはずなんだけど。
やっぱり私の感覚は正しかったみたいだね」
「あなたの感覚?」
「そうそう。入学式の日に、なんか力を隠してる生徒がいるなと思ったから、
試させてもらったんだ。全然本気を出させることは出来なかったけど。
あなたをゴーレムで襲った理由もこれ」
「なるほど。そう言うことでしたか」
桔梗がそう言って納得すると、もう1人の少女がおずおずと話しかけてきた。
「すいません、私は止めたんですけど、アリスちゃん言うこと聞いてくれなくて」
なんか、なきそうである。桔梗は大急ぎで答える。
「いやいや、構わないよ」
そう言って桔梗が撫でてあげると、
「はぅ!?////////」
一瞬驚いた声を上げたが、すぐに顔を赤くしてうつむいてしまった。
それを見て、美羽が少々羨ましそうにしながら(無論桔梗は気付いていないが)
「桔梗、言っておくけどその2人、2年生よ」
と言う爆弾発言をした。
「「「「ええええええええええええ!?」」」」
正人たち4人には中々の威力が。
「ふむ、そうなんですか」
桔梗には水鉄砲ほどの威力も無かった。
しかも相変わらず少女、いや、2年生ならもう女性だろうか。
を、撫でたまんまである。
「あれ?あんまり驚かないんだね?」
撫でられていないほうの女性が桔梗に話し掛けてくる。
「僕はそこそこの情報は仕入れるようにしています。
あなたは生徒会副会長、『アリス・バンニグル』。
今僕が撫でている方が、生徒会長『エリス・ハミリオン』でしょう?」
「へぇ、ご名答。中々やるようだね」
「それはどうも」
「私のことも知ってたんですかぁ」
桔梗はようやくエリスを撫でていた手を離した。
ちなみに、正人たち4人は2人がまさか生徒会長と副会長だ、
などとはやはり思っていなかったようで、唖然としている。
ちなみに、アリスは身長138cmと超小柄。
歳は一応16歳。髪の毛は背中の中ほど辺りまで伸ばした金髪。
瞳も金色である。顔立ちはとてつもなく可愛い。
エリスは身長137cmと微かにアリスより背が小さい。
こちらも歳は一応16歳。髪の毛は地面すれすれまで伸ばした銀髪。
瞳は赤色。顔立ちはアリス同様、とても可愛い。
「ところでさ、君の名前と正体は?」
その言葉に、桔梗がピクリと反応する。
「名前はともかくとして、正体とは?」
「だって君、人間じゃないでしょ?私はこう見えても一応龍族だし。
力の波動ぐらいは感じられるよ。君の力の波動。
どう見ても人間の物とは比べ物にならないからね。
それに、私は気配消してたつもりだったのに、気付いてたのもさ。
今まで気付けたのは、学院長だけだったもん」
「なるほど。それにしても、まさか此処までの人数に正体を話さないといけないとは」
桔梗はそう言って溜息をつく。まあ、最初はそんなに教えるつもりは無かったのに、
いつの間にか、正人、瀬名、美雪、クレア、アリス、エリス。
と、入学早々6人もの人に話すとは思わないだろう。
「さて、それでは僕の正体を話すとしましょう」
そう言って、桔梗は自分の正体をクレア、アリス、エリスの3人に話した。
「凄い・・・・・・・・・・」
「龍族か神族だろうとは思ってたけど、まさかそこまでとはね」
「龍神帝ですか、すごいですねぇ」
これが桔梗の正体を知った3人の反応である。
ちなみに、エリスは神族であると聞いて、正人たち4人はまた驚いていた。
当然アリスが龍族だと名乗ったときもである。
「さて、アリスとエリスは盗み聞きしてたんだから、事情は分かってるでしょう?
私が入手していためぼしい情報と言うのを教えるわね」
そしていよいよ、美羽が今回の生徒操られ事件について、
関係の有りそうな情報を話し始めた。
さて、どうだったでしょうか?
今回も更新が遅れてしまいました。
申し訳ありません。
理由は色々あるのですが、一番は忙しかったことですね。
すいません。言い訳ですね。
もう1つ言い訳させてもらうとですね、
リニューアルした後のサイトが個人的に使いにくくてですね、
テンションがた落ちして、書く気が失せてしまいました。
まあ、何とか頑張って書きましたが、相変わらずテンション低かったんで、
文章おかしい所があるかもしれません。
まあ、次は頑張りますので、よろしくお願いいたします。
次回予告!!
桔梗の頭脳が、一気に事件の核心に迫る
お楽しみに!!