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12 カノン

 12番目のゲーム雑記は、カノンです。

カノソ(Kanoso)ではなくて、Kanonです。


 wikiから引用します。

概要

『Kanon』は、18禁パソコン用ソフトとして1999年6月4日にKeyより発売された。性的要素だけでなく、シナリオに「泣き」「感動」の要素を取り入れた、いわゆる「泣きゲー」と呼ばれるジャンルの先駆けとなった作品で「泣きゲーの金字塔」と呼ばれ、以後の恋愛アドベンチャーゲームに多大な影響を与えた。また、感動要素に隠れがちではあるものの、ビジュアルアーツ社長の馬場隆博は、日常描写に楽しさを持ち込んだ点を大きく評価している。


追加要素等を加えての再発売だけでなく、パソコン用ソフトとしての枠を超えてコンシューマゲーム機やモバイルデバイスにも広く移植されており、テレビアニメや小説、漫画といったメディアミックス的な展開が行われている。

ここまで。



 ヴィジュアルアーツという会社のKEYというブランドが

作ったゲームです。

一昔前なら、一部では鍵っ子と呼ばれていました。


 製作者の簡単な内訳は下記のようになります。


企画 - 久弥直樹

シナリオ - 久弥直樹、麻枝准

原画 - 樋上いたる

CG - みらくる☆みきぽん、鳥の、しのり〜




 自分の書いた小説

「エロゲライター自伝 エロゲから始める人類の魂の救済」で

KEYというブランドの歴史っぽいものを書いてありますので、

興味ある方は読んでみてください。


 ここのサイト、小説家になろうで有名な話としては、

今はBANされてしまった「こぴーらいたー@風倉」さんの

『なろう批判を批判する!』などでも紹介され、

作られた2次創作の数が53万です!

みたいなフリーザのセリフを思わせる言葉で紹介されていたりしました。

なろう小説の前身となったのはカノンの2次創作みたいな主張だったと

思います。


 もうギャルゲの古典みたいになっていて

今更語る事もないのですが、温故知新という言葉もありますし、

紹介したいと思います。


 最初にキャラクターデザイン、原画の樋上いたるさんについてです。

 

 樋上いたるさんは、KEYを辞めて別の所で働いているようです。


 この人のキャラクターは独特で、自分も最初は受けつけなかったのですが、

徐々になれてきて今では大丈夫になりました。(←何が?)


 後に色々多くの人の情報などを吟味して頭で熟成させたところ、

思いついた事があります。


 絵は万人が認める下手さなのですが、可愛いという人や

多くの人にマネされるという愛されるキャラクターを描く能力に

恵まれた絵描きだったのではないかと思いました。


 人気のあるキャラクターに焦点をあてると、

「月宮あゆ」というメインヒロインがいるのですが、

このキャラクターの造詣は、赤いカチューシャと

羽のはえたリュック、ダッフルコートというデザインになっています。

実はこれ、韓国のドラマの「冬のソナタ」のヒロインが1話で

きている服装にそっくりです。

そうです。大ヒットしたドラマでエロゲのキャラの服のデザインが

マネされていたのです。<な、なんだってー!!!


 他のキャラクターもマネしたくなる可愛さがあり、

それが2次創作やコスプレなどをしたい人にウケたのかもしれません。

最近だと、鬼滅の刃のキャラクターが絵はそれほど上手くない

(個人の感想です)のにマネしたくキャラクターとして人気がある気がします。


 今にして思えば絵の下手な樋上さんには、

キャラクターデザインに注力してもらって

他に、絵の上手い人を雇うなどをした方が良かったと思いました。


 今からでも外部発注としてキャラクターデザインを頼むなどは

しても良いかもしれません。


 キャラクターデザインについては、これくらいにして、

次にシナリオについて書いてみたいと思います。


 シナリオは、ヒロイン別に分岐するようになっていて

一人のヒロインのルートに入ると他のヒロインは

不幸になっているんじゃ?

と妄想を膨らませてたまらなくなり、2次創作が

作られる原動力になったのではないかという推測をする

人なども多くいるようですし、実際そうだったと思います。


 一見、ハッピーエンドなんですけど、

他のヒロインはどうなったんだろうとか

このカノンという話自体がメタ構造になっていて

実態がないようなそんな悲しい雰囲気を漂わせていたり、

アニメではそのへんをうまく調理しようと、

複数のヒロインルートを通った色々な女の子に

手を出す主人公みたいになっていたり、

弊害などもだしつつ、リアルな感じでハッピーエンドに

持っていくエンドになっていました。


 次はシステムについて。

 

 このノベルゲームというジャンルは、

アニメのように絵を描く労力も少なく、

立ち絵とその顔のパターンというように

細かく表情を変える演出もできたり、

背景も1枚絵で済んだり、

音楽もその場の雰囲気にあわせて流せ、

小説と違い、その場の臨場感を盛り上げる事ができます。

安価な総合芸術とでも呼べるジャンルなのですが、

現在のハードやスマフォなどの流行とマッチせず、

時代に取り残されてあまり流行っていない状況です。


 音楽や立ち絵などを自由に使えれば、

スクリプトなどによりシナリオを追加すれば

少ない容量で誰でもシナリオを追加できるという

メリットがあるのですが、そういう方向では

あまり流行りませんでした。


 タイプムーンのFateなどは、世界観と

キャラクターの共有がうまくいってヒットが

続いていたりします。


 麻枝准の最新作、「Heaven Burns Red」

が発売されるようです。

ジャンルはRPGで、ハードは、スマフォです。

内容はまだ、わかりませんが、老眼が入ってきて

小さい文字が見れないので、スイッチかパソコンあたりにも

出してほしいです。



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