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86.社畜?

アラサー二人が社畜になってしまった。何度も事務処理ソフトを脳に強制的に注入した副作用かも。製品版を一回使うだけなら問題ないはず。多分。


バリバリ働くので。年配二人の仕事が無くなってしまった。手持ち無沙汰の二人は相談したようで、「このままだと皆さんのお荷物になって心苦しい」と退職を願い出てきた。


「山崎さんの会社からわざわざ移籍してもらったので、それでは山崎さんにも申し訳ない」と、言ったところ。「実は山崎社長にも相談をしました。戻ってきても良いと言ってくれたのですが。そろそろ潮時かと思ったので」と言って辞表を出してきました。


居酒屋で送迎会をしました。短い間だし、二人の人生設計を変えてしまったようで心苦しいものをありますが。年配二人を送り出します。退職の記念品として置時計型のお守りを渡しました。家内安全と火除の術式は5年くらいは持つ仕様。


ちょっと精神的には「失敗した」感がありますが。これで社内にいるのは全員魔法関係者になったので。仕事がやりやすくなったのは事実。これも結果オーライか。


気持ちを切り替える意味も含めて。一般市場向けの、催眠学習機を偽った魔道具を作ります。これも人工魔石に術式を刻み。レーザーで人工貴石にサーキットを刻みました。と、言い張る仕様。


ソフトは事務処理用と語学用を用意。最初から日本語版と英語版を作ります。他の言語も順次追加する予定。これは研究室を通してないので、一応教授には断りを入れ、「海外から引き抜きいたスタッフに開発させた」と偽って。初の大学側にパテント料がいかない製品となりました。


なお、米国と日本の魔法関係ネットでは、本当の仕様を公開してるので。とくに語学用が引っ張りだこになりました。他の言語版も早く作ってくれという要望が多数来たので。急遽、追加でドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、中国語(北京官話)、中国語(広東語)、アラビア語、ラテン語、ギリシア語、ハングル(韓国)と、続けてリリース。これ以降も要望があったら追加していく予定。


評判はよかったけど、数はあまり売れませんでした。グループで買って、皆で使いまわしすればよい製品なわけで。値段設定を安めにし過ぎたか。反省。


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