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3.BOY MEETS GIRL 1

修行の詳細は割愛する。真剣で真面目なものではなく、ネタに走った内容に思えたが、素人なので突っ込みは回避された。宇宙開発初期の訓練のような、現代人から見たら噴飯もののカリキュラムというか。香港製カンフー映画の修行シーンみたいというか。無駄の極致にも思えたが。なぜか効果はあった。理不尽。


初期レベルの修行で時間切れになったため。サポート兼体調モニター用と言って渡されたマジックアイテムを持って下宿に戻ってきた。これ、多分だけど、取材用のネタ記録も兼ねてる気がするが、サポート機能はありがたいのでもらっておく。体調も心配だしね。なにしろ、一度死んでるわけだから。


下宿は東京だが、大学のキャンパスは神奈川にある。大学の本校は都内なので下宿も都内を選んだのと、なにより都会に住みたかったのである。部屋代が高いのでバイト必須になってしまったけど。おまけに、通学時間も1時間以上と長い。と言うわけで、今日も早朝から家を出る。


スマホで小説読んだりTwitterをしつつ電車を乗り継ぎ。下車したら徒歩で学校に向かう。キャンパスがあるのは丘の上。線路沿いにしばらく歩いてから丘に向かって曲がり、住宅街の間の坂道を進む。特に学校手前が急坂なので、雪の日には滑って難儀する。バスで登る人もいるけど、このくらい歩かないと足腰が弱る。都会人は運動不足過ぎる。と、思ったり。


そんなこんなで到着して掲示板を見ると休講だった。しまった、ネットの掲示板を見るのを忘れてた。次の講義は午後なので、時間が余ってしまった。というわけで、丘の反対側にある公園に行く。森の中に古民家が移築されている公園で、わりとお気に入りのスポットだったりする。


古民家の土間に腰掛けて瞑想の自主訓練を行い。アイテムボックスからペットボトルをだしたところで、女子高生と目があった。こんな時間に女子高生がいるはずがないので、自主休講だろうか。目が赤い感じがするので、もしかするといじめ?


そこで、アイテムボックスがまだ開いたままで。黒いモヤモヤが浮かんでいるのに気がついた。










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