表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/109

2.バイオハザード?

「いろいろ疑問もありますが。助けて頂いたみたいなので。とりあえずお礼を」そう言って頭を下げると。「いや、原因は私にもありますので」と、山田さん。「私がこちらに来る際に、服か荷物に向こうの植物の種が付着していたみたいなんです」なるほど、検疫を抜けてくる外来植物みたいなものか。というか、マンドラゴラって実在の植物だったのか。いや、我々の世界とか言ってた気もするから。もしかして、山田さんは異世界人?


「とりあえず出ましょう」と促されるままに部屋を出て振り向くと。空中にトンネルというか土管の入り口みたいな穴が浮いていた。


「これはマイルームというアイテムボックスの亜種みたいなものです。なので、次はこれをイメージして。マイルームと唱えてください」


「マイルーム」と言うと。空中に穴が出現した。入ってみると、さっきより小さい。まさにカプセルホテルだった。「魔力量と。慣れもありますので。最初はこんな物かと」


「すでにお気づきでしょうが。私はこことは別の世界から来ました」。「都会から来たというのも、文筆業というのも本当です」。「わかりやすく言うと。向こう世界のラノベ作家みたいなもので。異世界物を得意としているのです」。「今回はスランプ対策と取材を兼ねて、こちらに来ていたのですが」。「いや~。検疫には気をつけていたつもりだったのですが」と、いろいろ突っ込みたいセリフが続いた。


「あの~、それで。なぜ私に魔法のことを?」


「魔力が身につく可能性があったので。無意識に発動されて事故になっても困りますので」。なるほど。


「というわけで。アフターケアを兼ねて。魔力操作の初歩的な技術と。簡単な魔法をお教えしたいと思います」。ありがたい。なんと親切な異世界人、"いいネタができた"、と言うつぶやきが聞こえた気もするけど。ま、いいか。











いまのところ、ここは日本の架空の県。ということで。脳内に浮かんでるイメージは北海道と群馬を合わせた感じ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ