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纏狼のノア  作者: 槻白倫
序章
9/28

第9話 怒り

 ノアは、目の前の敵を今までにしたことがないほどの形相で睨み付ける。


 自分でも、今自分が今までしたこともない形相をしているのだと理解できる。それほど、ノアは怒り狂っていて、目の前の敵に対して殺意を覚えているのだ。


「ノア、熱くなるな」


 アレイに言われ、アレイをチラリと見やる。


 アレイはいつも通り、飄々とした態度をしており、先ほどの焦りはない。焦りやその他雑念が戦いに影響することを知っているノアは、アレイを見習い、一度目を瞑り意識を切り替える。


「ごめん」


「おう」


 短く一言だけですませると、ノアは目の前の敵に集中する。


 敵は、闇を凝縮したような見た目であった。


 ノアは、先ほど敵を殴った感触を思い出す。


 敵に纏わりつく闇の靄のせいで分かりづらいが、どうやらあの下には鎧を着こんでいるらしい。


 殴った手には、衝撃を和らげるための緩衝材として、布を巻いているが、それだけではどうやら衝撃を殺しきれていなかったようであった。


 右手は少し小刻みに震えており、恐らくは骨にヒビも入っている。


 右手の負傷を相手に悟られないために、右半身を後ろに下げ、右腕が隠れるように構えをとる。


 カレンが危ないと思ったので、とりあえず全力で殴り飛ばしたのだが、どうやら、相手には痛痒すら与えていないらしい。


 ふらりと何事もなかったかのように立ち上がる闇。


「で、アレイ。こいつ何?」


 目の前の敵に注意しながらも、ノアはアレイに問う。


 あの慌てようと対応の早さから、ノアはアレイが目の前の敵のことを知っていると半ば確信していた。


 その確信は、どうやら間違いではなかったらしく、アレイはすんなりと答える。


「長年付きまとってくる変質者だ。ノアも気を付けろ、あいつは粘着質だからな!」


 すんなりと答えたが、冗談を言っているような口ぶりであった。しかし、音に敏いアレイでなくても、その声に多少なりとも緊張を孕んでいるのは理解することができた。


 と言うことは、アレイの言っていることは真実なのだろう。


「長年の仇敵ってことか」


「んまあ、仇敵っちゃ仇敵かもな。俺の目を奪ったのそいつだし」


「――っ!? なるほどね……」


 どうやら、失明する前から目の前の闇とは戦ってきたらしい。


 それに、目の前の闇は、アレイの目を奪えるほどの強敵とのこと。ノアは、より一層警戒を強くする。


『無駄話は済んだか?』


 何かに阻まれてくぐもったような声が聞こえてくる。


 その声の相手が、目の前の闇であることは、相手が鎧を着ているので、中身があるとあらかじめ予想していたノアは、すぐに理解した。


 アレイは、長らく付き合いがあるので、知っていて当然であるが、カレイは相手のことを知らないので、ビクリと体を震わせながら、きょろきょろと渡りを見渡していた。


「おいおい。見事に吹っ飛ばされておいて、今更何かっこつけてんだよ。面白すぎて笑えてくるわ。って、まさかギャグ? 本当に笑いでも取りに来たの?」


 相手を挑発するように煽るアレイ。


 抱き上げていたカレンを降ろし、へらへらと笑いながら、無造作に闇へと近づいていく。


『……貴様は、本当に口だけは達者だな』


「お前はいつもギャグセンスだけは高ぇよな。毎回毎回新ネタご苦労様です」


『笑えると言うのなら、貴様のその体たらくも最早笑えてくるな。目と左腕はどうした? どこかに忘れてきたのか?』


「おいおい。物忘れが激しいなぁ。その年でもうボケちまったのか? てめぇでやったことも覚えてねぇのかよ」


『悪いが、貴様にしてきたことなど些事でな。いちいち覚えてもいられんのだよ。矮小な貴様と違い、私には崇高な使命を背負っている。一々些末事さまつごとを気にかけていてもいられんのだよ』


 挑発の応酬。しかし、双方が双方の言葉に心を乱した様子はない。お互い、いつものことで、このくらいで揺らぐような柔な心をしていないのだろう。それか、お互いもう相手のペースを理解していて、慣れてしまっているのかもしれない。


 ともあれ、ノアはそんな悠長に二人を観察してもいられない。


 アレイがわざわざ敵の注意を自分に引き付けているのは、その間にノアに、カレンを安全なところに避難させるための時間稼ぎだろう。


 その意図を理解しているノアは、敵に気付かれないように注意をしながら少しずつカレンと距離を縮める。


「ああ、頭が足りてないから自分の一番重要なことしか覚えていられねぇのか。ボケとかじゃなくて、元々物覚えが悪かったんだな」


『ふん。私は陛下のお言葉だけ覚えていられればそれでいい。あのお方の言葉が、私の意思で、私の生きる道なのだから』


「相変わらず、一にも二にも陛下かよ。あんなクソのどこがいいのかね、ほんと」


『……貴様ッ』


 そこで、初めて敵の声音が変わる。


 明らかに、敵は怒っていた。それを、音に敏いアレイは分かっているはずだ。しかし、分かっているにもかかわらず、アレイは挑発を続ける。


「はんっ! 本当のことだろうが。それとも何か? あいつが素敵な王様だって、お前本気で思ってんの?」


『黙れッ!! 貴様ごときが、陛下をあいつ呼ばわりした上に、陛下の素晴らしき計画を愚弄するかッ!! やはり貴様は、万死に値するッ!!』


 怒り猛る敵から、とてつもない気迫の波が押し寄せる。


 気迫からも分かる通り、敵はもう臨戦態勢だ。


 しかしアレイは、そんなものは無いかのように、飄々とした態度を崩さない。だが、声音が少しだけ、苛立ちを含んでいた。


「あーやだやだ。盲目って怖い。周りがほんっとに見えてねぇのな」


『盲目は貴様だろうがッ!!』


「そんなツッコミ期待してねぇんだよ!!」


 そこが、二人の我慢の限界であった。


 同時に地を蹴りつけ肉薄する二人。


 ノアも、タイミングを逃さずもう少しのところまで来ていたカレンに向かって駆け出す。


 カレンのもとに着くと、ノアは言葉を交わす時間も惜しいとばかりに、すぐさまカレンを抱き上げ、全速力で走りだす。目的地は、皆が避難している場所。


「の、ノアっ」


 抱えられたカレンがノアに呼びかける。


 先ほどからノアの後ろを気にしているので、恐らくアレイのことが気になるのだろう。確かに、アレイのことは気になる。だが、アレイが敵の相手をしている間に、ノアはカレンを安全圏まで離脱させなくてはならない。正直、カレンに言葉を返している間さえ惜しいのだ。


「大丈夫だ」


「え?」


「大丈夫。アレイが、そんな簡単に死ぬもんか……」


 だからこれは、ノアの独り言だ。ノアが、カレンに言い聞かせるのではなく、自分に言い聞かせている言葉だ。


 確かに、アレイは強い。そう思えるだけの気迫がアレイにもあった。だが、分かる。それでも、アレイは、あの敵には勝てない。


 逃げることはできても、勝つことはできないだろう。恐らく、例え目が見えていても、左腕があっても、勝てない。


 まず、同じ土俵にすら上がれていないのだから。


 知らず、手が震える。


「大丈夫……」


 自分に言い聞かせるために、もう一度呟く。


「ノア……」


 そんなノアの様子に気付いたカレンが、ノアを気づかうように声をかける。しかし、その声に返す余裕は、今のノアには無い。


 考え付かなかったわけでは無い。


 一度殴りつけたその時から、猛烈に嫌な予感がしていた。


 本能が、このままここに居てはいけないと警鐘をガンガンと鳴らしていた。けれど、カレンを助けなくてはいけないし、なにより、アレイが傍に居てくれたからあの場にとどまって、こうやって安全に離脱することができた。


 しかし、離脱できたのに、いまだ安心できていない。


 いや、安心なんてできるわけがない。


 全速で離れているのに、なおも纏わりついてくるプレッシャー。


 恐らく、この町に安全圏などないのだろう。


 敵を倒さなくては、安全なんて掴めないのだろう。


 だが、ノアはあの敵を、自分が、アレイが倒せると言うビジョンを、全く思い描くことができなかった。


 あれの前で、ただ蹂躙されるだけの自分しか、思い浮かべられなかった。


 だって、あれは――――





 迫りくる敵の攻撃を、アレイは、カイルから借りた剣でいなしていた。


『フンッ! 口ほどにもないな!!』


「るっせぇ!! てめぇは口ばっかりだなぁ!!」


 お互いに罵りあいながら激しい攻防が繰り広げられる。


 攻めあぐねていて、守りに入っているのがアレイ。守りなど眼中に無く、攻め続けているのが敵であった。


(くっそ! やっぱり強ぇ!!)


 心中で悪態をつきながらも剣一本で攻撃をいなし続ける。


 このまま防御に回っていては、今は良くてもいずれじり貧になる。ここで、攻撃に出なくては負けてしまう。


 アレイは、魔素を集中させると剣に纏わせ魔法を発動させる。


「エンチャント・フレイム!!」


 魔法を唱えると、剣に炎が纏わりつく。


 魔法が発動すると、すぐさま別の魔法を発動させる。


「フレイム・ウォール!!」


 これは本来防御魔法なのだが、アレイは敵の真下で発動させる。


 それに気づいた敵は、真下に闇を形成させてそれを打ち消す。


 その隙を逃さず、アレイは剣戟を繰り出す。


『小賢しいッ!!』


 敵はそれを、拳でいなす。


 ギィンギィンと、とめどなく金属音が鳴り響く。目まぐるしく動き回る二人は、同じ場所に留まることは無く、町中の様々なものを足場にしながら戦う。


 剣戟の速さに、魔法を挟み込んでいる余裕はない。


 己の技量だけが物を言う世界。


 敵の防御は堅い。物理的にも、技術的にも。ただ、敵は、アレイの攻撃が自分に届かないことを知っていて、あえて守りを捨てているのだ。


 対して、アレイは敵の攻撃を喰らえば、恐らく一撃で戦闘不能に陥るだろう。だから、攻撃よりも、守りを優先させる。


 しかし、守りを優先してばかりでは勝てない。だからと言って、攻撃をしても通らない。そう、アレイはこの敵と相対した時点で自分が勝てないことを悟っていた。


 そして、ここが分水嶺だとも確信していた。


 今のアレイにできるのは、ただただ時間を稼ぐことだけだ。


 そして、時間を稼ぐことができても、正直その先に見える勝率は高くはない。これは、賭けのようなものだ。


 アレイは、自分がしなければいけないことは知っているが、それがどのタイミングなのかは分からなかった。


 どのタイミングで、どうするべきなのか、それが分からなかった。


 だから、賭けなのだ。


 賭けることにしたのだ。


 自分の直感に。


 自分の相棒に。


 だから――


『フンッ。貴様も、もう分かっているのだろう?』


「ああ?」


 激しい剣戟の中、加えて、相手は鎧を被っていて声はくぐもっているのにも関わらず、敵の声はハッキリとアレイに聞こえてきた。


『貴様ごときでは、この私には勝てない。そして最早、逃げおおせることもできない』


 敵の声は、心の底からアレイを嘲笑うかのようなものであった。いや、実際にはそうなのだろう。敵は、アレイを嘲笑っている。馬鹿にしている。見下している。


『貴様は、最早詰んでいるのだ。この私に出会ってしまった時点でな』


 勝ち誇ったようなその言葉。最早、自身の勝ちは揺るがないとばかりの堂々とした声だ。


『それに、場所も悪かったな。ここでは、以前貴様の言っていた守りたい者が多すぎる』


 完全に馬鹿にした声でアレイに言う。


『フンッ。無様だな。守りたい者に足を引っ張られるなど。阿呆の極みだ』


 敵は、なおも続ける。アレイを馬鹿にすることをやめない。


『貴様はもう終わりだ。何も成し得ぬまま、ここで朽ちる。せめてもの手向けに、先ほどのガキ二人と、この町の住人全員を貴様と共に冥土へと送ってやろう』


 そう言うと、まるで周りの闇がかき集められるかのように、敵に今まで以上の闇が纏わりつく。


 明らかに大技が繰り出される前兆。隙だらけなのに、アレイは攻撃をしない。いや、したとしても、敵には痛痒も与えられない。


 アレイが取れる選択肢は――


「フレイム・ウォール!! 二重発動ダブル!!」


 防御のみ。


 だが、この防御も、相手にとっては薄紙同然だろう。


 だから、アレイはまだ魔法を発動させる。


「フレイム・シールド!! 二重発動ダブル!!」


 二枚のフレイム・ウォールの前に更に、二枚のフレイム・シールドが展開される。


 これでも、まだまだ足りない。


「ディフェンシブ・ウォール・フレイム!!」


 二枚の壁、二枚の盾の前に、民家を、それどころか、この町を囲っている壁すら超える炎の城壁が展開される。


 恐らく、これすらも敵にとっては木の板のようなもの。


 絶体絶命のピンチ。


 なのに、アレイの口元はニヤリと笑みを浮かべていた。


「馬鹿野郎が。お前は本当に何も分かっちゃいねぇ……」


 炎に阻まれて、この声は相手には聞こえていないだろう。


「確かに、ここには俺には守りたいものが多すぎる。けどなぁ」


 相手の魔力が上がっていく。そろそろ来るだろう。


 アレイは、光を写さぬ目を獰猛に光らせる。


「俺の隣で戦ってくれるやつもいるんだぜ?」


 瞬間、爆発的な魔力と共に、敵が突っ込んでくる。


 予想通り、炎の城壁はなんの意味もなさずに突破された。それは、敵も同じことなのだろう。


 しかし、


『――ッ!』


 だからこそ敵は狼狽する。


 城壁の裏にあるはずの盾と壁が消えていて、記憶よりも後ろにアレイが立っていたからだ。しかも、アレイの剣には先ほどとは比べ物にならないほどの炎が纏われていた。二枚ずつの、炎の盾と壁を剣に纏わせたのだろう。


 ニヤリと、悪童のような笑みを浮かべるアレイ。


「おいおい。お前と戦うの何回目だと思ってんだよ」


 嘲るように吐き捨てるアレイ。


『ほざけッ!!』


 予想よりも大分遠い距離。しかし、届かぬ距離ではない。敵は、勢いそのままに突っ込んでくる。


 驚異的な威力を纏っている敵。しかし、アレイの笑みは崩れない。


「狼煙を上げるぜぇ!!」


 アレイは、敵に向かって炎を纏った剣を振り下ろす。


「クリムゾン・バースト!!」


 爆炎が、凄まじい勢いで敵に襲い掛かる。


『この程度! なんともないわッ!』


 敵は、アレイの炎など気にした様子もなく、技を繰り出す。


『ダークネス・ハンド!!』


 暗闇を纏った右手が、アレイの剣とせめぎ合う。


 炎と闇が舞い上がり、余波が辺り一帯に吹き荒れる。軽い物は吹き飛ばされ、家々はしなって軋み、ミシミシと悲鳴を上げる。


「おぉらああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」


 アレイが、気合いの声を上げる。


 が、


『ハハッ! 笑止ッ! よもやこの程度まで衰えていたとはな!』


 敵は、非常なほどに余裕を見せていた。


「くっ!」


 アレイは、そんな敵の様子を見て歯噛みする。


(クソッ! やっぱりこんなもんか!)


 徐々に徐々に押されていく。


「クソッたれがああぁぁぁぁぁぁぁッ!!」


 アレイは更に気合いの叫びを上げ、魔素と力を込める。


『フハハッ! 無駄だ! 今の貴様では、私を押し返すことは叶わん!!』


 敵が嘲笑を交えながら言う。


 しかも、先ほどよりも、更に闇が膨れ上がる。


「ぐっ!」


 勢いよく押し返されるアレイ。のけ反り、吹き飛ばされそうになる体を、両足で支え何とか踏ん張る。


(まだだ)


 アレイは、ずっと待っている。


(まだ、終われないッ!! あいつが、来るまでは……ッ!!)


 来ると信じてる。いや、最早確信していた。


 自分がこんなにピンチで、町がこんなにピンチで、大切な人がピンチで。自分の『大切』が絶体絶命のこの状況で、彼が来ないはずがないのだ。


 今までだって、これからだって、それは変わらない。


 そんな彼だからこそ、アレイは一緒に旅に出ようと思った。そんな彼だからこそ、自分はここまで体を張れるのだ。


 だから――


「ふっ」


 不意にアレイが笑みを漏らす。


 そんなアレイに敵は、訝し気な視線を送る。


『どうした? 気でもふれたか?』


 そんな敵の言葉に、アレイは言う。


「遅ぇんだよ……バーカ」


『何?』


 アレイの言葉は、敵に向けたものではなかった。


 アレイは、ふっと力を緩めると、敵の攻撃を自分の右斜め後ろに受け流す。


『なっ!?』


 今まで耐えていたのに、急に受け流されバランスを崩す敵。右手の闇も左斜め前方に流れて行ってしまった。


 驚愕する敵をよそに、アレイは上に跳び退きその場から離脱する。


 そして、悪童な笑みを浮かべると、心底楽しそうな声で言った。


「やっちまえ!! ノアッ!!」


「言われなくても!!」


 アレイと入れ替わりで敵の前に姿を現したノア。


「おぉらあッ!!」


 飛び出してきた勢いをそのまま掌底に乗せ突き出す。


 通常の攻撃ならば、敵は痛痒も感じない。敵も、そのことを知っているので、無理に身を捻ってまで避けようとはしない。


 しかし、それが命取りであった。


 突き出された掌底が、敵のがら空きの腹部に突き刺さる。


『があぁッ!?』


 苦悶の声を上げる敵が、体をくの字に曲げながら吹き飛ばされる。


 ズザァっと地面を擦りながら飛ばされる。ようやく体が止まると、信じられないといった動作でノアを見る。


『貴様……何を……』


 敵の問いに、ノアは答えない。


 ノアはただ、覚悟を込めた目で、敵意のこもった目で睨み付ける。


「お前は……お前だけは許さないッ!!」


 そう言ってノアは構えをとる。


「お前は、俺が倒すッ!!」


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