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雨天無能家の日々  作者: 雨天無能
8/10

冬華


天候:晴れ

環境:お屋敷

状況:朝食


雨天無能家の料理長、そしてメイド4姉妹末妹の冬華です。


昨日帰宅予定だった旦那様と春和お姉ちゃんは結局帰って来ませんでした。


帰宅途中なのか都で足止めされているのか


伝書鳩も来ませんでしたから出す暇すらなかったのか、先手打たれて討ち取られたのか


春和お姉ちゃんがいるから大丈夫でしょうけど


でも昨日の晩御飯、旦那様とお姉ちゃんの分手付かずだな、帰って来たら罰ゲームかな


お残しは許しません


「おはよ」


「秋穂お姉ちゃん、おはよう。」


「おろ、旦那様とお姉ちゃん、結局帰ってこなかったんだ。」


「うん、そうみたい。」


「つまんじゃってもいい?」


「だめだよ、いつ帰ってくるか分からないんだし、一度下げようと思ってるんだから。」


「いくらなんでも夜通しで移動はしてないと思うよ。」


「都で足止め食らってるんじゃない?、夏美姉さんもそうじゃないかって言ってたし。」


「そうだとしても伝書鳩ぐらい出す余裕はあるんじゃないかな。」


「まあ、お姉ちゃんが居るんだし、もしかしてお姉ちゃんに襲われてたりして。」


「何言ってるんですか、春和姉さんにそんな度胸があれば今のような状況になってませんよ。」


「夏美お姉ちゃんおはよう。」


「冬華もおはよう。」


「海空さんは?。」


「まだ寝てますよ、一応何時帰宅してもいいように起きてたようですが、さすがに睡魔にはかてなかったようです。」


「さっきベットに寝かせてきました。」


「あとで朝食を持って行きましょう。」


「おねがいしますね。」


「お姉ちゃん、今日の予定はどうしするの?。」


「海空はこのまま午前中は休ませます、さすがに旦那様も何もいわないでしょう。」


「秋穂と冬華は果樹園の方をおねがいします。」


「「はーい。」」


「私はお屋敷を空けるわけにはいかないのでロビーとテラスの掃除と書類整理してますね。」


「久々にお昼はわたし『『私たちが作るから自分の仕事してて下さい、お願いします。』』」


「そうですか?少しは作らないと腕が鈍ってしまうんですが。」


『『そのまま鈍らせて下さい。じゃないと私達はその度に三途の川を見に行く事になるんですから』』








〈その頃の旦那様と春和さん〉


「くそ!、都を脱走出来なかった。」


「なんでこんなに厳重に警備されてるんだ、しかもうちの屋敷だけ。」


「先手をうたれてしまいましたね。」


優雅にお茶を飲んでる春和さんと焦る雨天無能


「何が何でも夜会まで帰す気がないのか、雨さえ降れば何とかなるんだが。」


「だめですよ、都で雨天無能を素で行くのは、後処理が大変なんですから。」


「何のために辺境に引きこもって居ると思ってるんですか。」


「せめて伝書鳩ぐらいは出して妹たちに連絡取りたいですけど、無理ですかね。」


「いや、今日中にはあいつらから連絡が行くと思うぞ、そこまで下手は打たないだろうし。」




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