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雨天無能家の日々  作者: 雨天無能
5/10

海空


天候:晴れ

環境:2階客間

状況:お掃除


初めまして、夏美様の幼なじみにして親友、相棒にして親衛隊隊長、そして夏美様を崇拝して病まないじゃない止まない海空でございまいます。


ほらそこ、思いっきり引かない。

引きつった笑顔なんて向けなくてもいいです。

残念そうな視線もいりません。


いいじゃないですか、それだけ大好きなんですから。


『それって依存してないか』ですって、夏美様の素晴らしさを知らないアナタになにがわかると言うんです


夏美様の側にいるだけで、同じ室内で同じ空気を吸っているだけで、同じ料理をいただいてるだけで、只それだけで私は天国に迎えられている、至高の幸せの中にいるんです。


『それってストーカー・・・・・・・・』だまらっしゃい。


ストーキングなんて下品極まりない事はしません。


隣に居ればストーキングなんてする必要無いんですから。


夏美様に求められる事総てをパーフェクトにこなす、そして120%を当然としていれば信用・信頼と言う形で返していただける、これこそ真の幸せではないでしょうか。


そうです、そのためには如何様な艱難辛苦も、そびえ立つ岩山も拳の一撃で打ち砕く、邪魔をする有象無象は私の徒手空拳で血飛沫舞う舞台で舞って魅せましょう。


なんでまだ引きつった笑顔なんですか、残念そうな視線をむけるんですか


あっ、ちなみに私が出来る事は総て夏美様も出来ますからね。


料理以外は。


お互い切磋琢磨して磨き上げたらお互いが表裏一体と言われる迄になっちゃいました。


私が知る限り、私達以上と言えるのは春和さんの武力位のモノでしょうか、総合的には夏美様の方が相応しいからと雨天無能家では夏美様がメイド長を襲名されてますし。


本気で怒った春和さんには私や夏美様でも、スカートの裾捲って全力で逃げ出してしまいます。


その度に旦那様が瀕死になって怒りをなだめていますが。


そもそもその原因も旦那様なんで、自業自得なんですが。


しかし、人間ってなかなか死なないものですね。


何時もはどんなに動いてる相手でも百発百中の矢を、ギリギリ致命傷にならない際どさで済ますんですからね、ある意味、本気の春和さんに立ち向かう旦那様はこの時だけ惚れ惚れする程格好いいです


でも自業自得なんですよね。


って自己紹介してたら冬華ちゃんが客間の換気とお掃除を粗方終わらせちゃいましたか、じゃあ次は執務室の掃除しましょうか、昨晩の残業で汚れてますし、夜食もそのままですから


「昨日の夜食?」


あっ、しまったやぶ蛇じゃなくて大蛇をつついてしまった


「昨日、夜食って私は準備しておかなかったよね。」


「まさか夏美お姉ちゃんが作ったの?、それはないよね、旦那様も春和お姉ちゃんも生きてたんだし、そもそもそんな罰ゲーム処か邪神や裏ラスボスクラスに素手で防具無しで立ち向かう様な無謀な事しないよね。」


「そうね、流石の私も勘弁してほしいって靴脱いで土下座するわね。」


「って事は、海空さ、師匠が作ったんですよね。」


「なんでそこで春和さんが出てこないのかな。」


「春和お姉ちゃんは夜食を作るより、旦那様の隣で書類を片付ける方を選ぶから。」


「うん、流石よく見てる、適切な指摘です。」


「昨日の夜食は何を作ったんです?。」


「パンが有ったのと切り落としのお肉が有ったからそれでサンドイッチをね。」


「パンならまだ有りましたね、でもお肉は有ったかな?。」


「夏美さんが菜園に居るから何か果菜を採ってきてもらいましょうかね。」


「秋穂お姉ちゃんは果物を持って行ってるからそれでお昼にしちゃうだろうし。」


「お昼にはまだ少し早いわね。」


「先に執務室の掃除終わらせちゃいましょう。」


「じゃあもうひと頑張りしましょうか。」


あれ?、旦那様と春和さん、お昼持って行ったっけ?。


金剛と比叡にボイコットされていろいろすったもんだあったからすっかり忘れてたけど


今更追いかけても遅いな。


帰ってくるのは明日だし、いいか。


うん、いいや。


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