2・運送方法
ではまずはこの世界の状況から整理してみよう。最初は輸送方法から。
――地球(日本)の場合――
・トラック:大量輸送には向かないが、その小回りの良さと汎用性の高さから現代地球の輸送には欠かせない存在。日本でもトンキロベースで半数ちょっとのシェアを誇る。小型から大型、近距離から長距離までなんでもこい!
・鉄道:陸の王者。島国日本では海運が発達しているため、隙間産業的存在であまり出番はなく鉄道貨物(笑)状態だが(高速の発達と国鉄関係のトラブルで減ったのもある)大陸だと逆に船が使えない、又は水運だと海ほど大型に出来ないためこっちが主力の場合が多い。そういえば研修所に静態保存した車両あったな。
・船:日本の場合トンキロベースで約四割を誇る。ただ大陸国、特に内陸だと出番は一気に減り鉄道と逆転する。大河があればある程度水運が使える。
・航空機:取り柄は速度、それ以外はない。そしてその速度は他の追随を許さない。コストが掛かろうが少量しか運べなかろうがそれを補って余りある速度という利点がある。
・自転車:町中限定だが一番小回りが利きなにより安い。当然大量には運べない。
・バイク:自転車ほどではないがそこそこ小回りが利き、それより少し量が運べる自転車の上位互換的存在。ただ場合によっては中距離くらいまで配達することも。その場合チャーターみたいなものなので当然コストはかかる。
――次は今のこの世界――
荷車:町中や同一地域内限定。多くは運べないが小回り抜群でコストも安くそこそこ力が有れば誰でも使える。
馬車:トラックと同じような扱い。
牛車:馬車と基本同じ。ただこちらの方がトルク(?)がある。その代わり速度は遅い。
船:帆船で木造、でもこの世界では一番の大量輸送手段。現在は鉄道の代わりに運河を掘ったりする場合も。
竜:地球の航空機と同じ……ようで若干違う。基本チャーターしかなく相乗りが無い。ちなみに自分そのもの、候補からは絶対外せない。
一先ず自分自身は飛ぶとして、その前後だよなぁ……。馬車や船は今後物量増えてからかな? 空気運んでも赤字になるだけだし。(自分自身は今のところいいけど)
局(てか支店)に直接持って来てもらって、んで自分で運んで、現地では荷車で配達かな?(竜のままだとでかくて町中入れない)
コスト面なら移動郵便局って手もあるけど……。ま、それはまた今度にしようか。
あ、あと今後技術誘導したり開発したりする時もこれは重要だな!
問題はこの後の展開だ……