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16.第三回闘技会開幕、知人友人咲き乱れ

 「さて、会議の時間と行きましょうか」

 「はーい。」

 「主、お茶は置いておく」

 〈ワタクシも参加ですのね。〉


 宿屋の一室にて家族(?)会議を始めます。

 参加者は私、ルー、グングニル、レーヴァテインで、ルーとグングニルは人の姿で現れていて貰っています。

 あ、お茶美味しい。


 「まず、私は闇の精霊ルーデリカと槍の付喪神グングニルの二人と契約している。」


 「「合ってる。」」


 「で、レーヴァテインはグングニルの契約執行の時のみ力を貸してくれる。」


 〈ワタクシとしては常に出ていたいんだけど。残念ながらグングニルお姉さまとお約束してしまったので〉


 ここまでは大体想像通りで把握済みともいえる内容。ここからが今回の会議の肝といえることであり、知っておかなければならないことだと思います


 「まず、もしかしてですが私一試合に二回契約執行出来たりするのですか?」


 「あー、それはどうでしょう。恐らく使えないと思うけどグングニル」


 「主の技量ではまだ不可能です。もう少し慣れてからならば可能でしょう。ただし、契約執行は一日一回が原則ですので可能になっても推奨はしかねます。」


 「私の扱いってもしかしなくても精霊ですか?」


 「正しくは精霊の身体を借りている元人間の魂。その魂が精霊へと至ろうとしているといったところですね、身体に魂が引っ張られているといえます。まぁ元々主はその域に達していたのですし当然の事ではありますが。」


 〈まぁワタクシ達神具から見れば一目瞭然なのですけど、そこの闇精霊にはわからなかったみたいねぇ、面白い!〉


 「面白くないー、私にわからなくて貴女達にわかるのが酷くつまらないー」


 「私の方向性はどうすべきだと思う?なんかやらなくては成らない事とか」


 「主はひとまず闘技会に集中すべきです。主の目標はまずは闘技会優勝でしょう、ならばそれに全力を注いでください。どうせ時間は腐るほどありますし」


 〈そもそも、残り時間は全てグングニルの契約執行の特訓に注ぎ込むべきだと思うのよぉ〉


 「技表見ればわかりやすいですが、主初めての近距離型ですので。あとレーヴァテインの影響も出ているために恐らく闇精霊の契約執行よりも使いにくいかと。」


 どうやらあの王冠被った姿はレーヴァテインの影響も受けているらしい。

 精霊喰いの世界で体験していたとはいえ遂に念願の近距離スタイルなのですね、これで全距離対応出来るわけですが…技表を見てみることにします。


 

―――――――――――――――――――

名前:セレナ(契約執行対象:グングニル)

LIFE:1399 / ATK177 / DEF70 / ゲージ15


・必殺技

『レーヴァテイン攻撃』

・剣レーヴァテインを扱った攻撃をする。

 この技以外の必殺技を持たない


 

・超必殺技

『道拓きし斬撃』

・剣が邪魔なものを消し飛ばす。

 ガード破壊及び設置反射結界系すべて破壊。使用ゲージ3)


『真の姿を見せる時よグングニル(援護)

・野良試合等特定の試合のみ

 付喪神モードのグングニルが援護してくれる。(使用ゲージ3)


『サラマンレーヴァテイン』

・サタマンダーをレーヴァテインに乗っけて攻撃をする

 割合ダメージ(4割)(使用ゲージ2)


爆炎斬撃剣(フレアブレード)

・魔力を籠めたぶんだけ威力が上昇する。(使用ゲージ1~15)


Leave(主は) it(下手) to(くそ)Gungnir(だから代わる)

・試合終了までグングニルに身体の所有権を貸し出す。(使用ゲージ 1)


 『Leave(主は) it(下手) to(くそ)Gungnir(気分悪い終わらせる)

・槍形態のグングニルが敵へと突貫してくれる。一撃必殺(使用ゲージ1)

 ただし、当たらなかったり耐えられたりしたら自分に割合ダメージ(10割)


・技能

『ワープ』

・ワープ移動が出来る。ワープ間は無敵。


『浮遊』

・常に浮いているため地上判定の技を受けない。

 ジャンプ不可


『ゲージ変質:魔力』

・ゲージが闘気から魔力へと変質。使用技が魔力の場合はそのまま、闘気の場合は倍になる。


暴虐女王(レーヴァテイン)

・レーヴァテインを扱っての攻撃はすべて削りダメージが発生する

 削りダメージは本来与えるダメージの1/3


神具暴剣(レーヴァテイン)の加護』

・常時スーパーアーマー付与

 ATK+50、DEF-30 %


神具賢槍(グングニル)の加護』

・「教えてグングニル先生!」と唱える必要あり

 1/2の確率でグングニルが相手の技表を見てアドバイスをしてくれる


『模倣の才覚』

・たまに他人の技を覚える。

 技の習得時に大幅のプラス補正付与

 この体にふさわしい言葉使いと思考になっていく


・LS

『賢き槍は支援に徹する』

・発動後の攻撃一回を強化&ゲージをMAXにする。(使用LIFE400)

 ガー不及び威力3倍を付与

 契約執行中ならいつでも使用可能

 使用後20秒後契約執行強制解除



・称号

『近距離初心者』

・コンボのタイミングが甘くなる


―――――――――――――――――――


 グングニルよりもレーヴァテインの方が存在感があるんですが。

 まぁ投擲用の槍ですし常時展開されている剣の方に存在感があるのはしょうがないのでしょうか


 抜けといった小技がなくなったかわりにATKにが物凄いことになってますしさすがの近接型と言うべきでしょう。必殺技が一種類というネタっぷりではありますが


 特訓は確かに必要そうですし、レーヴァテインとも連携を取れるようにするべきでしょう。


 そういえば今さらですが、聞いてみましょう


 「なぜレーヴァテインは意思が宿ってるんでしょうか、グングニル同様付喪神ですか?」


 「……その剣は元々性根のネジ曲がった暴君を生きたまま封じたもの。」


 《もうこの剣はワタクシの一部と感じる程ですけどねぇ。そもそもワタクシの当時の体よりも強いのですもの気に入りましたわ。ただ自分では少し戦いにくいのが残念ではありますが使い手が現れさえすればよりもっと楽しく肉を斬れますからあ♪》 


 「そもそもレーヴァテインの炎は封印された暴君のものですし、レーヴァテインは魔力を根こそぎ持っていくようなので本来なら持ち主殺しなんですが」


 「主様は魔力多いし、レーヴァテインだけを使って動くなら魔力も足りそうだよね」


 〈だからワタクシを満足させてくださいねご主人様ぁ?ワタクシを満足させてくれる限り貴方様のお力になって差し上げますからぁ!くふ、くふふふ!〉


 だから、グングニルの契約執行のときのみレーヴァテインを扱うというか達になったんですね。納得です。 


その後も色々と大事なことやらを話していたのですが、グングニルとルーがなぜか喧嘩を始めた為に会議は終了となりました。



※※※


 時は過ぎて第三回闘技会本選の日となりました。

 それぞれ奥の手やら何やらの準備があるために、出場登録をした後一週間ほど観光をして、また本選で会う約束をした私たちはそれぞれ別れました。


 ちなみにマライアちゃんと出場するTAG戦も予選は既に終わっており、この個人戦が終わった翌日から本選が開催予定です。もちろん私たちは本選出場します。


 別れた後はひたすら特訓をしていました。お陰で戦略が拡がりましたので楽しみにしていてください。



 今大会は正直荒れるでしょう。トーナメント表からしてこれですから。


―――――――――――――――――――

 Aブロック

 第一試合―セレナvs零士

 第二試合―ヘンリーvsボブ

 第三試合―ボーグレムvsギル

 第四試合―ハザマvsセス

 第五試合―村雲vsヨハン

 第六試合―ヴァイフvs夕凪

 第七試合―アレックスvsロレント

 第八試合―ガイvsアメリア


 Bブロック

 第一試合―イノvsナックル

 第二試合―レイドラvs金

 第三試合―平八郎vs志郎

 第四試合―美月vsバーンズ

 第五試合―ジングvsシドー

 第六試合―チャンvsヴォルフ

 第七試合―ドクターNEOvsアルト

 第八試合―マスターシェンロンvsザゴン


―――――――――――――――――――



 Bブロックに知り合いが揃い踏み。その上私はまたもや第一試合で、しかも一回戦から零士との試合になります。


 今回は前回とは全く違いますし、油断をするつもりもありません。

 彼を倒しその勢いで全員倒して優勝させていただくつもりです。



 さぁ、第三回闘技会の始まりです。

次回から第三回闘技会編となります。


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