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12/21

12.vsモジャモジャ、奇襲してくる武蔵と草薙の剣を握ってる小次郎

 「そういえば今日ではなかったか?」

 「何がですか?」

 「アーディアとかいうセレナ嬢達の天敵が来る日」


 …………、そうです。今日来るとか言ってました。今では()のかわいいルーを虐めてくれていたとかいう忌々しいアーディアとかいう精霊とその契約者が来るのでした。


 「セレナ嬢、殺気立つのは構わんが、今の君は色々と試験中なのだからね、余り無茶はしてくれるなよ?」

 「まぁ聞かないでしょ、セレナさんはリカちゃんさんの事がもはや好きすぎますから」

 「弱点克服の要因になったしー、なんやかんやで尽くしてくれてるからね。惚れるとは思うかなー。」


 ドクター、マライア、クリスタの三人が好き勝手言ってくれますが、まぁ気にしません。

 なにせ、今日は闘技会まで半年を切ってます。そう、あやつらはここに来るといって期間から何度も遅刻連絡をして居るのです。もうここに来てから半年経ちましたとも。


 気分はどこの武蔵なんでしょうか?

 ですが、この小次郎(私達)は日々成長してますので戦う頃にはライトセイバーとかバルムンクでも持ってるんじゃないですか?そして来た瞬間船ごと叩き斬ってしまうとか。

 やっちゃおうか?…………いえ、試合で叩きのめしてこそ意義があるのです。


 「あ、誰かが結界を突破しようとしてますー。」

 「む、結界が緩んで来ておるな」


 え、私達みたいにワープとか、ジング爺みたいに結界を一瞬無効化してはいってくるとかではなく、力業でごり押しですか!?


 「でも、私が結界を弄くって強力なものへとかえてしまったから多分そろそろ」


 バチン、と音がして結界の緩みが消える。


 「………力負けしたようじゃのう」


 「………まさか入って来れないんですかね?」


 あれ?なんか向こうが金色に光り始め………なんか凄い魔力が練られてません?

 冷や汗が背中を伝います。クリスタと目が合う。


 「ジング爺、全部NGって!クリスタはマラ―――」


 イアちゃんの中に戻って、というまもなく



 ―光が溢れ、そして爆発した―



 「危ないと言うより、どういうつもりですかこれは…。」


 超絶強力な全体攻撃を放ち、無理矢理結界を突破してきたのでしょう。私はなんとかマライアちゃんとドクターの手を掴みワープで回避できましたが、クリスタとジング爺がどうなったのかはわかりません。


 爆発による煙も晴れてきて視界が開けてくるとそこには、


 紅い髪を揺らす勝ち気な瞳をした女と眠たそうな瞳とは裏腹に表情がやる気に満ち足りているモジャモジャ頭な男の二人が立っていて、

 それに対峙するかのように小さい氷の壁の後ろに立っているジング爺とクリスタの姿が見えました。


 「随分と派手な登場の仕方だのう。お主らは曲芸でもやっておるのか?」

 「え、なんですかこの生き遅れなジーさんは?クリスタ、説明。」

 「傍迷惑なアーディアちゃんまじくれぃじー」

 「え?嘗められてる?クリスタ燃やしちゃうよ?」

 「えー、それは困るー。」

 「うむ、それをされると困るでな、ちょいと痛い目見てもらおうかのぉ」


 地面を叩くジング爺。ドクターとマライアちゃんはすでに退避済み、私は浮いてる。クリスタも何気に浮いてる。んで、向こうは二人とも地面に足ついてます。


 因みにドクターとマライアちゃん、魔法に憧れて居た者同士意外と仲良くなるのに時間はかかりませんでした。


 「何すんだクソジジイ。」


 おおう。あのモジャモジャ、ジング爺に凄い口聞きやがってます。あの地揺らしを耐えたと考えるだけで血相を変えたくなるレベルなんですけどね。本来は。


 「クソジジイとは嘗めた口を利くのう…、年寄りを粗末に扱うと将来自分も同じ扱いをうけるぞ?」

 「そうですよ?全く精霊が下品だと契約者も下品なんですね?」


 混じる私。ええ、混じりますとも。そもそも私ワープ使えなかったらドクター死んでた可能性高いですから


 え?クリスタちゃん?クリスタちゃんも私とは違いますが復活技持ってますので。

 え?ジング爺?全部NGは流石に辛かったようですがクリスタが氷の壁を出してそれの裏で何とか凌いだ様ですね。


 「なに、この下品な服装に下品な乳袋をぶら下げた牛女は?」

 「主様の悪口とは消すよ?アーディア。」

 「あー!!弱虫ルーデリアじゃない。ということは魔力的に貴女の契約者?まな板の貴女にはピッタリすぎてうけるんですけどー」

 「まな板とか余り変わらないくせになにその言い分。寧ろ大人数でつるまなきゃ私に勝てなかった赤雑魚がよくほざく。」

 「契約者をようやく見つけられた落ちこぼれがよく吠えるじゃん。」

 「契約者をコロコロ替えるビッチには言われたくない」


 何気に私の影に隠れてガタガタ震えていたルーがいつの間にか出てきてアーディアとやらに喧嘩を売ってます。


 「……あの銀髪お前の?」

 「ええ、()のですけど?」


 話しかけてくるモジャモジャ。


 「闘うか。」

 「え?」


 この男今なんと言いました?闘うかと言いましたよね。まさか自ら提案をしてきたのですか?それとも否定系でしょうか?


 「良いですよ?この世界、兎も角勝者が偉いようですから。お互いそれで納得できる素晴らしいところです。」


 「ならワシは離れてよう、クリスタちゃんも下がるぞい。」


 ジング爺がそういってクリスタを連れて離れていきます。


 「さぁ楽しませてくれ。」

 「この地の仇、とらせてもらいます」


《ROUND1 FIGHT!》


 モジャモジャは手に炎を纏って不敵に笑ってる


 まぁ良いです。お互い契約執行を使うつもりはないでしょうから。


 いつもの要塞。笑うモジャモジャ。


 炎でクリスタルランサーを燃やす。

 「ふ、その程度か、!」


 設置サラマンダーを無視して突っ込んできます。流石火の精霊と契約しているだけの事はあります。

 ですが、

 「なに?!」


 そこ、ノームが設置してあるのです残念でした。さて、久し振りにはっちゃけて見ましょうか


 「『真の姿を見せる時よグングニル(拒否)』」


 グングニルがツンツンしてる。どーしましょう!

 「ちっ、うざってぇ。『火祭』」

 「当たるとでも?」


 炎の弾丸をぶっ放してきましたが、私は早々に死んだりはしません。

 ワープで避けます。

 「ち、当たれよ売女が」


 「いや!?私のイメージなんですかそれ?」


 「たりめーだろ?んな誘うような格好しやがって」


 えー、ちょっといらっときましたから一気に決めましょうか。


 拳を突きだす。闘気を溜める。腕輪が光る。

 腕輪が無ければ私まともに格闘技出せないから感謝の極みです


 さぁ、叫びましょう。


  「天呪氷殺拳!!!」


 『天牙爆裂拳』の私アレンジver、マライアちゃんから教わった呪術と何気に得意な氷系の魔法を込めた私の格闘系最強クラスの技

 暗い水色の波動が敵を貫く。


 「ぐっ!!」


 LIFEが1ドット残った!?そういう技能ですか?ならば…。

  


 「えい!」

 「なんだとぉー!?」


 ワープして投げちゃいました。


 なんというか、よくわからない試合となって凄く疲れました…。


 「まだ!次はお互い契約執行状態で勝負です。」

《K.O!WINNERセレナ!》


 この後お互い契約執行状態で闘いましたが、私とルーが負ける道理などなく、アーディアとやらをぼこぼこにしてやりました。


 というか小屋が壊れたのですがどうしましょうか。

 そろそろマライアちゃんも魔力コントロール出来てきてますし、街へ出て見ましょうか?         

「この地の仇、とらせてもらいます」

「私のではないの?!主様のばかぁー、」


※その後一緒に仇をとりました。

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