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『神との対話』との対話  作者: いのうげんてん
1章 入門編 よくわかる『神との対話』
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2-5 《生命はCD-ROMのようなもの》


しょう子:話しを元に戻していい?


A:そうだね。魂のことに少し深入りしたね。ただ人間は魂-精神-身体の3層からなっていることだけは覚えておいてね。


しょう子:分かったわ。


A:現実生活に起こるさまざまな出来事をツール(道具)として、人間(魂-精神-身体)が神性を体験していく、それが人生だと、前にいったね。


しょう子:人生は神性を体験するところ。


A:日常生活で起きること、例えば朝起きて、顔を洗って、朝食を食べて学校や仕事に行く。学校や仕事場でいろんなことをする。1日に起きる全ての出来事で、神性を体験しているというんだよ。


 『神との対話』では、人生をCD-ROMを例えにして、説明している。


しょう子:CD-ROMって、パソコンで使うディスクのこと?


A:そう。君はパソコンを使うのかな?


しょう子:使うわよ。学校でも習ってる。


A:じゃあ、CD-ROMの例えは分かりやすいだろう。


 CD-ROMの中には、目には見えないプログラムがいっぱい入っている。それをパソコンに読み込ませると、パソコンはいろいろなことをするよね。


しょう子:プログラムって、数式のようなものがいっぱい並んでる……。


A:そう。そのプログラムを起動して、パソコンでゲームをするとしよう。冒険ゲームにしようかな。


しょう子:人生は冒険だからね。(笑)


A:(笑)。ゲームの内容全ては、数式で書かれたプログラムとして、CD-ROMの中にすでに書き込まれている。ただこれは数式だから、視覚的、実感的には全然見えないだろ。


しょう子:そうね。英数字だらけ。


A:ところがパソコンでそのゲームを動かせば、画面には視覚的ないろんな場面が展開される。


 ゲーム上での主人公の行動を、場面場面に合わせて決定し、ゲームを進んでいく。


 川を舟でのぼる。ジャングルの中を、木をなぎ倒しながら進む。そこで野獣に襲われる、というようにね。


 進むか、後退するかは、ゲームのプレーヤーが決めていく。


 そのゲームの仕組みが、人間の歩む人生に似ているといっているんだ。


しょう子:人生もゲームだということ?


A:いや、それとはちょっと違う。


 前に、神の分身としての魂には、「神性の種」が植えられているといったね。この種が、パソコンでいえばプログラムのことなんだ。


しょう子:種が実を結ぶとかいってたわ。


A:そうそう。種がプログラムなら、実は何だと思う?


しょう子:実は……。


A:現実に起こる体験なんだよ。


しょう子:体験!?


A:そう。人間が人生の中でいろいろな場面に出会い、いろいろな決断をして行動していくとき、いろいろな出来事を体験する。その時、「神性の種」を、「神性の実」に実らせているんだ。


しょう子:……。


A:完全に「神性の実」が熟した時、魂は分霊として完成する。すなわち、母体の神に戻るんだ。これが、神から生まれた魂が、人生の体験を通して自分を完璧に創造し、また神に帰るということだね。


しょう子:難しいなあ。


A:そうだね。じゃあ、人生の中でいろいろな場面に出会い、たくさんの出来事を体験すると、人間は、生まれ持った可能性としての人間性を成長させることができるといえば、分かりやすいかな。


しょう子:それなら分かる。


A:ここで大切なことは、出来事全てが自分の成長に役立っているということだよ。


しょう子:どんな事も?


A:そう。どんな事も全て。


しょう子:その出来事って、限りはないの?


A:無限にあるといえるよ。


 パソコンで考えてごらん。CD-ROMディスクは700メガバイトの容量だね。DVD-ROMなら4.7ギガバイトになる。クラウドコンピューターを介するオンラインになれば、膨大な容量となって、それから生まれる組み合わせは天文学的数字となる。


 人生で起きる出来事に、無限の組み合わせがあることが分かるだろう。だから無限にある神性を体験できるんだよ。


〈つづく〉


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