(2)政治改革
〔4 地球文明復興 (2)政治改革〕
【 三〇年もたてばそうなる。最初のドミノさえ倒れたら、もっと速く変化するかもしれない 】
【 いま、その時機が来たのだ 】
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新しい霊性とは、それを意識して行うことだ。意識を拡大しようという呼びかけた。意識的な創造への招待だ。進化のプロセスのつぎのステップだよ。
それによって、あなたがたの地球で革命が起こるだろう。それは暴力的ではない革命、革命のなかでも最も革命的な革命だ。なぜならそれは、進化の革命だから。
《明日の神P73》
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古い信念はもう役に立たないと思うひとたちが増えている。
その数は急激に、臨界量に達しようとしている。あなたにできるのは、それを助けることだ。
全体の五パーセント未満であっても、ひとつの方向へ動き出せば、臨界量になりうる。
言い換えれば、たったひとつのドミノが倒れれば、残りのドミノは次つぎに倒れていく。
《新しき啓示P363》(一部略)
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ニール:それじゃ、地上のものごとが良い方向に向かうくらいプロセスが進行するのは、いつなんですか?
神:まもなくだよ。もうじきだ。
あなたが生きているあいだにも起こりうる。三〇年もたてばそうなる。最初のドミノさえ倒れたら、もっと速く変化するかもしれない。
《明日の神P29》(一部略)
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いま、その時機が来たのだ。
《神との対話4-P16》
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┏━あらすじ━━
・「政治」は、人間の「霊性」の現れである。それは、政治の中に、霊性が反映されているということを意味する。
・「霊性」とは、既成宗教のことではなく、魂レベルの意識活動をいう。
・現代社会では、既成宗教の教えが機能しなくなっていて、その教えによっては解決できない社会問題が、山積している。
・新しい霊性を生み出す新しい神学が必要とされ、それにもとづく政治の構築が求められている。
・『神との対話』で提起される「新しい民主主義システム」の要項は以下のとおり。
①透明性が政治プロセスの一部になる。
②代表(議員)を選んで議会に送る。
③議員の仕事は、その領域の課題を考え、種々の解決策を徹底的に比較検討し、どの解決策を法律として国民投票にかけるかについてコンセンサスをつくり上げること。
④国民投票が行われて、人々は、議員の提示した各法案の賛否を直接投票をする。
⑤国民投票の決定には三分の二の多数が必要。
⑥オンラインで投票し、コンピュータで票を集計すれば、投票終了直後に結果がわかる。
・世界を統治するために創設すべき実際の機関は以下のとおり。
①「世界統一政府」
②国際紛争を解決する強力な「世界裁判所」
③自らを統治するために選んだ法律に強制力を与える「平和維持軍」
④地球上の全国家から二人ずつ代表が集まる「世界上院議会」
⑤各国の人口に比例した数の代表が集まる「世界下院議会」
・自由こそ神の本質、魂の本質であるから、国家社会の政治体制は、人間の自由を保障するものでなければならない。独裁政治は終わるだろう。政府が独裁的になって自由を抑圧すれば、世界中で同じことが起こるだろう。
・宇宙には、地球外生命体の文明は多数存在し、その多くは、地球文明よりはるかに進化している。(それを highly evolved being 高度に進化した存在:HEB と呼んでいる。)精神が高度に進化しているHEBは、自分の成長には小さなコミュニティが最適だと判断し、その集団で生活している。したがって、HEBの世界の政治は、小規模のコミュニティの中での自治、つまり自分たちで自分たちを統治するというシンプルな制度しかない。
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[4-(2)-1] 《政治はあなたがたの霊性の現れだ》
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政治はあなたがたの霊性の現れだ。
経済はあなたがたの霊性の現れだ。
教育はあなたがたの霊性の現れだ。
《明日の神P248》
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『神との対話』では、「政治」は、人間の「霊性」の現れであるといっています。
政治、経済など、人間の生活活動のすべては、その根底にある魂、すなわち内的な「霊性」を基盤にして機能しています。
政治は、人間の生活活動を調整する現実的な技術です。政治が人間の霊性の現れであるということは、政治という技術の中には、霊性が反映されているということを意味しています。
ニールは、アメリカの国是である政教分離(政治と宗教を分離し、互いに干渉することを禁止すること)について神に主張します。「政治は霊性の現れ」ということは、政教分離の精神に反するのではないか、というのです。
これに対して、「アメリカという国を例にとれば、ピューリタン革命に続く建国の精神からして、すでに、政治と霊性は混ざり合っている」と神は指摘しています。
「霊性」とは、既成宗教のことではありません。人間の構成要素である身体-精神-魂のうち、魂レベルの意識活動をいっています。
したがって、政治と霊性の問題は、政治と宗教の係わりを禁止する「政教分離」とは、レベルの異なるテーマといえるのです。
現代社会では、既成宗教の教えが機能しなくなっています。既成宗教の教えによっては解決できない社会問題が、山積しているのです。
新しい霊性を生み出す新しい神学が必要とされ、それにもとづく政治の構築が求められているのです。
その新しい神学における、「政治」分野のキーワードは、
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①すべてがひとつである。
②「自由」こそ、自然な秩序の状態である。
③透明性が政治プロセスの一部になる。
《明日の神P287》
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だといっています。
新しい政治システムは、これらのキーワードによって創り出されるだろうと、『神との対話』ではいっているのです。
[4-(2)-2] 《新しい民主主義のシステム》
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ニール:新しい民主主義のシステムができるでしょう。
国民投票が行われて、人びとは直接投票をするんです……オンラインで投票し、コンピュータで票を集計すれば、投票終了直後に結果がわかります。
代表を選んで議会に送る。代表の仕事は、どの法律を提案するかを決める。
透明性が政治プロセスの一部になると思うんです。
《明日の神 P299》(一部略)
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『神との対話』には、政治の将来像としての「新しい民主主義システム」について、書かれています。
冒頭の文は、政治について対話する中で、「どうすれば、そんな変化が起こると思う?」という神の質問に対するニールの答えです。
そこで提起されている「新しい民主主義システム」の要項をまとめてみます。
①透明性が政治プロセスの一部になる。
『神との対話』では、全ての事柄において、「透明性」を大切にしています。
経済システムに「透明性」を確立するのと同じように(《明日の神P325》)、「政治」においても、「透明性」の確保を重視しているのです。
②代表(議員)を選んで議会に送る。
③議員の仕事は、その領域の課題を考え、種々の解決策を徹底的に比較検討し、どの解決策を法律として国民投票にかけるかについてコンセンサスをつくり上げること。
議員の任務を遂行するには、見識や、情報収集、判断、代弁などの諸能力が必要とされ、時間的、能力的に見て、一般的な市民には困難なものと考えられます。したがって、一般市民を代表して、法案を立案する議員の選出が必要となるのです。
④国民投票が行われて、人々は、議員の提示した各法案の賛否を直接投票をする。
現在の政治システムには、権力者、大富豪、既得権者、ロビイスト(ロビー活動専門家)など多くの人間がその政治プロセスに介入し、「透明性」が不確実になっています。
国民投票のシステムにより、これらもろもろの外力の介入を防止することができるのです。
⑤国民投票の決定には三分の二の多数が必要。
⑥オンラインで投票し、コンピュータで票を集計すれば、投票終了直後に結果がわかる。
このような手段を講じることにより、「新しい民主主義システム」の基本理念である「透明性」を確保し、嘘や隠しだてのまったくない政治システムを創ることができるだろうといっているのです。
[4-(2)-3] 《国際連合は無力で無能だ》
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神:人類すべてに対する愛と関心への一番の近道は、全人類を自分の家族と考えることだ。
全人類を家族と考える一番の近道は、分裂をやめることだ。世界の国民国家は団結すべきだ。
ニール:国際連合がありますよ。
神:国際連合は無力で無能だ。国連を機能させるには、まったく創りなおさなければならない。不可能ではないが、そうとうむずかしいし、めんどうだろう。
《神との対話2-P188》(一部略)
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『神との対話』では、「世界統一政府」を造りなさいと提案しています。
「政治は霊性の表現である。霊性の復興こそが、政治改革の基本である」という『神との対話』の基本スタンスを前提として、地球人類の平和を実現する一つの地政学的方法として、「世界統一政府」の創設を提案しているのです。
それに対してニールが、「世界平和のためには、国際連合がありますよ」と主張します。
神は、「国際連合は無力で無能だ。国連を機能させるには、まったく創りなおさなければならない」と言いい、「世界統一政府」を新しく創設することを提案しているのです。
創設すべき実際の機関として、次の事項を提案しています。(神との対話2-P263)
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①「世界統一政府」
②国際紛争を解決する強力な「世界裁判所」
③自らを統治するために選んだ法律に強制力を与える「平和維持軍」
④地球上の全国家から二人ずつ代表が集まる「世界上院議会」
⑤各国の人口に比例した数の代表が集まる「世界下院議会」
(④と⑤は、アメリカの連邦議会に似せた二院制で、一方の代表は人口に比例し、もう一方は各国に平等の議決権を与えるものとしています)
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[4-(2)-4] 《独裁体制は長く続かない》
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神:おおぜいの人びとが「明日の神」を受け入れたとき政治はどんなふうになるのか、というあなたのさっきの質問にはどう答えるだろうね?
ニール:そうですね。まず、独裁政治は終わるだろうな、きっと。独裁政治の統制と支配の対象になっているひとたちが、自分たちが「一丸となって」そういう政府を支えているんだと気づいたら、独裁体制は長く続かないと思います。
旧ソ連がそうだったんじゃないですか。政府ではなくて自分たちの連帯こそ力なんだと人びとが気づき、それで抑圧的な政府は生き延びられなくなって、ついに解体した。その扉を開いたのがグラスノスチ(情報公開)でありペレストロイカ(改革)でした。
同じことがベルリンの壁を崩壊させ、ユーゴスラビアのスロボダン・ミロシェヴィッチ体制を瓦解させ、数えきれないほどの独裁的な抑圧政権や指導者の息の根を止めてきたんです。
《明日の神 P289》
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『神との対話』では、自由こそ神の本質、魂の本質であるといっています。
すなわち、「最高の自由を経験することによってのみ、最高の成長が達成される」《神との対話2-P135》、「自由は神の本質だ。人間の魂の本質でもある」《神との友情下-P100》といっているのです。
自由は神の本質、魂の本質であり、自由なくして人間(魂)の成長はないのです。
したがって国家社会の政治体制は、人間の自由を保障するものでなければならないのです。
それは人類の歴史が証明しています。
人間の自由が束縛を受けると、その束縛を打破、撤廃して、自由を獲得しようと人間は動きます。封建的、独裁的な社会は、このような政治的、経済的、文化的な革命によって改革され、人間は、自由な社会を獲得してきたのです。
「独裁政治は終わるだろう。政府が独裁的になって自由を抑圧すれば、世界中で同じことが起こるだろう。すでに旧ソ連ではそういうことが起こった。南アフリカでも起こった。ポーランドでも旧チェコースロバキアでもユーゴスラビアでもアフガニスタンでも起こった」と、『神との対話』ではいっているのです。
[4-(2)-5] 《高度に進化した統治システム》
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高度に進化した統治システム、高度に進化した教育、高度に進化した経済システム、すべてが優雅なほどシンプルなのだ。
《神との対話3-P390》
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「2章2神と宇宙(4)地球外生命体」で述べたように、『神との対話』には、「地球外生命体」について書かれています。
そこには、地球文明と対比するかたちで、人間のより進化した高次の姿を例示しています。
宇宙には、地球外生命体の文明は多数存在し、その多くは、地球文明よりはるかに進化しているといっています。(それをHEB:高度に進化した存在 highly evolved being と呼んでいます。)
HEBの特徴をまとめてみると、次のようになります。
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①他のほとんどの文明があなたがたよりも進んでいる。
②すべてのひととすべてを分け合う。
③所有という言葉や概念はない。
④人類よりもずっと長生きする。
⑤産む人間と育てる人間が同じでなくてもいい。つまり子供をつくるのは、よく発達した強い身体をもつ若者の活動。子供を育てるのは、よく発達した強い精神をもつ年長者の活動。
⑥罪悪感や恥を感じない(HEBの精神自体が高度に進化しているから)。
⑦競争しない。ひとりが失えば、全員が失うことを知っている。したがって、誰かが勝利し、誰かが敗北するという発想はない。
⑪何が「ためになるか」という考え方がまるでちがう。
⑫「もたざる者」はいない。あなたがたの社会のように、おおぜいのひとがみじめなどん底で暮らすこともない。
⑬集落で暮らしている。あなたがたの世界でいえばコミュニティだが、「都市」とか「国家」という考え方はもうやめてしまった。
⑭衣服を着る必要を感じない。高度に進化した文明は環境を創造し、コントロールし、行き届いた管理をしている。
⑮テレパシーでコミュニケーションする。
⑯学校制度はない。
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高度に進化した存在によって創られた文化文明を参考にして、地球文明の高次の政治のあり方を考えてみます。
HEBの世界には、「すべては一体である」という『神との対話』が強調する考え方が、根付いています
それは、HEBの精神自体が高度に進化しているからなのです。
具体的には、
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①すべてのひととすべてを分け合う。
②所有という言葉や概念はない。所有するのではなく、みんなの物を代理で個別に管理している。
③競争しない。ひとりが失えば、全員が失うことを知っている。したがって、誰かが勝利し、誰かが敗北するという発想はない。
④何が「ためになるか」という考え方がまるでちがう。HEBは、「魂」の成長に役立つものに価値を置く。
⑤テレパシーでコミュニケーションする。
└----------
精神が高度に進化しているHEBは、自分の成長には小さなコミュニティが最適だと判断し、その集団で生活しています。
したがって、HEBの世界の政治は、小規模のコミュニティの中での自治、つまり自分たちで自分たちを統治するというシンプルな制度しかないといっています。
それを次のように述べています。
┌《神との対話3-P390》---
高度に進化した統治システム、高度に進化した教育、高度に進化した経済システム、すべてが優雅なほどシンプルなのだ。
たとえば、高度に進化した統治システムには、事実上、自治以外の統治は存在しない。
-《神との対話3-P407》----
彼らは集落で、あるいは小さなコミュニティで暮らしている。
その集落が都市や州、国家に組織されることはなく、お互いに平等に交流している。
政府もないし、法律もない。
議会というか評議会はある。ふつうは、年長者の議会だ。
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精神が高度に進化すると、その基本的な考え方は、「すべては一体である」「自分を大切にするように他人も大切にする」という精神や考え方が、個人的にも社会的にも基本的なものとして根付きます。
政治もそれを基本としたものとなり、コミュニティー内の自治が、政治そのものとなるというのです。現在の地球文明では想像もつかないものなのです。
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