2-2 《魂は何をするの？》
しょう子：魂は何をするの？
Ａ：神性を体験するのが、魂の仕事だといっていい。神は魂を通して、神性つまり自分自身を体験して知る。それが神の喜びとなるんだ。
しょう子：魂と人生はどうつながるの？
Ａ：前に、人間は魂－精神－身体の3層からなっているといったよね。
しょう子：ええ。
Ａ：魂は、神性を体験したがっている。魂が神性を体験するということは、人間が神性を体験するということと同じだよね。
しょう子：人間が魂－精神－身体からなっているなら、そうね。
Ａ：だから、現実生活に起こるさまざまな出来事をツール（道具）として、人間（魂－精神－身体）が考え行動することによって、神性を体験していく、それが人生だといってるんだ。
しょう子：じゃあ、人生の目的は神性を体験することなんだ。
Ａ：そのとおり。様々な出来事を利用してね。
しょう子：さまざまな出来事って？
Ａ：日常生活で起きることはなんでも。朝起きて、顔を洗って、朝食を食べて学校や仕事に行く。1日で起きることは全て、神性を体験する材料なんだ。
しょう子：わあ、顔を洗うのだって、真剣でなくちゃいけないんだ。
Ａ：（笑）そんなことはないよ。普通でいいんだよ。
しょう子：良かった、それじゃあ疲れちゃうものね。それで、魂が神性を体験すると、どうなるの？
Ａ：魂は神に創られた時、つまり神から分かれた時に、いわば「神性の種」(^_^ 原著では“概念としての知識”といっている)を持って生まれてきている。種は遺伝子DNAのようなものといってもいいかな。だから魂は神の分身（分霊）というんだね。
魂が神性を体験するということは、この種を成長させて実にすることといってもいい。(^_^ 原著では、実を“体験としての知識”といっている)
しょう子：実にする……。
Ａ：魂は人生の出来事という栄養をもらって成長し、その生まれ持った種が実として結実した時、母体である神に帰る。これが魂の目指していることなんだ。
しょう子：何か、宇宙を旅行してるみたい。
Ａ：そうだよね。神から出て、また神に帰るんだ。
〈つづく〉
