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『神との対話』との対話  作者: いのうげんてん
1章 入門編 よくわかる『神との対話』
16/225

5-1 《人間関係の基本は愛情》

しょう子:人間関係は、家庭とか会社の中にあるのね。


A:そう。それだけじゃなく、家庭、学校、会社、地域社会などあらゆる所に、人間関係は存在している。


 そのうちでも、最も基本になるのは家庭だね。 親子、夫婦、兄弟姉妹は、最も基本的な人間関係だよ。


しょう子:最も基本的?


A:生まれてから一番最初に出会う人間関係だからね。母親から生まれたら、すぐ親子という人間関係が始まるだろ。


 もちろんそれ以前に、夫婦という人間関係があるから子供が生まれるんだけどね。


しょう子:学校の友だちならすぐ分かるけど、親子、夫婦も人間関係なんだ。


A:そう。恋愛も人間関係だよ。


しょう子:恋愛も。


A:恋人どうしの人間関係といえるだろ。恋愛は、人間がもっとも深くかかわる人間関係だといってもいい。


 人は恋をすると変わるといわれるのを、聞いたことあるかな。


しょう子:あるわ。


A:恋をすると視点が変わるんだ。「自分1人」という考えから、「私たち2人」という考えになる。考える視点が変わる。しょう子さんも恋をしてみれば分かるよ。


しょう子:「私たち2人」って?


A:別々じゃなくてひとつになるんだ。そしてその2人に子供が生まれると、さらに視点が変わる。男-女という視点に、親-子という視点が加わるんだ。


しょう子:女性は母親になる。


A:今の話でおもしろいことに気付いたかな?


しょう子:……。


A:「私たち2人」と思っている恋人がさらに接近すると、「1つの私たち」となるんだ。


 心身ともにそうなれば、そこに子供が生まれる。「1つの私たち」が、新しい生命として誕生する。


しょう子:わあ、すごい。


A:何が2人を1つにすると思う?


しょう子:愛情かな。


A:そう。愛は、相対する2人を1つにする力を持っている。人と人を結びつけるんだ。磁石のようにね。恋人どうしは、愛の力によって一体化し、新しい命を生み出すんだ。


しょう子:愛って何だろう?


A:愛は、相手に対していだき、互いに与え合う感情といえるかな。人間関係は愛情をベースに、成りたっているんだね。


 愛はすべての源といってもいい。


しょう子:神は愛なりね。


A:そう。愛情が人間関係のベースにあるということは、人間関係の種類によって愛情も形を変えるということだよね。


 恋人なら恋愛感情だね。友だちなら友情、親子なら親子の愛、夫婦なら夫婦愛のようにね。


〈つづく〉



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