表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『神との対話』との対話  作者: いのうげんてん
1章 入門編 よくわかる『神との対話』
12/225

4-2 《経験をいちばん直接的に実践できるのが人間関係だ》

しょう子:現実世界はみんな相対的なんだ。


A:そう。人間も例外ではないよ。男-女は相対的だよね。わたし-あなた、わたし-富士山もそうだね。


 それに関連する大学生を対象にしたおもしろい実験があるよ。


 光も音も五感に入るものが全くない個室に、1人1人別々に入ってもらった。周囲からの情報なしで、何日くらい耐えられるかという実験だよ。


 何日くらいだったと思う?


しょう子:3日くらいかな。


A:短い者は1日でギブアップ、長くて3日くらいだったんだよ。


しょう子:そんなに短いの!


A:人間は、周囲からの情報がないと生きられないことが分かるよね。


しょう子:他のものと関係をもって生きているということね。


A:そのとおり。


しょう子:人間どうしの相対関係が人間関係なんだ。


A:『神との対話』の1-P164には、人間関係について、「経験をいちばん直接的に、力強く、純粋に実践できるのが人間関係という場だ」という1節がある。


しょう子:どういうこと?


A:人間関係は、体験をするためのいちばん大切なチャンスを与えてくれるところだ、ということだよ。


しょう子:……。


A:人生の目的は何だったかな?


しょう子:たしか、神性を体験するとか……。


A:そう。人生の中で起きるいろいろな出来事を使って、無数にある神性を体験しているんだったね。


 出来事は、人間関係という場で起きることが、1番多いんだよ。


しょう子:人間関係以外だと?


A:自然環境との関係が代表的なものかな。例えば農業、漁業、林業などは、まさに自然が相手だよね。


 だけどそこにも、同僚や同業者がいたり消費者がいたりで、結局、人間関係があるよね。


しょう子:ほとんどのところに人間関係ってあるんだ。


A:そうそう。だから人生の出来事は、人間関係で起きることが1番多いということがいえるよね。


しょう子:具体的な人間関係は?


A:家庭、学校、会社、地域社会などさまざまな所に、人間関係は存在している。


 そのうちでも、最も基本になるものは家庭だね。 そこには、親子、夫婦、兄弟姉妹という人間関係がある。


しょう子:それが広がると社会になるのね。


A:そう。家庭が拡大されていって、隣人関係、会社での同僚や上司と部下の関係、学校での教師と生徒の関係、国家での政府と国民の関係など、次第にその規模が大きくなって行く。


しょう子:世間は人間関係だらけね。


A:(笑)こういう上下、左右、前後の人間関係が網の目のようになって成り立っているのが、この人間社会なんだね。


 人間は、この人間関係の中で提供される様々な出来事に対し、どう対応するかを自分で決めることによって、自分自身を表現し、成長させていってるんだ。


しょう子:人間関係は1番大変だとよく聞くよ。


A:そうだね。人間関係が、もっとも濃厚な出来事を、1番多く提供してくれるからね。


 ただ見方にもよるよ。それをわずらわしいことと考えるか、自分の成長にとって絶好のチャンスだと考えるかで、大きく変わるんだ。


 すべての人間関係が、自分を創りあげる絶好のチャンスだとはっきり理解できれば、すべての出会いは、素晴らしいものだと思うようになるんだね。


〈つづく〉



*〈いのうげんてん〉からのお願い:神・生命に関心のおありの方に、当ページを紹介いただけましたら嬉しく思います。→http://ncode.syosetu.com/n6322bf/



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ