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SS級配信者の義姉、ダンジョンスローライフで無自覚無双中  作者: 富士とまと
第一章

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8/15

第8話 1回目の配信終了

【お、おお!まさかの閃光のイクシオ参戦!】


【日本のトップ2が相まみえるのか!】


【明日の配信も見逃せない!】


【いやいや、今日の配信もまだ続いてるぞ、見逃せない】


 しばらく休憩した義姉は再びジャンプを始めた。


【そろそろ500回だぞ……】


【あ、終わった。収納鞄に首をかしげながら入れてるぞ】


【何を首をかしげる必要が?】


 ……不思議だなと思ってるんだよ。義姉ちゃん……あ、つぶやいてる口の動きを見ると、あれ絶対四次〇ポケットって言ったな。猫サイズロボだが、猫型ロボじゃないよ!


 いや、猫耳つけたデザインだから、言えなくもな……って、違う違う。


【マインちゃん転んだぞ!】


【は?まさか、転ぶわけないだろ?そう見えただけで、見えない敵の攻撃を避けただけじゃないのか?】


【そう言われればそんな動きをしていたな】


 いや、そんな動きはできないから。義姉ちゃん……マジですっころんだんだ。


 どうして、何もないのに転べるのか……。


 寝ててもいいっていったけど、本当に寝転ぶとは……。いや、ジャンプのし過ぎで疲労のせいで?


 ん?立ち上がって、またジャンプしたっ。


 義姉ちゃん……無理しなくていいんだ……。もう、コインはいらないよ……。


【またコインだ】


【今度は色が違うぞ?】


【特定班!】


【情報がない】


【何?情報がない?】


 あれ……まさか……。


 武器類のドロップ品で言えば、あの色……。


 銀は酸化して黒ずんで出てくる。綺麗な銀色をしているということは、ミスリルか?


 だとしたら、金色のスキルガチャコインよりも格上の……レアではなくSレア……。


「冗談だろう、偽物だよな?」


 義姉ちゃんは歩き出した。


 え?まだ続けるの?奥に行ってどうするつもりだ?って、突き当りまで行って困った顔して振り返った。


 ……迷子か!ったく。義姉ちゃんの方向音痴は俺がいないとだめなんだよな。


 あれは、義姉弟になってからすぐのことだったか。小1の俺と小5の姉。遊園地で親とはぐれて迷子になったことがあった。


「大丈夫だからね、お義姉ちゃんがいるからね。大丈夫」


 と、不安で泣きそうな顔になりながらも、ぎゅっと俺の手を握ってくれてた。


 親と無事に会えて、泣き出した義姉。


 ……あの時から、俺が守ってやらなくちゃって思ったんだっけなぁ。


 マイクロドローンが移動してカメラの方向を変えた。


【うわわわわわわあ】


【やっぱりさっきの500回には意味が】


 またコメントの流れが一段と早くなった。


「義姉ちゃん……初日から、やらかしすぎだろう……」


 あるはずのない2階層への階段がうつされている。


 視聴者の数は200万人を超えてる……。


 多い日でも50万人くらいだったけど、どこかの掲示板で拡散されたか。


 そりゃそうだよな。本物かどうか分からないけれど、レアなはずのスキルガチャコインが出るダンジョンっていうだけでも注目されるには十分だし、そのうえ未知のコインに、今まで発見されなかった2層への階段。明日から人が殺到するだろうな。初心者でも行ける場所だし。


 ってか、閃光のイクシオは確実に明日の昼には現れそうだし……。もしかしたら名だたるダンジョロイドが終結する可能性も……。


 逃げようにも、義姉ちゃんじゃあ、ダンジョロイドを運んで別のダンジョンにって難しいよな……。


【階段を下りてくぞ!】


【踊り場があるのか、深いな】


【いったい新階層はどんな……って、終わりかい!】


【早くね?】


 階段周辺は安全地帯だと教えてあった。


 割と広めの踊り場だったから、ここなら安全だろうとログアウトしたんだろう。


 スマホの電源を落として、深く椅子に座りなおす。


 疲れた……。寝よう。到着したら電話して……ああ、言いたいことだらけだ……。


 そう言えば……、義姉ちゃんやたらと昔から運はよかったよなぁ……。あの迷子になった遊園地も、義姉ちゃんがスーパーのガラガラ抽選で当てたんだったっけ……。覚えてないだろうけど、俺の記憶力は……あ、眠い……。



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