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SS級配信者の義姉、ダンジョンスローライフで無自覚無双中  作者: 富士とまと
第一章

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第5話 名前の秘密

 えーっと、今見せたのは宝石のないやつだから、次は赤い宝石のやつ。


 手に乗せてドローンに近づける。


 順にコインを見せてから、ちょっと座る。


 ジャンプしすぎて疲れちゃった。目の前には、金貨の小山。300枚くらいあるはず。


「金貨1枚1万円なら、これで300万だよ!すごいなぁ!……まぁ、実際には1円にもならないんだよねぇ。ダンジョンの外に持ち出せないし。とはいえ……」


 思わずニマニマする。


 なんか、金貨が山になっていると嬉しくなるよね?


 ……私には分からないけれど、もしかするとギルドで何かと交換できるかもしれない。


 たくさんあった方が勇樹も嬉しいよね?


 勇樹の「お義姉ちゃんありがとう」という笑顔を思い浮かべる。いや、まぁ、お義姉ちゃんなんて今は読んでくれず「義姉ちゃん」と、「お」はついてないのだけども。


「なれない海外で頑張ってる勇樹のために、お義姉ちゃんも頑張るからね!」


 と、張り切ったものの。


「もう、無理かも……」


 それから200枚ほど手に入れたところで、体力が尽きた。


「1時間くらいはたったよね?もう、いいかな……」


 コインの小山。


「えーっと」


 腰にぶら下げたウエストポーチに視線を落とす。


「全部は入らないよね?せいぜい20枚とか?」


 コインを入れる。


 コインを入れる。


 コインを入れる。


 あれ?もう30枚くらい入れたけど?


 おかしい。


 ウエストポーチの中に手を突っ込む。


 ずぶずぶずぶ。


「ぎゃー、吸い込まれちゃうっ!」


 慌てて手を引っ込める。


「こ、これ、まさか……漫画に出てくるあれ……」


 残りの金のコインもポシェットに入れる。


「入った!全部はいっちゃった!やっぱりこれ、あれだ!四次〇ポケット!」


 すごいすごい!ほかに何が入ってるんだろう?


 っていうか、どうやって取り出すの?


 手を置くまで入れても何か物が手に触れる感触はない。


 うーん、困ったな。


 使い方を教えてもらわないと。


 今日は、勇樹は飛行機の中だろうから、明日かな?どうせログインちゃんとしてくれたかって連絡が来るはずだからその時にでも聞こう。


 手に入れた金のコインを全部鞄の中に収めたあとは、ダンジョンの入り口に向かって歩き出す。


 入口から数mは安全地帯と呼ばれるモンスターが出ない場所で、そこにダンジョロイドを移動させてログアウトしなければならないらしい。


 とてとてと歩いていく。


 ……うーん、そう言えば、体が軽いといって走ったから結構移動してたのね。なかなか入り口にたどり着かない。


 というか、他のダンジョロイドに全然会わないけど……。どうしてだろう?


「あっ、ふんじゃった」


 スライムを踏んづけた。


 にゅるっとして気持ちが悪い。


 死んでいればすぐに消滅するからいいけれど。靴の裏にくっつけて歩いたら転びそうだ。


 すってーん!


 ぼふぅっ!


 いや、コックピットにいる私、どうして転んだ!コックピットではぬるっとスライムなんていないのに。


 って、待って!


 恐る恐る、ドローンを見上げる。


 冷汗がだらだら流れる。


 これも、配信中だよね。


 勇樹の大事なダンジョロイド……無様に転んだ姿を、一体何人に見られてしまったのか……。


 だ、大丈夫。きっと、ずっとコインを取ってただけだから、飽きて見てる人減ってるはず……。うん、きっとそう。


 しりもちをついたついでに、寝っ転がって大の字になる。目に映るのは天井。


「あれ?」


 天井の1か所が光った気がする。


 立ち上がり、ジャンプでパンチ!


「おー!やったぞぉー!!!」


 落ちてきたコインについている宝石の色は青。


「やっと青いの出たぁぁ!って、何?よく見るとこれ、金じゃなくて銀色っぽい……」


 ちぇ。銀貨か。


 っていうか青い宝石は銀貨にしかついてないってことかな?


 あ、そうだ。ドローンに見せておこう。


「あ、ころんだんじゃないよ?これを探すための行動だったんだからね?……なんて言っても、たぶん信じてもらえないだろうなぁ」


 逆に言い訳見苦しいって思われた?!


 うわー、恥ずかしい!


 真っ赤になる。って、だ、大丈夫だよね。コックピットの私は恥ずかしくて真っ赤だけど、ダンジョロイドは赤くなったりしないはず。


 はい、撤収撤収!


 ……あれ?


 そして、私は下に降りる階段の前に立っていた。


「……入口、どこ?」


 迷子という単語が頭をよぎる……。


 ぽんっと手を打つ。


「これはあれだ!下に降りると第二階層っていわれるところってことだよね?階段付近は安全地帯だって言ってたし……ここでログアウトしてもいいよね?」


 ステータスオープン。


 聖剣のスターマイン……ログアウトっと。


 視界がダンジョンからVRゴーグルに戻る。


 ゴーグルを外し、ふぅっと息を吐き出す。


 いっぱい飛んだり跳ねたりしたから汗かいた。風呂入って寝ようっと。


 湯船につかって、ハッと気が付く。


「スターマインって、花火のことかと思ってたけど、もしかして……」


 どうも、私の名前は星野舞です。


 ……勇樹め!人の名前をもじって使ってたのか!



……カクヨムでコピーしてペーストすると、1行あきになる!

まじですか……

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