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な、なんだってーー!?

更新を早くすると言ったな、あれは嘘だ。はい、本当にごめんなさい!私生活が忙しくなっちゃて・・・このシリーズは時間がかかっても完結するつもりなのでよろしくお願いします!

そんな話をしながら駅に着いて五番乗り場に行くとそこには月僧さんの姿があった。


 「月僧さん!おはよう!」


 「ゆ、蓮護さんおはよう」


相変わらず綺麗な金髪のサラサラヘアーだ。私の髪はママと同じでくせっ毛でウェーブがかかってるので大変羨ましい。


 「えっと、私なにか付いてる?」


どうやら見つめすぎた様だ、だって本当に綺麗なんだもん見つめちゃうって。


 「サラサラの綺麗な髪が付いてるかな。ごめんね、見惚れてた」


 「あ、ありがとう・・・」


月僧さんは顔を赤くして照れてしまった。こんなに美人で可愛らしい人が私の友達なんて信じられない。そんな友達の事をもっと知りたくなり話題を振ろうとした時カシャッとシャッター音が聞こえた。


 「ん?」


 「あ、え!?」


それに慌てたのは月僧さん、その音は月僧さんの手提げ鞄の中から聞こえたけど・・・


 「な、なんで、音鳴らないって」


 「どうしたの?カメラ起動したままだった?」


 「え、あ、うん。そうだったみたい。あはは・・・」


 「なんだ、隠し撮りしてるのかと思っちゃった」


 「うっ!」


私のその一言に月僧さんは一瞬顔を強張らせた。ん?なにがあったのかな?


 「か、隠し撮りなんてしてない!してないよ!」


 「冗談だよ、それに私は写真ならいつでも歓迎よ。ピース!」


ピースしてポーズをとった後月僧さんは迷いなく写真を撮った。


 「どう?綺麗に撮れた?」


 「う、うん。バッチリ」


撮られた写真には私の姿がしっかりと写っている。良かった、さっき喧嘩してたから服装が乱れてないか少し心配だったけど変なところはないね。


 「あ、電車来た。行こ、月僧さん」


月僧さんの手を握り電車に乗る、二日もこの電車に乗れなかったがようやく乗れた。


 「・・・あったかい」


 「どうしたの?」


 「ううん、なんでもないよ。行こ」


私達は電車に揺られた後無事に雛高に着く事ができた。学校生活三日目にしてやっと余裕のある登校だよ、全く。校門前に来て中に入ろうとした時一台の車が学園前の広い駐車スペースに停まった。雛高はお嬢様高なので車で登校する人も多いから校門前には20台は入るであろう広い駐車スペースがある。


停まった車から出てきたのは皇舞桜だった。


 「!」


 「来たぞお主。早速声をかけよ」


 「はいはい、行きますよ」


あの人ちょっと苦手だけど挨拶するぐらいならいいでしょ。


 「おは、」


そうやって声をかけようと近づいた時護衛の人が私達の間に入り込んだ。


 「申し訳ありません、舞桜様には不用意に近づかない様にお願いします」


 「え?なんで」


 「舞桜様は皇グループの跡取りです。万が一の事があってはいけません、あなたも無害を装って近づく暗殺者の可能性もありますので」


 「んな!失礼ね、そんなんじゃないわよ!」


 「可能性はありますので。それでは」


護衛の人は待っていた皇さんの側に行き護衛戻っていった。とりつく島もなく事は終わった、え?どうするのアレ?


 「無茶ですよ。あの護衛、仕事は優秀ですから」


少し放心気味だった私に声をかけたのは星花さんだった。


 「え?知ってるの?」


 「前に話した四天王の一人ですよ、護衛でカルノクスの持国律。常に皇さんの側にいて護衛してますが昔と変わってませんね」


 「昔からあんな感じなの?」


 「ええ、皇さんの代わりにあの人が要件を聞いたりなど誰とも関わらせない様にしています。護衛としても優秀で過去に襲撃にあっても彼女と皇さんには傷一つ付けられなかった程です」


 「ええぇ・・・」


嘘でしょ・・・これから私あの人掻い潜りながら皇さんと話さないといけないの?難易度高!どうするのこれ?話し合いとか通じなさそうな相手だけど流石に訓練された相手には勝てる気がしないよ私。


 「・・・蓮護さんって皇さんの事が気になるの?」


 「え!?」


私にそう聞いたのは月僧さん、手提げ鞄をギュッと握ってなんだか不安そうだ。


 「気になるっていうか・・・まあ、多少は?」


だって皇さんと恋仲にならないと世界滅ぶんだもん、気になるよ。けどそれを月僧さん達に話しても常識を疑われるだけだろうし・・・多少気になるって言っておいた方が情報も聞きやすいかな?


 「そ、そうなんだ・・・」


 「一目惚れですか?」


 「そ、そっちの意味じゃないよ!ただ友達になれないかなーって」


 「え?・・・良かった」(小声)


 「冗談です。しかしだとしても難しいですよ、似た様な人達が後三人いるんですから」


 「はぁ・・・四天王って最高」


皮肉を混ぜつつ二人と一緒に教室に行く。


 「お主よ一度で諦めてはならん、教室は隣だ。積極的に行かぬと世界が滅ぶぞ」


 「嫌な脅し・・・でもまだ250日以上あるんでしょ?雛高にはイベントもいっぱいあるしそのうち機会はあるって」


 「逆だ、後269日しか無いのだ。早めに行動せぬと世界が・・・」


 「なに焦ってるの?正月までにはなんとかするって。目先の青春を楽しませてよ」


 「楽観的なのは良いが状況は悲観的だ。一日を大切にせぬとこの世界が滅ぶぞ」


 「分かったって!もう、うるさいなぁ・・・」


私だって好きでこんな事してる訳じゃない。私がやりたいのは青春で前世の約束とかはおまけだ、でも世界が滅びるのは私も困るし取り組みはするけど本当にやりたい事はそれでは無いのだ。全く、なんでこんな事になってるのか。


授業は順調に進んで今四時限目が終わりお昼休みの時間だ。


 「よし、お主よ隣のクラスに行くぞ。今日は皇舞桜と食事を共にせよ」


 「嫌だ、ちょっと黙ってて。いきなり行ってもあの護衛の人が許す訳ないでしょ」


 「多少強引に行かねばあっという間に時は過ぎるぞ。時間がないのだ」


 「まずは情報集めてからでしょ。それに機会なら学校のイベントであるって」


 「それでは遅いかも知れぬ、それに本人に聞いた方が早い。お主にはこの世界を護らねばならぬのだぞ」


 「なにそれ、あなた達が勝手に押し付けてきてるだけでしょ」


 「前世のお主が願った事だ。その責任を果たさねば」


 「だから前世なんて知らないって言ってるでしょ!」


 「蓮護さん?どうしたの?」


 「え?」


クリカラとの会話にイラついてると隣から月僧さんが声をかけていた。


 「どうしたの?さっきから声をかけてたけど反応なかったから心配で」


 「あ、ごめん!えっと、そう!さっきの種族学の内容が分かんなくって考え込んでた」


 「そうなんだ。実は私、種族学は大の得意なの。良かったら教えようか?」


 「ははあ!頼みます月僧先生!」


 「はい、任せれました。それじゃあお昼ご飯食べた後にやろうね」


 「はーい!」


本当は種族学は私も得意だけど咄嗟の言い訳がこれしか思いつかなかった。クリカラはなにを焦ってるのか、まだ時間はあるし焦ったって解決しないものはしない。


お昼ご飯には星花さんと長船さんも誘って机を並べて食べる事になった。


 「そういえばコレ知ってますか?」


 「ん?どれどれ?」


お昼ご飯を食べながら談笑していると星花さんがスマホの画面を見せてきたのでそれを見るとそこには建物から建物へと飛び移る黒い影の動画だった。


 「・・・あっ」


 「黒い影みたいなのが高速で飛んでますね、なんなんだろうか?」


 「うーん、超常現象?でも人みたいだよね」


 「そうなんですよ。今この黒い影は話題で私も気になっています。クーリエでもここまで速く走れないしこの跳躍力は明らかに人の限界を超えています。ここ、15mは飛んでます」


その映像は昨日クリカラが私の体を借りて建物を飛び回ってた時の映像だ、撮られてたんだ・・・急いでたからそんなの気にしてなかったや。


 「あの時は緊急事態だから魔法を使ったが今度は使わんぞ。この様になるからな」


 「分かったよ、気をつける」


クリカラからの忠告を聞き入れよう、人前で魔法を使うのは混乱を招くし気をつけよう。


 「こんなのまるで魔法ですね」


 「ま、魔法なんかないよ!きっとドローンか何かじゃない?」


 「ドローン・・・しかしその動きは人の様ですが」


 「じゃあロボットだよ!魔法なんかより科学の方が説明付くでしょ!これは恐怖のロボット兵器の実験だったんだ!」


 「「な、なんだってぇーーー!!?」」


 「月僧さんと長船さん、ノリいいですね。けど魔法よりロボットの方が説明がつくのはそうですね」


ほ、なんとか魔法から意識を逸らす事ができた。これで一安心。


魔法の存在がバレたら恋愛どころでは無くなるだろう、解剖とかされないよね?まぁ、そうなってもクリカラがなんとかしてくれるでしょ。


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