プロローグ
今回はプロローグだけの物となっております。
次からの投稿は本編からの投稿ですので今回はお試しでもいいので是非読んでいただければと思います。
感想の方も宜しくお願い致します。
プロローグ
「クソ! このままじゃ間に合わない!」
俺、葉山ケイは今日も遅刻しそうになっていた。
「今日もアイツギリギリちゃうんか?」
「なら、賭けますか?」
教室では彼女二人がケイで賭けを始めだしていた。
ケイはそんな事も知らずに只必死になって学校へと向かっていた。
「ぜーはー、ぜーはー。 やっと着いた」
ケイは息を切らした。
「ほんならウチは遅刻の方に賭けるで!」
「それなら私は間に合うの方で」
「負けた方が購買の人気プリンを奢るのはどうでしょうか?」
「ええでそれで決まりや!」
そう言って二人の勝負が始まった。
一方ケイは残り二分でどうやったら教室まで間に合うか考えていた。
このまま遅刻したら掃除一週間の刑になってしまう。
どうしたら間に合うんだ‼
そんな時、ケイは閃いた。
「そうだあそこからよじ登れば・・」
ケイは直ぐに裏の方に周り壁にある鉄骨を掴み上りだした。
「こりゃーケイも間に合わんな」
「まだ一分ありますよ」
そして教室に担任がやって来た。
「はーい、席について下さい」
ケイは自分の教室の開いている窓から担任声が聞こえると慌てて上りだした。
「プリンは貰いやな!」
そう彼女が勝ちを確信した時だった。
「ウオオオオオオオ‼」
と叫びながらケイが三階の窓から入ってきた。
「きゃーーー!」
「間に合った!」
担任は驚き彼女は絶望な顔をしもう一人は嬉しそうな顔して、そして葉山ケイは間に合ったことから喜びに満ちた顔をしている。
傍から見ると物凄い状況になっていた。
すると勝負に負けた彼女がケイの傍にやって来た。
「おう、美香どうだ間に合ったか?」
ケイが聞くと、
「何してくれとんねん‼ このボケカス‼」と言ってケイをぶん殴った。
「何でぇーーーー‼」
それから時間は流れ昼休みとなった。
ケイはとある部室へと向かった。
そして部室のドアを開けると其処には男女二人の姿があった。
「もう来てたのか」
「遅かったねリーダー」
「お兄ちゃん待ってたよ」
そう二人はケイに言った。
この二人はウチの部員で、リーダーと呼んでいるのが花咲鈴谷名前からして男なのだが見た目はかなり可愛い! そして男好きだ。
二人目が俺の妹で葉山モエ俺の一つ下の学年で一年だ。
そんな事を説明している内に二人が戻って来た。
「ほんまアイツ許さへん!」
そんな事を言いながらはい入ってきたのは、山城美香と山本春香だった。
山城美香は元最強ヤンキーで今は少し大人しくなっている。
そして美香の隣にいるのが山本春香。彼女は一言で言うと天才だ。
彼女は色んな物を発明することが出来る。
発明に置いて彼女に敵う者は居ないだろう。
最後にこの俺、葉山ケイはこのメンバーのリーダーを務めている。
そして自分で言うのもなんだが秀才だ。
どうしてそんな俺達がこうして集まっているのかと言うと、学校には生徒会と言う物は必ず存在する。
しかしウチの学校には、生徒会が処理しきれない問題を処理する為の組織が存在する。
それが俺達の真の顔裏生徒会なのだ。