↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
44/1360

第4話 3

3

 「ほれ、ここ見て!御祖父様大好きだって!メルちゃん可愛い!世界一!

最近、メルちゃんの報告書は急に面白くなってきたわー。ユーモアのセンスもあるし、何より愛があるよね。愛が。」

 「会長、お仕事中です。お孫様からのお手紙をお読みになってないで、この書類にサインをして下さい!」

 「城戸君堅いなー、ホント堅いよ君は」

 「堅くて結構です。わたくしは一刻も早く次の会議の準備をしたいのです。会長?」

 「兄の顕(あきら)と弟の御心(みこころ)とはえらい違いだ。第一あいつらの報告書は面白味がまったくない。誰に似たのやら・・・」

 「はいはいわかりましたから、サインを」


 高層ビルの上層階。広い執務室で二人の男女が会話をしている。一人は小柄な白髪の老人で卓上の書類に目を通しており、もう一人は背の高い女性で机の横に立っている。ここは衣カンパニー本社。会長の「衣奈磁石(えなじしゃく)」の執務室。


 「城戸君知ってる?衣ケミカルの新入社員研修で起きたこと。メルちゃんも研修にいて、報告書で詳細を読ませてもらったんだよ。君の友達の鉄火レイカ君、僕と第三世代の可能性がある「MoNStEr」の子の覚醒を狙っていろいろやってみたんだけど、どうやら違ってたみたいだったねー、残念だけど。でもその「MoNStEr」の子は面白くて、今はまだ第三世代じゃないけど、第三世代への進化に一番近くて、第三世代への進化の途中でやめちゃったみたいってのがレイカ君の見解なんだよねー。なんでだろねー。それに『カーバンクル』がちょっかい出してきたみたいだねー。」

 「もし本当にそうなら、その「MoNStEr」の子は絶対に手放せないですね?」

 「お、城戸君も食いついてきたね。そうなんだよー。それにその「MoNStEr」のパートナーがなんとレイカ君の妹さんでマキちゃん。しかもメルちゃんと同じ三崎工場の勤務と来た。これは面白いよねー。もっと言うと、あそこには本能寺量君がいるんだよねー、君も知ってる」

 「量が・・・。これは組み合わせによっては予想もできないことが起こりそうですね」

 「その通り!だから僕はメルちゃんに黙ってマキちゃんを本能寺君とこに動かしたら、メルちゃんが怒っちゃってさー。ははは」

 「はいはい。それでは今度こそサインして下さいね!でないとわたくしも怒りますわよ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。