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幕間《座談会をしよう(4)》

今回は久しぶりの座談会です。

蒼井を華麗のスルーし、話題の中心はローズ。


どんな話が聞けるのでしょうか。


ハル「さ~て、細々続けてきた座談会も、遂に四回目です」


奈美「あら、もうそんなになるのね」


千景「すっかり登場人物の紹介になってますけどね」


紫音「良いではないか。なかなかこういう機会は無いのだから」


剛彦「それじゃぁ、早速始めましょうかぁ」


蒼井「む、何だ。今回もジャスティスの奴らは不参加か?」


葵 「(部屋に駆け込んできて)すいません、遅れました」


ハル「まだこれからだから大丈夫だよ」


奈美「あら、葵だけなの?美園さんとかエセ紳士は?」


葵 「二人とも、大きな事件を担当していて抜けられないそうです」


千景「葵が参加できただけでも、良しとしますか」


柚子「誰も、エセ紳士の部分には突っ込まないんですね」


紫音「細かいことは気にするな。じゃあ、始めるとしようか」




 ローズ(剛彦)について


剛彦「あらぁ、私のことなのねぇ」


ハル「う~ん。ローズって千景さん並に謎の人物だよな」


奈美「確かにそうね。興味あるわ」


千景「では私が紹介しましょう」


剛彦「任せるわぁ。私を丸裸にしちゃってぇ♪」


千景「(ローズを無視して)本名は花京院剛彦。年齢は三十八才。血液型はAB型。六月一日生まれの双子座です」


柚子「名前……ローズさんじゃ無かったんですね」


ハル「前にママが言ってたけど、どうやら源氏名みたいだな」


奈美「にしても凄い本名よね」


千景「花京院は華道の家元です。剛彦も免許皆伝でしたよね」


剛彦「昔の話よぉ。今の私はぁ、ただのローズよぉ(投げキッス)」


ハル「ぐふぅ……しかし、まさか三十八才とは」


葵 「見えませんよね。体も凄い鍛えられてますし」


剛彦「うふふぅ。美しく見せる努力はぁ、欠かして無いものぉ」


蒼井「極限まで鍛えられた肉体……確かに美しさを感じるぞ」


剛彦「あらぁ嬉しいわぁ。お礼に抱きしめてあげるわぁ。ぎゅぅぅぅぅぅぅ」


蒼井「ぎゃぁぁぁ。折れる、折れる折れる…………(背中から嫌な音)……げふぅ」


紫音「うむ。見事なベアハッグだ」


葵 「出来る……。流石はハピネスの幹部ですね」




千景「続けます。身長は205cm、体重は110kg。視力は両目とも1.2です」


柚子「とっても大きいです」


奈美「そうね。ハルと並ぶと、まるで大人と子供だもの」


葵 「まあ、お兄さんが小さいって言うのもありますけど」


ハル「しくしくしくしく」


剛彦「気にしちゃ駄目よ。ハルちゃんは今のままで充分魅力的だからぁ」


千景「見事に慰めになってませんね」


紫音「それにしても、どうやったらそこまで大きくなれるのだ。コツとかあるのか?」


剛彦「そうねぇ。良く動いて良く食べる、そして良く寝る事かしらねぇ」


千景「紫音はまず、少しは運動する事と、好き嫌いを無くす事からですね」


紫音「むむぅ~」


奈美「ふ~ん。……ねえ、ハルも好き嫌いとかあるの?」


ハル「うるさいやい」




千景「ハピネスでは福利厚生部と情報部を、切り盛りしています」


紫音「仕事は速いし、丁寧で確実だ。とても頼りにしているぞ」


剛彦「もうやだぁ。そんなに褒めないでよぉ」


柚子「謙遜しないで下さい。ローズさんのお陰で、みんなとっても助かってますから」


奈美「そうよね。私も…………」


千景「よく施設を壊しては、ローズに直して貰ってますからね」


奈美「……すいません、反省してます」


ハル「何にせよ、ハピネスには欠かせない存在だな」


葵 「う~む。これ程の猛者が福利厚生担当とは……。流石はハピネス、底が知れません」


ハル「いや、考えすぎだから」




千景「剛彦はハピネスを結成する前に、私がスカウトをしました」


ハル「本編でも少し言ってましたよね。確か……」


剛彦「そうよぉ。その前はぁ、正義の味方だったのよぉ」


一同「「ええ~~!!」」


奈美「し、知らなかったわ」


柚子「初耳です」


蒼井「予想外の過去だな」


千景「あらドクター。もう復活したんですか」


柚子「すいません。さっき私が骨をはめ直しちゃいました」


ハル「骨をって、よく生きてたな……」


紫音「そんな事はどうでもいいとして、私も知らなかったぞ」


蒼井「(体育座りでいじけながら)吾輩だって……吾輩だって……」


剛彦「隠してた訳じゃないんだけどぉ、言う必要も無かったからねぇ」


葵 「と言うことは、私の元先輩ですか?」


剛彦「残念だけどぉ、ジャスティスじゃないわぁ。別の組織よぉ」


千景「とある事情で正義の味方を辞めた剛彦を、私が誘ったんですよ」


柚子「その事情というのは?」


剛彦「ごめんなさいねぇ。ちょっとプライベートな事だからぁ」


千景「そうですね。NGにしておきましょうか」


奈美「ん~残念」


ハル「まあ、そのうち本編で分かるだろうしな」


紫音「そうだな。何にせよ、今の剛彦は我々の仲間。それでいいだろう」


剛彦「ありがとうね、みんなぁ」




葵 「(携帯電話が鳴り)ちょっと失礼します。……はい……はい。分かりました」


ハル「何かあったのか?」


葵 「すいません、緊急招集が掛かっちゃいました」


奈美「座談会の時くらい良いじゃない」


葵 「そう言う訳にもいきません。姉さんと違って、真面目で通してますから」


奈美「……どうやら、一度しっかりとお話しなくちゃ駄目みたいね」


葵 「遠慮します。またノロケ話を聞かされては、堪りませんからね」


奈美「(顔を真っ赤にし)な、なななな。何を言ってるのよ」


剛彦「どうやらぁ、口では葵ちゃんの圧勝みたいねぇ」


紫音「まあ、奈美だしな」


千景「取り敢えず、今回の座談会はここでお開きと言うことで」


蒼井「むぅ。まあ仕方ない。次こそは吾輩の筈だし、我慢するとしよう」


一同「「それは無い」」


蒼井「何故だ!」


奈美「だって、需要が無いし」


千景「特に紹介するほど、バックボーンはありませんし」


蒼井「そんな馬鹿な。吾輩だって、正義の組織からスカウトが来たりしてるのに」


葵 「何を血迷ったんでしょうね」


蒼井「ひ、非道すぎる」


ハル「まあまあ。次回が誰かは、お楽しみと言うことで」


柚子「そこで蒼井さんと言わないあたり、ハルさんもなかなか非道いですね」


紫音「私はそろそろ、ジャスティスの面々の事が知りたいな」


一同「「賛成~!」」


蒼井「やだやだやだ。次は吾輩なのだ、吾輩って言うまで終わらせないぞ」


剛彦「仕方ないわねぇ。ここは一つ……」


柚子「あ、それなら私が。(注射器を蒼井の腕に刺し)……てぃ」


蒼井「きゅぅぅぅぅぅ、パタン」


ハル「柚子さんや……一体何をした?」


柚子「開発中の睡眠薬を試してみました。成功して良かったです」


葵 「……ひょっとして、一番危険なのは彼女なのでは?」


一同「(苦笑い)」


柚子「(涙目で)否定してくださいよ」


千景「とにかく、これで座談会を終われそうですね」


ハル「スルーした!」


紫音「では本日の座談会はここまでと言うことで」


一同「「お疲れさまでした」」







何かぐだぐだになってしまい、すいません。

ローズの話は、後半に纏めようと考えているので、

あまり踏み込んだ話は出来ませんでした。


蒼井の紹介は……未定と言うことで(笑)。


次回もまたお付き合い頂ければ、幸いです。

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