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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

初期練習作(短編)

僕と君と彼と

掲載日:2015/06/16

男性同士の恋愛が少しだけ含まれます。そのような状況が苦手な方はご注意下さい。

 変な夢を見た。

これで通算10回目だ。

若い男は頭を抱えた。

どうしてくれよう。

何とかしてほしい。

僕にはこれしかないのに。

さんざん悩んでいる。


 以前会った女性が、

非常に可愛らしかった。

男は彼女のとりこになった。

しかし彼女には別の彼氏がいる。

しかも僕はあらゆる面で負けている気がする。

こんな勝負はもうごめんだ。

男は投げ出した。


 しかし最近、

また彼女の夢を見るようになってしまった。

彼女とデートし、結婚を申し込む夢なのだ。

確かに彼女に未練はある。

しかしこれはどうしたことだろう。

ああ、正夢だったら、いいのに……


ルルル……

TELの音がする。

誰かな、こんな時間に。

まだ朝は早い。

番号を見てみると、

なんと彼女であった。

あわてて通話ボタンを押す!

「もしもし」

彼女の声がする。

「今日もし時間があったら、

どこかで会わない?」

喜んで!

僕は現地へ向かった。


 どのように来たかは覚えていない。

まさかの大逆転だ!

本当に正夢だったら、僕はなんてついているんだろう。

彼女が現れた!

カフェへ誘い、席に座った。

どきどきしながら用件を待つ。

彼女が切り出した。

「あのね、実は、今度……結婚したいんだ」

僕は耳を疑った。

「それでね……あなたに頼みたいことがあるの」

はいそうですか……と僕は指示を待つ。

頭の中が真っ白である。

「実はね……偽装結婚してほしいの」

「え、どういうこと?」

ほぼ反射的に口が答えた。

「実は……彼がね、あなたが好きだと言ってきかないの。

だから、3人でうまくやっていかない?

もちろん、結婚費用とかは気にしないで!」

「どうかしら……」

彼女が身を乗り出す。

「つまり、僕と君が結婚をして、

彼と僕がカップルになれと。

でも君は……?

彼と結婚すれば、いいんじゃないの?」

「それも考えたんだけど……」

嫌な予感がする。

「あなたがいてくれないと、

私たちも幸せじゃないのよね……

この気持ちは生涯変わらない」

僕は逃げられない。

あの夢はどこまでも追いかけてくる。


 3ヶ月後、僕は彼女と結婚することにした。

幸せ?そうなのかもしれないな。

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