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私の世界がカオスになりまして(仮)  作者: 要 七星
1章 やってみればわかる
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3話 まずこれでしょう

「ええ、あのヘルメスさん、ここは一体何処なんですか」

 

 話を聞かないこの男に連れられて、着いたところは真っ暗な空間、そこにあるのはキラキラと光を放つバスケットボール程の丸い球、その近くにはな色とりどりの種が、大きさでいうと向日葵の種ほどの大きさであろう。


 「 そこに浮いている球は、今から貴女が創る星です。まあ、言うならばここはあなたの仕事部屋ですよ。生活空間ともいえます。この種が先ほど言っていた生命の種です。 」

 

はい、どうぞ。と展開の速さに頭がついていけない私の目の前にそれを突き出した。いまだかつて見たことのない程の、満面の笑顔だ。


 「ああ、言っていませんでしたが、これはゼウス様が急に出だした思い付きです。確か、”ねぇねぇヘルメスぅ、俺様思ったんだけどさぁ、人間に世界創らせてみたら面白いんじゃね...?面白いだろ!俺様頭いい!...ってことで、する人間はてきt...真剣に選んでおいたから。いってらっしゃーい(笑)”だそうですよ 」


 ノリ軽っ!!突っ込むところが多すぎる!

 

 私の聞き間違いでなければ、選んだのは適当と聞こえた、いやいやいや、それで良いのか神様、世界で一番偉いんだろ?強いんだろ?万能なんだろ?何故そうなったぁぁ

 


いや、まずはそこを考えるべきではないだろう、落ち着け私。私はできる子、元気な子!


  

「 あのヘルメスさん?それって拒否ってでk..「ませんよ、ぜーったいに」 ですよねぇぇ...orz」 


わずかながら期待はしていたが、この流れ的に無理なのはうすうすわかっていた。わかりたくはなかったが...


 「 わからないことがあれば、ここに連絡してください。...まあ、そんなもんですって、神様の思い付きって。あきらめてください、貴女ならできますって

何事も挑戦が必要ですよ! 」

 

 ははは、こんな挑戦があってたまるか!!いや、しかし、何かを創り出す作業がなかなか好きな私には好奇心もあった...両親とわが友には悪いが私は創ってみようと思う。否定もできないようだし、親のこと以外で心配事や執着もない世界だったし。...でもまず


 「 おいヘルメス、一発殴らせろ 」

私は、返事を言われる前に、力いっぱい拳をふるった。




    





 

 

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