2話 こいつをどうにかしてください
先に折れたのは私であった・・・この男、しぶとい。
その男が言うには、私は何故かこの地球上70億人の中から抽選に当たり、なぜか私の世界を創らなくてはならないこと、創り方は簡単で、支給された種の中から選んで種をまいていけば創れるということ。
だが注意点がいくつかあり
1、蒔きすぎては世界が壊れてしまうから駄 目だということ。
2、特にルールはなく、好き勝手してもいい が、創った世界が何らかの 理由 で壊れてしまうことがあるならば自分の力で全力で直せとのこと。
3、もし壊してしまった場合、私は魂ごと消滅してしまう。
「全力で直せって...無理が有るだろう。頭そんなによくないし、空手や柔道なんてやったことがないしさぁ」
当たり前だ、私は勉強?何ソレオイシイノ?運動?何ソレシラナイナァ...の世界の人間だ
「いやいや、そこは大丈夫です。だって選ばれた人間といっても一応神様になるのです。そりゃあ、加点がつくでしょう。貴女の世界で一番強い存在になるのですから。」
ああ、それは安しn...
「いやいやいやいやいやいやいや、え、それをやれと?このjkの私に神になれと?」
「ええ、その通りでs「無理でしょ、無理」そんなこと言われても決まったことですので」
ヘルメスは悪びれもないような満面の笑顔でそう言った。
「両親は?私、学校は?あと30分ほどで行かなきゃならないんだけど。」
もっとっもなことを言ったであろう、偉いぞ、私
「それもこっちで処理しますよ、大丈夫ですので、まあ行きましょうか」
「は、え、ちょっと...」
ヘルメスは私の手をつかみ、急に背後に現れたブラックホールの様なものの中に勢いよく飛び込んだ、
「話をきいてくださぁぁぁぁぁぁい」
私の世界での最後の言葉(遺言)がそれだった。