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5話 勇者拒否したかった

無能で戦えないと判断された者は石拾いなる運命と決められてしまう国



王は紙を片手に持ち



「ワシの判断により!この石拾いの少年ドロミズを勇者に!これはこの上ない大変名誉なことである!運命に抗い、みなの夢である勇者に!国民よ!このようなチャンスがこの国にはある!一層頑張りこの者のように夢を叶えよ!」



ワーワー



王は片手に持っている紙に時折視線を落としながら



「そして、一騎当千の活躍をし帰還した直後も無双の防衛をし、わしを守った勇者アコガレ!そちは大変名誉ある、この王の勇者の称号を授与する!みなもこれに見習いいっそう精進するように!」



ワーワー



アコガレ

「俺様、やっぱみんなから憧れられる運命の子だったんだな…感動…才能ねえみんなの憧れの視線が泣けるぜ!!」



ドロミズ

「…」



パチ、パチ、パチ…



ドロミズはアコガレの奥を見るような視線の後満面の笑顔で拍手



ドロミズ

「勇者様……」



勇者一行戦線へ旅立つ



国民は勇者になったドロミズと勇者アコガレ一行に歓声をあげている



ドロミズ

「うう、視線がすごい…こーゆーのホント苦手だ…早く隠れたい…寝たい…」



アコガレは国民に笑顔で手を振りながら



アコガレ

「オイ!ドロミズ!アホか笑顔で手を振れや!」



ドロミズ

「勇者様、その勲章似合ってますよ♪」



アコガレ

「うっせ!石にすんぞ!」



ドロミズ達は戦地へ向かう



燻る村



ドロミズの後ろ姿越しに無数の石像



ドロミズ

「ここも石像だらけだ…石化していない人は…?」



微動だにしない少年少女のアップ



少年少女に触れる。


ドロミズ

「もう何回目だろうか…。今回は…だな…。だがもう痛く苦しいのは嫌だ…。…この少年も虐げられ口減らしで病気だったのか…苦しく辛かったな…君達は今は安らかに眠って休め…」



小屋の物陰の人影に視線移動



人影の口元のアップ



ニヤリ



スゥ…



フェードアウト



———


村の上空からの視点



ヒュルルルル…



何かが村へ落ちていく




ピカ!!


ドゴガアアアアアァアアン!!!



燃える木の匂いと煙が充満している!!!



ドロミズ

「あらら…やだなぁ…魔王軍か…?」


———


空のアップ


無数の飛行隊


「感あり。ボギー確認。飛竜型ワイバーンが10体」



———


続く


———

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