14話 ロスト
突き抜ける青い空
無邪気に遊ぶ子供3人
曇る空
海
砂浜
片足のみのピンクのビーチサンダル
繰り返される波の音
渇いていた砂浜に数滴の雨が降り始める
上空に視線を送ると雨粒が落ち続けている
———
大人たちの啜り泣く声
黒い服を着ている男の子と女の子が俯いている
繋いでいた手が離れる
ポツッ…
ポツッ…
ポツッ…
———
この幸せを味わう為、
この世に生まれ苦痛を乗り越え、
この世界は二人だけの幸せな世界だと幸せで満ちていた。
この幸せな日々の為にあんなに辛い試練があったのだと、
それを乗り越え、
たどり着いたのだとそう思えるぐらいの温かい暖かい幸せ。
幸せの意味を知った。
右隣にはいつも君がいて、どこに行くにも手を繋いでいたっけね。
君はいつも無邪気な笑顔と予想外の言動で笑わせてくれたね。
この世に生まれてきて本当に良かったって、
こういう事を言うんだって、
幸せってこういう事なんだって、
生きてて本当に良かったと、
その時そう思え何時迄も続くと…
なのに、なのに、なのに
何故なんだ…!
待って…待ってくれ!
置いていかないでくれ…
また一人なのか…
何で…?
何故なんだ…?
この世に…は…いないのか?!
———
続く
———
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