13話 オシアゲ
クモ
「アコガレお嬢様…幼少期の頃より弱くなっておりますな…クモは心配です…」
クモは髪をいじる
クモ
「……あのドロミズと一緒になってから変化したような…」
デカバック内
ハチコは水晶板を操作
ハチコ
「こちらフェンリルワンワン、ゴーストワンワン、エネミーラインバック、繰り返す、エネミーラインバック、オーバー」
ドロミズ
「こちらゴーストワンワン、コピー、戦線拡大確認、アウト」
ドロミズは緩みそうになる表情を引き締めようとしている
ドロミズ
「…(……勇者様、カッコ良すぎです…あまりにも強すぎて…バランスとるのむずいです…でも!ドロミズ、頑張ります!なんの能力もありませんが差別力だけはあります!モーレツに差別してます♡)」
ハチコ
「……にゃははは!無線通信ごっこおもれーにゃん!」
ドロミズ
「ね!ホントにハチはハマってるねー!」
ドロミズは上空を見上げた
ドロミズ
「…ああ、勇者様、真の実力で強すぎますって…あまりに強すぎると…世界を簡単にコントロールできる能力とかあったらいいのに…」
ドロミズは空を遠い目で見つめている
ドロミズ
「戦士カブレさんも魔法使いコスさんも相当な実力者だ…この人達も強すぎるからどうにかしないと…強すぎてバランスが…みんなの士気下がらないようにしないとな…」
ホワイトアウト
机で書き物をしているドロミズ
ドロミズ
「今日の勇者様も素晴らしかったなー!ホンニ推せるますわぁ」
カキカキ
ドロミズ
「勇者様はともかく、カブレさんとコスさんが強すぎるのがー…このままだと、アイツら3人だけで良いんじゃね?ってなってみんなの士気が下がるよな…それじゃあ魔王軍に到底勝てない…みんなを救い平和にする為には最強な少数じゃダメなんだ…」
カキカキカキ…
ドロミズ
「選ばれし者達だけじゃ数には勝てない…どんなに最強でも少数が圧倒的な数に勝てるわけない…」
窓から外を見つめるドロミズ
ドロミズ
「少数の英雄で勝てるほど簡単じゃないんだよな…いくら強くても補給が無ければ詰みだし…」
拳を握る
ドロミズ
「戦いは一人の英雄だけで勝てるほど甘くはない、名もなき人々の力がないと勝てない…!俺にもっと力があれば…!俺は今あるものを使うしか能が無い…そう、拾って運んで届けるしかできないんだ…!」
立ち上がる
ドロミズ
「何もできない無能でよかった…名もなき者達だからこそ、何者でもないからこそできることがある」
息を吐く
ドロミズ
「勇者様〜♡今、ドロミズ、行きまーす♪」
———
続く
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