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10年前の乙女ゲーライバルから、溺愛されてしまうのだがっ⁉  作者: レイチェル
第一章「私はルシファールートをプレイしたいのにッ!」
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特訓あるのみっ!

「で、マジな話すると、どうやったらあの野郎に勝てるんだ」

「ちなみに、ルシファー様に勝てるような人っているの? あなたの学園に、何人くらいいる?」

「ば、馬鹿じゃねぇのっ⁉ 学園トップクラスの生徒会長でも、一撃すら入らなかった相手だぞ。無理に決まってんだろ」

「そんなに強いんだ?」

「攻撃を仕掛ける前に、あの素早い一刀で瞬殺だ。アイツの一刀に勝てるはずがねぇよ。学園試合のときのアイツは、それ一本で決勝戦にまで勝ち進んだんだ」


(……なんか現実味がないというか、異世界味がないわね)


 そんな魔法的じゃない方向で瞬殺とは、アリサは戸惑いを感じた。魔法を発動する前に、何よりも素早い一太刀で倒すとは。脳筋にもほどがある。

 

 でも、それならば――。


「ルシファー様にも凌ぐほどの速さを極めなきゃね」

「お前の前向きすぎる姿勢は逆にスゲェぜ」

「逆にそうでしょ。それでルシファー様をギャフンと言わせてやるんだから」

「そのギャフンというすら、誰も達成できなかったんだが」

「無理ゲーって言われるほど、やる気がでるものなの」

「ふっ、むりげーって何だよ。でも、なんだがおもれぇな」


 アリサは得意げにふっと笑う。それにアレックスはつられて笑ってしまった。無邪気で楽観的なアリサの性格に、アレックスは不思議と元気が貰えた。


「じゃぁ、やってやるかっ!」

「特訓あるのみよ」

「応っ!」


 二人の特訓は終わらない。

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