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転生しても山あり谷あり!  作者: 月城 紅
なんということだ・・・
79/152

波乱 3

 

 お菓子でトップに立つ!!と意気込んだが、ここで問題勃発。


「カリマさんが女性だったなんてなぁ~。残念」


 この一言が波乱を呼んだのだ・・・。


「ルーチェはカリマ好きだもんね」


「そうじゃな。カリマと居ると居心地が良いからなぁ」


「私もカリマ好き」


「そうだね。カリマをルーチェが好きだと僕達に分かるほどだしね」


 ・・・・・・。

 ・・・・・。

 ・・・・。

 ガタッ!!


 うおッ!!びっくりしたぁ~。

 シリウスいきなり立つんだもん。危うく持っていた紅茶を落とすところだった・・・。


 そろっとシリウスを見るが、俯いたままなので顔が見えない。

 テーブル向こうのジル親子を見たら、青ざめてた。

 何故に?


 次の瞬間にジルが、シリウスを押さえた。

 素早い。

 次にアロイスさんがメイドさんに指示を。


 私+精霊四匹が見守る中、シリウスが必死に出て行こうとする。


「陛下!!!ダメです!!」

「シリウス!!落ち着け!!ルーチェ!シリウスを好きだと言えーー!!!」


「ジル、アロイス。私は今すぐカリマに用事があるんだ。離してくれ」


 は?シリウスがカリマさんに用事があるだけで、何で羽交い締めにするの?


「早く!!!可愛く!!」


 ん?注文が増えてないか?

 取り敢えず・・・


「シリウス大好きだよv」


 可愛く言ってみました。


 ・・・・うお!!ものっそい勢いで、シリウスがこっち見た。

 怖い。目が血走ってる・・・。

 この一瞬で何がシリウスに起きたんだ?

 そしてジルから離れたと思ったら


「ルーチェフルールは、私が好きか?」


 なんて聞かれた。

 嫌いではないから、素直に頷く。

 それにシリウスは、満足げに頷く。


 うん。なんだったの?

 説明を求める様に、ジルとアロイスさんを見るが・・・。

 二人はそれどころではないらしい。


 ジルに関しては、精霊達に何か話してるし、アロイスさんは落ち着いたシリウスを見たらそのまま、外に出て行ってしまった。


 で、肝心のシリウスは私の隣で、新たなお茶を侍女さんに頼んでる。

 ん~これを見るからに、シリウスに話を聞いた方がいいかな?


「ねぇシリウス。さっきカリマさんの所に用事が出来たんでしょ?行かなくて平気なの?」


「ん?あぁ、アロイスが行ったから問題ないだろう。それよりも、ルーチェフルールはレシピを再現したかったのだな?」


 話をすり替えられて気もしないが・・・。

 そう!それよりもお菓子だ!キッチンの使用許可を取らなければ!


「そうなの!再現したいからキッチンを借りたいのと、誰かパティシエさんを借りたいな。私お菓子不利って身分証にも記載されてる程、お菓子作りは滅亡的なんだよね・・・・」


「パティシエとはなんだ?」


「パティシエ知らないの?お菓子を専門で作る人だよ」


「専門にか・・・今は全てシェフが作っているから、新たにそう言った職種が増えてもいいかもしれないな」


「そうだね。私の居た世界でも、シェフと言ったら男性が多かったけど、パティシエは女性が多いイメージもあるなぁ。勿論、男性も居たけど」


「なるほど、女性が活躍する仕事はなかなか無いが、パティシエが新たな活躍の場になるのは良い事だ。ならば、ルーチェフルールと開発をする者も、女性が良いだろう。適任者を探しておくな」


 と、良い笑顔で答えてくれた。

 イケメンの笑顔の破壊力半端ないッ!!

 でも、これで美味しいお菓子を開発出来る!!


 後にジルにはシリウスの前で軽々しく、好きって言っちゃダメ!と諭された。



 シリウスの前でジルが好きって言ったらどうなるんだろ?


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