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転生しても山あり谷あり!  作者: 月城 紅
なんということだ・・・
76/152

まさかの・・・ 5

 

 やっと絵本なら文字がつっかえずに読めるようになってきた!


 現在読んでいる絵本が面白い。

 カリマさんと一緒に読んでいる・・・いや、正確には私が音読しているんだが、この絵本笑える。


 最初はありきたりな話からスタートしたの。

 お姫さまが竜に攫われて、勇者が助けに行くって話。


 間違ってもカメが攫って行って、赤い髭のおっさんが助けに行く話じゃ無いよ?

 てかあのゲームお姫様攫われ過ぎでしょ?

 そして助けに行くおっさんとの仲はどうなの?

 どう考えても、おっさんのが一回りは年上に見えるし、おっさんの体を労わってやって欲しい・・・。

 あのゲームに終わりはあるのか??


 ・・・そうそう、絵本ね。

 今、読み終わったんだけど・・・・。


「いや、可笑しいでしょ?」

「意外な話でしたね。結末も面白いと私は思いますよ」

 と爽やかな笑顔で言われてしまった。


 気になるでしょ?結末。

 端的に言えば、お姫様を攫った竜が王子で二人仲良く暮らしましたって話なの。

 え?勇者は?って思うでしょ?


 なんと勇者は二人を引き裂く・・・敵に回った!!!(笑)

 って事は、初めから勇者は敵だったという事だ。

 なんてことだ!!勇者を敵にするとは。

 斬新すぎる!


 しかも勇者と姫と竜は幼馴染で、竜は魔法で変身させられていた・・・ってコレは


「勇者の自作自演じゃないですか?」

「ん~それも考えられますが、勇者は竜が王子だとは知らなくて、ただ姫を迎えに行っただけとかでは?」

「でも竜が王子だと分かってからも、姫を奪い返そうとしてますよ?」

「そうですね・・・・二人共姫が好きで、王子が竜になった事で勇者が告白出来ずとかはどうでしょう?」

「そうなると、最後のは決闘?」


 カリマさんと絵本の事について話し合う。

 たかが絵本。されど絵本。

 話の捉え方次第で無限大に。それが絵本。


 って多分、この作者が変わった人なんだと思う。

 タイトルも「攫われた姫」って言うの、姫の話かと思いきや内容の殆どが、勇者と竜の話だからね。

 でも面白いから、他にも無いか探してみようっと。



 そして現在、目の前を立ちはだかる男性。

 私の前には警戒したカリマさんが。


 男性の服装を見るに、官僚の人だね。

 まぁここは官僚の人が居る事がまったく変では無いのだが、カリマさんが警戒しているのは、わざわざ私達を呼び止めた事。


 皆挨拶はするよ。

 でも官僚の人達は、私達に用事がない。

 私達にはちょっとした伝言とかでも、ジルが来たりするから。

 用事があったりするのは、先生とか司書の人だね。


 司書さんもジルから紹介されている人。

 シリウスが私に接触する人を最低限決めているみたい・・・。

 過保護過ぎないだろうか?


 なので目の前の方が、私達を呼び止める事は本来なら無い。

 で成り行きを見守る私の前で


「呼び止めてしまってすみません。でも、どうしても言いたくて・・・実は俺、カリマさんが好きです!」


 ・・・目の前で告白されてる。カリマさんが。男性に。


「好意はありがたく頂戴します。ですが、今は職務中ですし私は女と言えこんなのですから・・・申し訳ありません」

 と頭を下げるカリマさん。


「えっ?女性なんですか?」

 驚く男性。


 ん?私はどっちに驚いたら良いの??

 カリマさんがまさかの女性だった事か?

 それとも男性と思いつつも告白してきた、この男性にまさかのBLって思った事か?



 一人二人を交互に見る私は、この後の状況が気になりすぎる。


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