契約 4
ちらちら此方を見る騎士さんを横目に、私も精霊達を見る。
・・・無言で首を振られた。横に。
それを見た騎士さんは絶望的だった(笑)
そんな、この世の終わりみたいな(笑)
いや、本人達は至って真面目なのだが、そこまで落ち込まれると悪い気がするよりも、笑いが・・・。
今後、何かもふもふ出来そうな事があれば、協力してあげよう。うむ。
気を取り直して、リーリアさんから魔法を教えて貰う事に。
「初級の魔法は使えると伺っていたので、中級からになるのですが・・・一応、初級魔法を見せて貰ってもいいですか?」
「勿論です!」
では、まずは火の魔法を。
手を前に差し出し
〝我が身を温め寒さより守る炎を我に貸し与え給え″
呪文を唱えると、手の平に炎が灯り身体を包む様に消える。
そうすると、身体がほわっと温かくなる。
炎がパリア的な感じに展開される。
これが初級の魔法。
本当は正式な呪文って言うのは無くて、精霊に力を貸して~って言う感じの言葉とイメージを伝える。
やりたい事を明確に言うのと、イメージがポイント。
だから言葉を使うのと、イメージするのが上手い人ほど、より強力な魔法が使えるそうだ。
「いいですね。上手に使えています。イメージはちょっと変わってますが面白いですね!」
リーリアさんからは大絶賛。
うむ!私はやり遂げたぜ!
その後も水の魔法と土の魔法、風の魔法を使った。
どれも生活魔法で、水の魔法は手から水を出す。
土の魔法は、人形を形作った。所謂、埴輪だな。
風の魔法は、火の魔法と同じ感じで使った。
ジルは埴輪に興味深々。
あのちょっとおまぬけな顔が可愛いよね。埴輪。
「では中級の魔法ですが、腕輪が必要なのをルーチェフルール様は知っていますか?」
「知ってます!腕輪が欲しいです!!」
そう腕輪。
初級の魔法に関しては腕輪は必要ない。
中級の精霊達はお願いしたら力を貸してくれるのだ。
因みに何故、精霊が低級からじゃないかと言うと、低級は世界のあらゆるものに宿っていて、中級からは自我を持つ。
だからお願いをして、言葉とイメージを具現化出来るのは、中級の精霊からになる。
イメージ的に、低級→赤ちゃん 中級→幼児 上位→小学生 高位→青年。
と言った感じ。
最高位はそこに居るにゃんこな。
腕輪は上位精霊との契約で使うもの。
専属契約ってやつですね。
ペアを組んで一緒に居るから、精霊が契約者の意図やイメージを具現化しやすくなる。
相性もあるしね。
そこの押し掛け最高位精霊達とは、色々と違う。
んで、上位精霊とは契約の腕輪と、精霊を呼び出すための魔法陣が必要な為、ハイラントでは学院で先生の指導の元、契約をするそうだ。
エルタニンはどうかは知らないけど・・・。
だから私に腕輪をプリーズ!!




