契約 3
無言のお説教を喰らい、一夜明けた朝。
再びシリウスと朝飯を食べて、今日は第六階層に向かいます!!
勿論、ジルも一緒だよ!保護者だからね!!
やって来ました!!第六階層は、訓練所です。
この階層は、騎士団と魔導士団の訓練所になっていて、今日私は魔法を習いに来ました!!
そして、ギャラリーもいっぱい・・・。
遠巻きにコソコソ話してる・・・。
こう言う雰囲気って苦手。
てか、誰もがひそひそ話される立場になったらイヤだろ。
因みに現在の私の格好は、ジルの用意した鬘と動き安そうなワンピースを着ております。
やっぱり白い愛し子と分かったらパニックになると言う事で、鬘を着用。
昨日の仕立て屋さんが来ていた時も着用してたんだけど・・・赤い瞳だけでも十分に愛し子と分かるから、仕立て屋さんも最初は恭しい感じだったのに最終的にはアレだよ・・・。
で、現在のこの状況も愛し子と分かるから遠巻きに見られてるかと・・・。
その内の一人の男性が近づいて来た。
手に剣を持っているので、騎士団の人かと。
只ねぇ・・・脇腹か血を流してんだよ!!
流血だよ?!
んで無表情で歩いて来るの!!
怖いよ!先にケガの手当てせんかい!!
「此処に子供が来ることは無いのだが・・・何か用かい?」
「・・・先に傷の手当しろよ」
ナイスだぜジル!冷静なツッコミありがとう!
「あぁ!大丈夫。血は止まってるから」
笑顔でサムズアップされても安心しねーよ!
「で、何の用だったのかな?他の奴らもそこが気になって・・・しかも愛し子だろ?」
「そう愛し子だよ。傷付けんなよ。そこの可愛いにゃんこ三匹は、彼女の精霊だからな。用事は此処で魔法の訓練をしに来たんだが・・・」
「なるほどな。魔法なら魔導士団の連中だな。おおーい!この子は愛し子だ!!猫の三匹は精霊達で、魔法の訓練に来ているそうだが、誰か知ってるかー??」
ジルと話してた騎士団の人が、後方でこちらを、伺っている一団に声を掛ける。
すると人垣の向こうから、オレンジの髪が歩いて来る。
リーリアさんだ!
「遅くなってすみません。魔法は私が教える事になりました!よろしくお願いしますね」
笑顔が眩しいぜー!!
「ところであなた達、訓練中でしょ?訓練に戻りなさいよ」
おっと?急に冷たくなったぞ?
アレか?リーリアさんったら男性嫌いか?
「いやすみません・・・皆、猫たちが気になって・・・」
猫?何故に?
不思議に思って二人のやり取りを見ている私を、ちらちら見ながら言う。
「猫がどうしたんです?」
「あー・・・竜族は強いから、意図しなくとも威圧しちまうんだよ。で、小動物から逃げられる。動物はそう言う所が敏感だからな」
ジルの説明に、リーリアさんと騎士団の人が一緒に頷く。
あー・・・これは、モフモフしたいのですね。




