皆でご飯! 2
ちょっと気まずく開始されたご飯ですが流石、竜王様。
会話の引き出し口が多い。
やっぱり外交とかする時は、お話って大切だしね。
無口な王様とかあんまり想像できないけど・・・。
前世でもテレビで見ていた首相とか、皇太子殿下とか皆にこやかな笑顔で、対応していたよね。
腹の中では何を考えているか分からないけど・・・。
実際問題、竜王様が私に嘘をついて国に良いように誘導していく・・・ってのも考えられるんだよね。
あー・・・考え方がちょっとヤサぐれてるな。
王都に来た数日で、結構大変な目に遭っているから、ちょっと人間不信になっているのかも・・・。
こうなるといつものルーチェさんに戻るまで、ちょっと時間が掛かるかもしれないなぁ。
だって今日だけで、誘拐犯の屋敷から救出(?)→そのまま竜王様とご対面→ステータス確認→ジルからの講義→竜王様と夕食。今ここ。
濃すぎだろ!一日が!!
「ルーチェフルール、大丈夫か?今日は一日大変だったろう。食事がもう良いなら早く休もう」
うつらうつらし始めた私に、優しい言葉が降ってくる。
あーダメ。気を抜いたら顔面からご飯にダイブしてしまう・・・。
アレだよ。よく面白映像で見る赤ちゃんがご飯中に寝ちゃうヤツ。
そうだよね。私ってば基本ステータスが、産まれたての子供と同じ体力だもんね。
カウントダウンしちゃうよ!
3.2.1・・・。
皆様の声を最後に落ちました。すぴー。
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向かい合って食べていたルーチェフルールが何事かを呟き始め、食事の皿にダイブする寸前で、受け止める事に成功した。
危なかった。
やはり体力が無い中での今日の一日は、無理を強いた。
王都にジルと共に着いただろうと思っていた矢先に、此方で追いかけていた犯罪組織に拉致され、あまつさえ売られて居たと聞いた時は、生きた心地がしなかった。
あれだけ怒り狂っていた精霊を、止める事が出来たのはもはや奇跡としか思えなかった・・・。
それから急いで捜索をさせたがそれも難航し、助け出せたのも攫われてから一週間も経った後だった。
私も救出の為に行ったが、あと少しの所で阻まれてしまった。
対峙した者も直ぐに撤退し、追跡させたが撒かれてしまった。
ルーチェフルールが白の愛し子だと把握している今、そう簡単に城から出すことが出来なくしまった・・・。
窮屈な思いをさせるかもしれない・・・。
城に来てからも色々とさせてしまった。
ジルとも離れ離れになってしまった為に、食事は一緒にと思ったのだが余計に気を遣わせてしまった・・・。
そんなことを考えながら寝室に入り、ルーチェフルールをベットに寝かせた。
それにしても・・・奇妙な感覚だ。
ルーチェフルールに会ってからと言うもの、彼女の側を離れ難くなる。
彼女が白の愛し子だからだろうか?




