どうするぅ~? 2
こんな感じで、ジルとルス・レイナとの濃い初日は幕を閉じた。
えぇ・・・ホントに濃い1日だったよ。
ページ数にして約40ページ・・・。
いや、私からしたら約8時間程だからね。
ページとか関係ないからね!
あの初日から三ヶ月も経ったのだが。
現在目の前で知らない人に土下座されてます。
あ!この三ヶ月の間に髪を切ったよ!
ルスとレイナには渋られたけど、行動するのに邪魔なんだよね。
今はボブぐらいだから手入れもとっても楽ちんv
・・・・いかん。現実逃避はダメだ。
いやね、朝起きてお外で日課のラジオ体操を終えて振り向いたら土下座してる人が居るんだよ?
自分の目が可笑しくなったかと思うよね?
いや~これが現実なんだ。
どうしよう・・・。
「あの・・・どちら様で?」
あれ?ここはどうしたんですか?って聞くべきだった?
いや、それとも大丈夫ですか?か?
・・・いきなり土下座している人に掛ける言葉が何が正解かわからん。
世の皆様は何て声を掛けますか?
コメント欄でお答えください!
じゃなーーーい!!
取り敢えず声を掛けてしまったのだから、返答を待とう。
お?顔を上げた。
って泣いてる・・・。美人さんが。
もう!どうしたら良いの?
そんなに対人スキル高くないんだよ?!
こんな出会い方したことないんだから!!
取り敢えず未だに地面に正座している美人さんを立たせる事にします。
「何で泣いているのかとか、何で土下座しているのかとかは置いておいて、此方でお話を聞きますよ?」
はらはらと涙を流す美人さんを、外にあるテーブルセットの椅子に誘導すべく手を差し伸べた。
「うぅ・・・こんなにも・・・ひっく・・・優しい子に!!」
悪化した。
兎に角手を掴み引きずる様にして椅子に座らせる事に成功したよ!
「ちょっとここで待っていて下さいね。今、温かい飲み物を用意しますから」
言い放ちキッチンに駆けこんだ。
んー飲み物って言ったら、お茶なんだけど・・・。
落ち着けるとかリラックス出来るとかだと、ハーブティーかな?
いや、でもアレは好みがあるからなぁ・・・。
よし、ホットミルクにしよ!はちみつ入れて!
私も落ち着くために飲みたい!
ほかほかと湯気が立つマグカップを二つ持って、美人さんの待つ外へ行くと、ちょっとは落ち着いたのか涙は止まっていた。
「ホットミルクのが落ち着くと思って持って来たんですが、これでも大丈夫ですか?」
「はい。ありがとうございます」
おぉ!落ち着いたからか表情がさっきより明るい。
で、美人さんの向かいに腰かけて早速観察をします。
ちょっとくせ毛がある黒い髪に瞳は紫。色持ちの方ですな。
さっきの声からして男性かな?
しかし、綺麗な瞳だ。
「あの・・・」
美人さんがちょっと居心地が悪そうに話しかけて来た。
おぉっと!ジロジロ見すぎたな!
「あーっと、ごめんなさい。ジロジロ見てしまって」
「大丈夫ですよ。あまり見られたことが無くてちょっと恥ずかしかっただけなので」
おーーと!美人さんのちょっと照れた笑顔頂きました!
ちょっと照れた感じとかレイナに似てるかな?
「あの色々と聞きたいのですが、まずは落ち着きましたか?」
「えぇ、大丈夫です。私こそ、あなたを混乱させてしまいましたよね。申し訳ありません」
「いえ、ビックリはしたけれど問題はないと思います・・・たぶん。ところで何故に土下座して泣いていたのですか?」
混乱も驚きも確かにしました。とは素直に言えない。
私は空気が読める女だからね!
「その・・・ルスとレイナがあなたに迷惑を掛けているので、その謝罪に来ました」




