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お勉強しましょ 4

 

 えぇ…現実逃避させて貰えませんでした。


「ルーチェフルール!俺はルスだよ!これからよろしくね」


 にっこり笑ったルスに思う事は、やっぱりテンション高いな。

 しかもこれからよろしくってなんだ?


「やっぱり光の玉って精霊だったんだな。そりゃ俺の結界なんか空気に等しいわ…」


 これまで空気だったジルがボソッと呟く。


「そーだよ!精霊だよ。しかも光のね!ルーチェ可愛いから気に入っちゃった~。でね…彼女もだよ」


 その言葉と同時に目の前にポンと言う音が。


 今度は黒い玉。

 ルスが金のまりもなら、勿論黒のまりもだと思うでしょ?

 今度の黒い玉はツルピカだ。


 で、またプルプル震えてピカー!ってなった。

 本日2度目のピカー!目がしぱしぱする…。


 現れたのは……あれ?現れた?

 ……目の前に居ない。

 ?な私にルスは笑顔で後ろを指さす。

 振り向けば、抱き着かれた。私から見えるのは綺麗な黒髪。


 ……ぐえ。ちょ……力…加減を…。

 あとちょっとで昇天しそうなところで、ルスが助けてくれた。

 グッジョブ!


「ごめんね。嬉しかったの。ルーチェ好き」


 ほわーとした黒髪美人がちょっと頬を染めながら、うるうるした黒い瞳で見てくる。しかも上目遣い。美人の上目遣い…ヤバい鼻血出ちゃう。


「私はレイナ。闇の精霊なの。これからよろしくねルーチェ。大好き」


 2度目のルーチェ好き。もうね…こんなこと言われたら、色々許しちゃうよね!


「うん。よくわからないけど、二人ともよろしくね」


「「ルーチェ大好き!」」


 おぉう…こう面と向かって言われると照れるぜ。

 二人と挨拶をし終わり、ジルを見ると…どこか遠い目をしていた。


「ジルーー戻ってこーい!」


「はっ!!いかん!!ビックリし過ぎた……」


 再び、?な私。何故に驚きすぎる?


「そうか、ルーチェはこれも知らないか…いいか?この世界に精霊が存在する。ここまではルーチェも分かってただろ?」


  うん。と答える。


「でな、光と闇の精霊はこの世界に一体ずつしか存在しなくて、どちらかと言うと他の精霊を纏める存在なんだ。だから誰かと契約結んだりはしない」


「契約?ルスとレイナとはしてないよね?だって中級魔法を使う時に精霊と契約するけど、契約には腕輪が必要って教えて貰ったよ?」


「勿論、通常の契約なら腕輪が必要になってくるんだけど、ルーチェは二人と名を交わしただろ?名前は個人を特定し、更に縛る事が出来る。双方で名乗り、お互いを必要としたことで契約はなされた」


 ジルは言いながら、ソルとレイナを見る。


「うん、契約はなされたよ。俺たちはルーチェが好きだから此処に居る。傍目から観たら名で縛った様に見えるかもだけど、世界基盤となる精霊のが遥かにルーチェより魔力も強いから、此方からの契約破棄は何時でも出来るから俺たちからしたらどうってことはない」


「そう。名での強制契約なんてそうそう出来ないから」


 ふむ。何だか言霊みたいなものだな?

 言霊…知ってる?

 

 言葉には不思議な力が宿っていて、それを発した言葉どおりの結果をもたらす。って言うの。

 だからね、暗い事や・嫌な言葉は言わない方が良いだよ?

 反対に『うれしい』とか『ありがとう』って沢山言うといいよ。

 言われて悪い気分になる人も居ないしね。


 ポジティブにだよ、何事にもね!

 まぁ無理な時は無理って言った方が良い時もある。


「兎に角、二人との契約は済んだって事で問題なし?」


「「そう(だ)ね」」


 うむ。息ぴったり。



 てか、ルーチェになってるね…フルールどこいった。


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