対策会議?
更新頻度がだだ下がりで、ごめんなさい…
引き続き、皆で報告&対策会をやります!
「それで?ここに召喚されたジルさんは、何時まで居れるのかな?」
「ん~…まぁ、俺が来たのはルーチェのご機嫌伺いだったんだが、話を聞く限りではルーチェの言ってることは納得出来るので、仕事に戻ってもいいかなぁ~なんて思ったんだが、ハイラントの話が出たからもうちょっとここに居るよ」
ってことは時間に余裕があるのかな?
聞きたいことはたくさんあるから、丁度いいね!
「はい!ちゅうもーく!対策会議を開きます!」
「先ずは何からいきますか?」
「愛し子のことはほっておこう。私が~よりも先に、シリウスが対応しないとダメな感じだし。なので、現時点での他国の使者なんかがどうしてるか?今後はどんな風に行動するのか…を話し合おう」
「そうだな…先ずは、他国の来賓についてなんだが、昨日の夜会がメインになっていたから、既に帰路についている人のが多いな。ただ…ハイラントに関しては、滞在を延長する話が上がっている。これに関してはウチがどうこうは言えない。夜会に関しては招待状がないから…って話にはなったが、滞在することに関しては問題行動がない限り出て行けとは言えないからな」
「んじゃ、何もハイラントにしてないってこと?」
「そうなるな。一応、監視はしているが現状では不審な行動もない。てか、今はウチがてんやわんやなんだよ」
「と言うと?」
「アクベンスの愛し子が黙って出て来ちゃったみたいで、アクベンス側からは迎が行くまでよろしくね!って言われて、大々的に追い返せなくなったんだよ。だからカンセの警護を一時的なものから、継続しての体制へ変更しないといけないし、帰国しつつはいるがまだ大抵の国の要人は滞在している彼らにも、ウチの兵士が付いて居て国境をまたぐまでは警護することになってる。んでもって現在、愛し子様バンザーイで王都はいつもよりも浮足立ってるから、街の警備も厚くしてるんだ。さらにルーチェ関連の対応もしているし、何よりもまだ他の子の成人の儀が終わって無いんだよ!つまり、予定が大幅に狂ってる」
「わぁお……」
としか言えません。
愛し子が来襲するだけで、ここまで予定が狂うなんて…恐ろしい奴だ。
ってことはだよ?例えば、ここで何か大きな事件でも起きたりしたら、さらに混乱することになるよね。
さらにその裏で違う事件が起きたりしたら、対応が遅れるよね?
……いやこれ以上、考えるのはよそう。フラグが立ったら大変だし。
…立ってないよね?考えただけだし。
口に出してないもんね!
「そう言うことならば、ハイラントが何かを企てたとしても対応は遅れそうですね」
!!!!ロワさんなんてことを!!フラグ立てちゃうよ!立っちゃうよ!!
また誘拐とかいやなんだよ…。
「それに関してはなんとかなるだろ。俺様の方で監視もしてるから、よっぽどのことがない限りは…だが」
「なんじゃ?そちには心当たりがあるのかえ?」
「……俺様達が考えるよりも人間ってのは、考えもしないようなことをするもんだぜ?」
「それには一理あるよなぁ。でなければ、悲惨な愛し子が出ることもなかったろうて…」
「そうですね。だからこそ、愚かな者は国ごと消える事になったんでしょうけど」
「…なぁ、ルーチェ」
「…なんでしょうか?ジルさん」
「俺、スゴイ話を聞いてる気がするんだが?」
「そうですね。でも聞かなかったことにすれば、心の平穏は保たれると思うよ」
「……そうする」
大事なのはこれからであって、過去ではないからね!
だけど、残念ことに人間は過去の過ちを再び犯したりもする…。
なんだろね?アレ。
今度は大丈夫!ってなんの根拠もなくやるのかね?
私にはムリだわぁ~。
「で?結局は、シリウスが頑張らないとダメってことで、おK?」
「そうだな。まぁ、話した通り彼奴がルーチェの所に来たら会ってやってくれ。他の事はサポート出来るように頑張るから」
「うむ。てか…アクベンスの愛し子、再び来襲!とかにはならないよね?」
「そこは迎賓塔と離れてるから、ルーチェがこの塔以外に出なければ大丈夫だと思う」
なんか微妙な言い方だが仕方がない。
来襲してきた前科持ちだからな。
なんだろ?今度イチャモン付けられたら、泣かせばいいのかしら?
「それはいい案だと思いますよ」
めっちゃ良い笑顔で、ロワが言い放った。
だよね~、泣かしても文句言われないよね?
え?物騒なことは考えるなって?
いやいやいや、来襲して来て反撃がないとか思ってるなら、可笑しいでしょ?
今までの我儘がここでも通ると思うな!!
私には優秀 (たぶん)な精霊が付いているのだ!!
かなり過激派も居るが、国が吹っ飛ぶ事だけは全力で阻止しようと思います。
だからお迎えが来るまで、大人しくしていてくれると嬉しいな~。
なのでシリウスには、人身御供になって頂きたいと思います。