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転生しても山あり谷あり!  作者: 月城 紅
ばんざーい!
136/152

変化

お久しぶりの投稿です・・・。


最近、いろいろな方の小説を読ませて頂いているのですが、月城は気付いてしまいました・・・。

月城の書く小説は、一話ずつが短いですよね・・・?

今後は少しづつ長くしていき、程よいお話を作っていきます!

 

 なんとも言えないお化け屋敷のデモンストレーションを、終えたルーチェさんです。

 私は何処で間違えたんでしょうか?

 疑問しか残りません・・・。


「ん~モンスターハウスに変更した時?」


「あれはやりがいがある」


「いやさ・・・あれ、怖がらすって意味じゃ違くね?」


「妾達の集大成ぞ」


「確かにもうちょっとリアリティが、必要じゃったか?」


「しかし、最後まで誰も辿り着けなかったとなると、変更が必要ですね」


「・・・・・わたくしからは、何も」


 ・・・・アレだな、これは暴走にゃんこのなせる業だな。

 もうルーチェさんには、止められません。


 私はお城の自室の扉を開けて・・・・閉めた。

 何故ならそこに、鬼が居たからだ。

 え?竜人だよね?角生えてなかった?


「ルーチェ~・・・入って来なさい!」


 その言葉にそっとドアを開けて、再び閉めた。

 振り返ると、こちらを見る十四の瞳。

 みんな不思議そうだ・・・。


 バンッ!ゴッ!!


「いった~あぁぁぁ!!!」


 バンッ!は扉が開く音ね。

 次のゴッ!!は私が扉にぶつかった音だよ!

 じゃなーーーい!!!むっちゃイタイ!!

 もう、ルーチェさん泣いちゃうよ!!


「ルーチェ、入って来なさいって言ったよね?」


 その言葉に、私の視線は彷徨う。

 うん。言われた。

 でも、明らかにオコなんだよ?!

 入りたくないよね?!


「ここで先延ばしにしても、後で怒られるのだから、嫌な事は早く済ませた方が良いですよ」


 的確なロワの言葉にぐうの音も出ないのだが・・・怒られる要素が私には見当たらない!

 が、扉の前であーだ、こーだやってても仕方が無いので、渋々部屋に足を踏み入れた。

 なんだか後ろで閉まる扉が、何かのゴングに聞こえる・・・。


「ルーチェ、俺がなんで怒ってるか分かる?」


 そのジルの言葉に首を傾げる。

 心当たりありません!


 因みに、ジルの頭には角が生えてる。ちゃんと・・・。

 竜への部分変化って出来るんだ・・・と無駄に関心しちゃう。


「いいからそこに座りなさい!」


 ジルの言葉に、正座する。

 その横をにゃんこ達素通り。

 え?怒られるの私だけ?


「ルーチェが責任者ですからね」


「みんな冷たい・・・」


 私の言葉を無視して、ロワ達はお腹空いた~お菓子食べた~いとほざいとる!なんてことだ!!


「ルーチェ」


 おおっと!気が逸れていた!


「怒られる要素が分からないのか?いいか、よく聞け。あんなお化け屋敷、花火大会に出店出来るか!!」


「えーーーー!!!!なんで?!」


「リーリアとカリマに聞いたぞ!騎士や魔導士が恐怖するお化け屋敷に、一般人が入れるわけねーだろ!心臓発作で死人がでるわ!」


「え~・・・今回はカリマさん達の要望に合わせて、ちょっとモンスターハウスに途中から変更しただけで、通常通りなら問題無いよ!」


「要望に合わせてって・・・お前な、騎士と魔導士がゴール出来ない場所で、一般人なんかもっと出来ねーだろ?」


「大丈夫だよ!!今回は、ホラ、みんなが、張り切り過ぎただけだよ」


 一生懸命にジルを説得する。

 これで今回の私の目玉が潰れてしまったら、ただの騎士と魔導士の訓練所になっちゃうし、お金儲けが出来ない!!

 他にも出店してる店に、技術提供として売り上げの一部を貰う様にはしてるけど、私がまるまるお金を稼げるのが、お化け屋敷だけなんだよ!!

 あんなに頑張ったのに!!


「ルーチェさん?よくお聞きなさい?お金を稼ぐことが悪いんじゃない。やり過ぎがダメなんだよ」


「大丈夫だって!だってジルは体験してないでしょ?私の世界だったら、モンスターが出なければアレくらい平気だよ!」


 私の言葉にうっ・・・と詰まるジルだが、譲らない。

 平行線を辿ったままの私達に、救世主が現れた!(主に私にだけど)

 シリウスが夕食を食べに来たのだ!


 あぁ、うん。

 もうね日課だから気にしないで?

 最近なんて、一緒に寝ないか?とまで言われ始めたんだから・・・。

 嫌がったら、むっちゃ悲しそうになって、本当にほんとーーーーに稀に、一緒に寝る事がある。

 あのしょぼーーーんとしたシリウスに、なんだかんだで弱いんだよね・・・私。


「ルーチェフルール、なぜ床に座っているんだ?それにジルも、角が出ているぞ。二人共どうしたんだ?」


 そう言いながら、私を立たせてくれる。

 が、足が痺れてふらついた!イタイ(泣)

 そして流れるような、抱っこ・・・。


 あれ?なんか私への対応が、子供扱いになってませんかね?

 そして誰もこれを不思議に思わないし、止めない・・・。

 いったい、シリウスはどうしたんだ?


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