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転生しても山あり谷あり!  作者: 月城 紅
ばんざーい!
126/152

引き連れてやって来たよ・・・。

 

 ハーイ!皆様お元気ですかぁ~?ルーチェさんは今日も元気ですよ~。

 ・・・・現在ルーチェさんは、ガッチリホールドされておりますが。


 前準備を終えて、清々しい気分で戻って来たのだが、シリウスに呼び出されて執務室に。

 でね、現在、私の片足ずつににゃんこが飛びついて来て、身動きが取れません。


「ルーチェフルール、帰って来たばかりで呼び出して、すまないな。私にはどうすることも出来なくてな・・・」


 シリウスを見ると、アロイスさん共々、疲労が見えます。

 で、再び足元のにゃんこを観察。


 右足には、尻尾が短いブチのにゃんこが。

 左足には、ハチワレにゃんこが。

 ひっつき虫のごとく、くっ付いている。


 コレは例のあれですね?

 遂に揃っちゃうんですね?


「あー・・・もしや、精霊の方々でしょうか?」


 分かっているさ!分かっているけど、確認は必要だよね!

 私の言葉に、にゃんこが勢い良く顔を上げる。


「そう!よくわかったね!!」


「申し訳ございません・・・」


 元気に答えたのは、ブチの子。

 謝って来たのは、ハチワレの子。

 ここで考えると、どうやらこの状況はブチちゃんが発端らしい・・・。


「取り敢えず、離して?」


 その言葉に、シタッと効果音が付きそうな感じで降り、立った。

 そしてブチちゃんは左前脚を外側斜めに、右前足は胸の位置。

 ハチワレちゃんは、ブチちゃんの鏡合わせの恰好を・・・・って分かりにくい!


 アレだよ!アレ!

 一時期ブームになった「本能寺の変~」で踊ってた人達の恰好!

 え?わかんない?それなら今から、Y〇uTu〇eで見てみろ!

 検索したら直ぐに出てくるから!!


 それともアッチのが分かりやすい?

「シャッキーン、あ〇ちゃんカッコいい!」の方。

 最近はコンビで活動してるの見ないけど・・・。


 取り敢えず、シャッキーン!って感じだね。

 戦隊ものみたいなポーズだね。

 あれ?これで七匹揃ったから、その内戦隊ものシリーズをネタにしてくるかも・・・。

 その時は私も楽しもう!


 ・・・って、話が逸れてる!

 取り敢えず・・・パチパチパチパチ。

 拍手を送ってはおきます。


「で?お二人はいつ来たの?既ににゃんこですが・・・」


「昨日来たんだよ!折角会いに来たんだから、にゃんこになってから会おうと思って!」


「急に来たのですが、ジルさんが急いでぬいぐるみを作ってくれたんです」


「そっかぁ~・・・。それで?」


「・・・・・!俺様は『リシェス』風の最高位精霊だ」


「わたくしは、『ロート』と申します。炎の高位精霊になります」


「どもども、ご丁寧に。私は御存じの通り、ルーチェフルールと申します」


 うむ。挨拶は大切だ。

 ここで第一印象が決まるからね!

 に、しても・・・高位精霊?最高位じゃなくて?


「ロートは高位精霊なんだ?」


「はい、そうです。炎の最高位精霊である『フェアトラ』様は、他の愛し子様と契約をされていますので」


「へぇーそうなんだ。取り敢えず・・・・皆でご飯食べよっか?ぬいぐるみに入ってるってことは、食べ物食べに来たんでしょ?それに他もメンバーにも会いたいだろうし」


「「よろしく(お願いします)」」


 と、たいへん元気なお返事を貰ったところで、シリウスとアロイスさんを見た。

 二人共安堵の表情を浮かべて、アロイスさんはご飯の用意の為に部屋を出て行った。


「すまないな、ルーチェフルール。私達では精霊に逆らうことなど出来なくてな・・・」


 シリウスは気まずそうに、冒頭と同じ言葉を紡いだ。


「いいよ~。私よりもシリウス達のが大変だったんじゃない?」


「あぁ・・・まぁ、そうだな。明日にはジルを労ってやってくれ、昨日は徹夜でぬいぐるみを作成したらしい」


 あー・・・一番の被害者はジルでしたか・・・。

 おかん属性は大変だね!


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