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転生しても山あり谷あり!  作者: 月城 紅
ばんざーい!
122/152

プレゼン 2

 

「では、次の問題!」


 どんどん進めて行くよ~。

 最後の問題が一番大切だから、一番時間が欲しいんだよね!


「えっと・・・屋台の出し物か?」


「そうだね・・・これまでにない屋台を出したいんだが・・・アレもコレもってなると人手が足りないんだよね・・・」


「一先ず、出したいのは何なんだ?」


「みんなは確か、『かき氷』と『たこ焼き』だっけ?」


「そうだね!」


「唐揚げはまだ出せない、と言う話だったじゃろ?」


「そうだね・・・唐揚げの味を左右する醤油が、全く以て足りない。最初は豊穣祭に向けてのお話だったから・・・」


「その二つだけで良いのか?ルーチェの事だから、他にもやりたいのがあるんだろ?」


 ・・・・なんだかんだで、ジルが一番私の事を分かってないかい?


「・・・・確かに俺は、ルーチェのことをよく分かっているとは思う。ただし、それは、危険予知だ。ほっておくと、どんどん話が広がる・・・」


 じーーーんって感動したのに・・・私の感動を一秒で壊したな!

 ならば、広げて進ぜよう!


「確かに夏!ってなればその二つも勿論だが、チョコバナナとかも作ってみたいよね!あっ!良いこと思いついた!スイーツ系は『美味しい夜明け』の皆に出店して貰ったら良いんじゃない?そんで他のも、騎士団とか魔導士団にも人出して貰えばいいんだよ!」


「おいおいおい!美味しい夜明けは別として、騎士団と魔導士団は街の巡回とかあるだろ!」


「あー・・・そか。でもそれって全員一斉になの?休憩入れて回すんじゃないの?」


「・・・いや、確かにそうだが。でもあいつらだって花火観たいだろうが」


「そうだね、仕事と言えチャンスがあれば観たいよね。私も屋台をしながら観たいもん」


 うわーーーと二人で、考える。

 が、大した名案も浮かばん。


「ならルーチェ、風の精霊に巡回をさせればいいのではないですか?」


 と、灰色にゃんこのロワさんから提案が。


「いや、流石にそれは無理だろ?風の精霊は一番気ままな奴が多い。契約している者達全員の精霊だけで常時、城下を見張る・・・なんて出来ないだろう」


「それは、人が精霊に依頼した場合ですよね」


「愛し子なら可能・・・と?」


「まぁ、可能でしょうけどそこもやっぱり、完全とは言い難いです」


「つまり?」


「上位の精霊からの命令を、下位の精霊は覆せません」


「と、言うことは、皆がお願いしたらいいんだね!」


「ルーチェ、ちょっと違うよ~。ルーチェお願いするのは、僕達で下位の精霊には僕達が『命令』するの!」


 ・・・・なんかブラック発言を頂いた気がします。

 そしてにゃんこだったから分からないが、私には見えた!ルスがものっっっそいいい笑顔っだのが。

 やっぱり精霊って基本的に、腹黒なのかしら?


「もう、いろいろツッコミは多いが、その方向でシリウスに頼んだら?」


 うーーむ。それで良いのか?

 まぁ、良いのかな?

 お礼で何か用意すれば良いかも!



「あっ!一番大事な話がまだ決まってない!」


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