開発 2
前回の「開発 1」で月城でもびっくりする誤字が沢山ありましたね・・・・。
完全に確認ミスです・・・。
訂正しました!
まさかの何からスタートしたらいいか分からない・・・・と言う見切り発車!
「と、言うかルーチェが求めるクーラーボックスは、ルーチェが必要としてるのか?」
・・・・・屋台で唐揚げ作るのに必要か?いや、必要だろ。
「お肉が腐らないようにするためには、必要だね!」
「そのクーラーボックスは、冷やしておくための物でしたよね?普通に箱に冷蔵の魔石を付けただけでは、だめなのでしょうか?」
「「・・・・・それでいい(ね)」」
何故に気が付かないのだルーチェフルールは。
そうだよ!この世界には氷とかの前に、魔石があるではないか!?
「でも、魔石って高いよね?そんなにホイホイ使えなくないかな?」
「確かに、一般家庭向けや業務用なんかは大きいのが必要だが、小さな箱に付けるくらいならそこまで大きくなくても大丈夫だろ」
「そうですね。一般的なのが銀貨十八~高くても三十枚程度なので、箱の大きさにもよりますが持ち運べる程度なら、銀貨一枚も必要ないと思います」
「え?なんでそんなに金額が違うの?魔石使ってる時点でもうちょっとするよね?」
「あー魔石には屑石があるんだよ。大きさが動力に見合わなくて余っちまうんだ。それをいったん崩して塊にしたりもするんだが、そっちのが手が掛かるから滅多にしない」
「で、そう言ったのは生活魔法が使えない人たちに、ちょっとした魔法が使える様にするために加工されるんです。主には指輪などですね。ランプなどもありますが」
なるほど・・・それはそれで使い道があると・・・・。
でもそうなると・・・
「意外と汎用が広いんでは?なんで今まで使われなかったのかな?」
「まぁ、そういった使い道が思いつかなかったってだけだろ。そもそも誰が考える?小さな冷蔵庫が欲しいなんて」
「ここに居ますが?ナニか?」
ジルったら喧嘩売ってるのかしら?
にこにこと黒い笑みで笑ったら、焦ってる(笑)
ルーチェさんに喧嘩を売ることは、世界の滅亡の危機に立たせると言う意味ですよ?
最近は精霊達が、ただの駄にゃんになっているからお忘れでしょうが!
「まぁまぁ、落ち着きましょう。二人共。では、冷やすのには屑魔石を使用するとして、箱はどう言った物を使いますか?冷蔵庫の様にしてしまうと、持ち運べなくなりますから」
「そ、そうだな!ルーチェの世界ではどんな物を使ってたんだ?」
「えーっと・・・・化学合成品?」
「・・・・なんだソレ?」
「プラスチック」
「・・・・全然分からん」
「軽くて丈夫なの。ガラスみたいに落としても割れないから、小さな子供のコップとかお皿とかにもなってたし、水筒の代わりとかにもなってる」
「なんだか便利な物ですね・・・」
「ルーチェの世界は本当に便利な物が多いな」
「まぁね!」
えぇ!便利な物が多いですよ。気が付くとソレも機械でやるの?!なんてことも日常的に起こりますな。
でも、便利になったぶん最近では、若い子たちが電話出来ないらしいね。
メールとか文字なら何度でも書き直せるけど、電話だと失敗出来ないから怖い・・・とか、知らない人と話すのが怖い・・・とか、便利になったぶん人と接する機会が少なくなるよね。
あの世界では、家から出なくても困らないからね!
買い物はネットでも出来るし、食品なんかもスーパーに注文して届けてくれるし・・・。
配達員さんに会いたくなければ、宅配ボックス使えばいいとか・・・・本当に引きこもり天国になりつつある。
でもね、私は思うんだ。
何が一番怖い?って聞かれたら“忘れられる事”だ。
一人で生活して、誰にも記憶に残らなくて、誰かに心配もされなくて、一人で死ぬの。
それが一番、怖い。
だから今世は例え一期一会でも、沢山の出会いがあると良いなぁ~。