開発 1
皆様、HELLO~今日も元気なルーチェフルールさんですよ~。
あのお豆ぱーてぃ~から数日たった今日この頃。
今日はあいにくの雨です。
さて今日はですね、大豆さんを今から準備するよ!
朝にシリウスから、キッチンの使用許可を貰ったのだが、お城のコックさん達の邪魔は出来ません!
なので使用はお昼過ぎて、午後からになりました。
私は空気を読めるお子様ですからね!
で、午後まで手が空いて暇になったのよ。
なーのーでー
「開発に勤しみまーす」
きょとん顔のメンバーに言いました。
因みに今日のメンバーは、監督兼保護者のジル、にゃんこ五匹、カリマさんでっす!
カリマさんは護衛も兼ねてるよ!
「正確には『護衛』が仕事なの。ルーチェがさせようとしているその他が、仕事外なの。わかる?」
ええ。わかりますとも。
だからと言って、私の心の中を読むのはよくないと思うなぁ~。
「その、したり顔・・・全然わかってないやつだ」
なんだよ~、ジルは細かいんだから!
「私に何をさせたいのかは分かりませんが、ルーチェフルール様とのことで仕事外の事などありませんよ。ルーチェフルール様が関わる事柄の全てになりますから」
「「カリマ(さん)・・・」」
なんていい人なんだ!!
しかも笑顔つき!ヤバい!コレは惚れる!
「あー・・・カリマ。あんまりルーチェを甘やかすなよ。それでなくてもシリウスが、これでもかって言うぐらい甘やかすのに・・・」
・・・・そうなのだ。
ここの王様ホントに大丈夫なの?って言うぐらい貢いでくる。
一番最近のは、服かな?
部屋のクローゼットが、いつの間にか拡張されてて、もうクローゼットって言うか衣装部屋になってて、そこに「もうすぐ夏だからな。それに最近は、畑も始めただろ?汚れてもいい服を作らせた。それからこれも・・・・・」って、ご飯作るって話もしたからエプロンドレスまであった・・・・。
えー・・・って思ったよ!
そんなに服なんてあっても勿体ないし、十五歳なんてまだまだ成長期だよ?勿論、私もまだまだ成長するきまんまんなの!なのに・・・既製品じゃなくてオーダーメイドの服を・・・。
シリウスにもちゃんと言ったんだけど、「小さくなればまた作ればいい」って言うし、お金が勿体ない!って言ったら「大丈夫だ。これぐらいは余裕で養える」って・・・そう言う意味じゃないんだけどな・・・・。
それに私が『お茶』が好きで、自分で淹れたりしてるのを知ったらしくて、今度は茶器を揃えたり、お茶の葉をくれたんだけど、ジルに聞いたら茶器は有名ブランドのオーダーメイド。
お茶の葉は、珍しくてなかなか手に入らない物だった・・・。
どっちも金額聞いたらどっちも凄かった・・・。
茶器は金貨二十枚・・・つまり、日本円換算で一千万。
茶葉はティースプーン一杯・・・約三gで銀貨一枚、日本円換算で一万円。
・・・・・・シリウスの貢っぷりがヤバい。
ホントにこの国大丈夫でしょうか?
・・・・・ってそうじゃない!
開発だよ、開発!
「今回の開発するものは『クーラーボックス』です!」
「前に言ってたヤツだよな?素材が~とか断熱材?が~とか言ってただろ?解決したのか?」
「えー・・・そこを今から解決していくのが、開発じゃないの?」
「それは、知らん」
「あの、二人共なんのお話なんでしょうか?」
・・・・・おっと!!カリマさんのお話しなければ!
とのことで、かくかくしかじか。
「つまり、食べ物などを冷たく保存する物なんですね?」
「そうですね!」
と、言うことで・・・何から始めたら良いのかしら?